Life be kind

人生が優しいものになるように暮らす私の好きなこと
おいしいものの食べ歩きかららフラや音楽などのあれこれです

親でなくても思いはわかる 

2014-08-08 | 心・禅・生き方
毎月8日の月命日は 父のことを特に思いめぐらす一日です  自分から見えてわかっている部分では(我慢強い人だったな)とか 逆にわからない部分では(あの時はどんな気持ちだったのかな)とか 自分なりに考えてみたりして


生徒のエリちゃんのご両親は共働きなので 同じ地区に住んでいるんだけど エリちゃん家からうちに来るまでの送迎のために 彼女のお祖母様が毎週 国立からここまで来られています

親が子を案ずる思いに その親が手伝えるところは手伝ってと 孫に会いたいのもあるのでしょうが いつもすごいなと思って感心してます

今回はこの熱中症予報が出るような暑さの中 そのお祖母様がお持ち下さったお菓子を頂いたのだけど それが受け取ったときにずっしりと感じて (2Lペットボトルくらいの重さ)驚いてしまいました  か細い腕で こんな暑い中で重いものを運ぶなんて・・


 
瓶に入っているので重量があります


父もそういえば リュックに果物いっぱい詰め込んで 両手にも何か持って 孫のところに出かけていたけど 孫のためともあるし それはまた自分の子のためでもあったとも思います


このお菓子の包装紙がとても可愛かったので レ・アントルメ国立はどんな方が作っているお店なのか見てみたら くにたちINDEXというHPで そちらのエビサワさんというパティシエさんがインタビューされていて 

『僕のうちは貧乏で 母親から「高校には行かせることができないと言われたんです」 僕は「ケーキ屋になるから大丈夫」って言ったんですよ』とあったのを読んで 胸がいっぱいになりました

16歳からこの道に入って シラクさんやミッテランさんなどのVIPのお菓子を作られるまでどれだけ苦労されたのかと その優しそうでステキな笑顔を見て思いました
同時に 親孝行な方だなとも感じました

親は子供のためならどんなことでもするのだから それがしてあげたくても出来ないという状況だったら 一番辛く思うのは親だったのだから こんなに大成されたら救われたのも親だと思います


私が20代のまだ若く独身だった時に 音楽教室でレッスン中に ある6歳の生徒が何度やっても弾けなくて 繰り返し繰り返し教えていた時に 後ろに座っていたその子のママが突然キレて
「まだ親にもなっていない先生(あなた)に 子供の気持ちなんてわかるわけない」と 自分の子を胸に抱え込んでワナワナされたことがありました

出来ないのを見てるのが辛かったのでしょうが(そのころ家庭でなんかあったのかも知れないし・) でも結婚出来るかもわからなかった時期の私には結構応えた言葉で 今も忘れていません(ってしつこいね)

今だったら だいぶ大人なので 『自分が親でなくても 私には親がいるから子供の気持ちはわかるし  逆に親になっても子の気持ちがわかる親ばかりではない』と禅問答のお坊さんのようなことも言えたんだけど 

親には忍耐力が要ると思います 見守る力というか 大きくは愛

父は我慢強かったなと 何も言わずともその姿で愛を教えてくれてたから 今こうして強くいられるように思います 


にほんブログ村 ライフスタイルブログ 都市生活へ