前回に続き「移民政策研究」学会誌の中の論文について。論文「結婚移住女性の適応過程と農村社会の変化」は、アジアの女性が日本人男性と結婚して農業を担いながらその社会に入っていく過程を研究しているが、受け入れる地域の変化にも着目して論じているところが大変興味深かった。来日した年代によってアジア女性が来日後の人生において何をしたか何ができるかが異なることを描くことで、その地域社会の土壌が変化していることが見えてくる。
在留資格の分類によって、来日する外国人は期待も分類されているように思う。そのような区分けが外国人に何らかのアイデンティティを押しつけることになっていると思う。このような外国人妻に対してはとくにそれが強烈に存在するように思う。しかし、この論文からはたくましく生きる移民女性の姿が見える。周りの「嫁」としての役割を期待という段階から脱却し、女性の自己実現のあり方までも示唆するかのような論文だ。
日本語教室はこういった問題に気付き、立ち向かえる立場にあるような小さな光も見える。
また、この論文の研究手法もとても参考になる。このような描き方もあるのだと知った。
在留資格の分類によって、来日する外国人は期待も分類されているように思う。そのような区分けが外国人に何らかのアイデンティティを押しつけることになっていると思う。このような外国人妻に対してはとくにそれが強烈に存在するように思う。しかし、この論文からはたくましく生きる移民女性の姿が見える。周りの「嫁」としての役割を期待という段階から脱却し、女性の自己実現のあり方までも示唆するかのような論文だ。
日本語教室はこういった問題に気付き、立ち向かえる立場にあるような小さな光も見える。
また、この論文の研究手法もとても参考になる。このような描き方もあるのだと知った。