移民関連の本を読んでいる。『「満州移民」の歴史社会学』(多分これも絶版か?)は、満州に渡った人たちの全体像がつかめる概要書。この本の7章では、中国に残留した女性にインタビューし、その人生を描こうと試みている。研究手法はライフヒトーリー的であり、興味を引く。前回ご紹介した『写真婚の妻たち』とは対照的に、インタビューイーのせりふはなく、すべて筆者が史実として報告するような形式で書かれている。ライフストーリーの描き方のひとつとして参考になる。
それにしても前回の「写真婚の妻たち」を読んでも感じたことだが、この時代の壮絶さには驚くばかりか、女性たちの生きていく力と知恵に敬意を表せずにはいられない。私の祖母の人生を聞いても同様の印象を受ける。現在の日本に移民として来日する方々にもたくましさと生命力と明るさが豊かにあり、そして適度なあきらめ感も彼らの生活を支える力となっていると感じる。
それにしても前回の「写真婚の妻たち」を読んでも感じたことだが、この時代の壮絶さには驚くばかりか、女性たちの生きていく力と知恵に敬意を表せずにはいられない。私の祖母の人生を聞いても同様の印象を受ける。現在の日本に移民として来日する方々にもたくましさと生命力と明るさが豊かにあり、そして適度なあきらめ感も彼らの生活を支える力となっていると感じる。
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