Life be kind

人生が優しいものになるように暮らす私の好きなこと
おいしいものの食べ歩きかららフラや音楽などのあれこれです

願い花と 虹のしずくの国の話

2014-07-12 | 音楽教室
生徒のアンちゃんは 7歳の女の子 ペリンという目に見えない妖精を連れてレッスンに来ます

アンちゃんがうちに来るときに ドアを開けて見ていると 彼女の後ろには いつも近所の猫がくっついて歩いているから 
「また猫ちゃんがアンちゃん見て 寄ってきたね」というと
「猫って?」と 本人はまるで気付いていない様子 
妖精は見えるのに 私に見える猫は 彼女には見えてないのでしょうか?


ピアノの宿題が上手に弾けたから 丸いシールを教本にぺたんと貼りました
そのシールのまわりにアンちゃんがさささと花びらを加えて(ねがい花 さきました)と書き添えたので 「願い花ってなに?」と訊いたところからアンちゃんの世界のお話が またもや始まりとなりました


「願い花はね ペリンの国にだけ咲いているお花  その国にはね ひみつのいいものがあって それは虹が出たときに採れる『虹のしずく』っていうんだけど それを飲むと5年間 元気で病気もしないの   アンはね 5歳の時に飲んだから 今年は七五三なんだけど(だから髪の毛伸ばし始めたの ほら) だからあと3年したらまた飲むんだよ」と


「ところで 今日 ペリンちゃんは一緒に来たの?」と訊いたら まっすぐ見上げて指差して
「あの本棚のところで さっきまでチェリージュース飲んでたんだけど いまは半分寝てるよ」と うふふと笑って言いました



「今日はエリザベスもいるよ」というから 新しい登場人物の名前に「だぁれ?」と言ったら

「エリザベスは ワンちゃんの名前  そのワンちゃんはね エリザベス女王の肖像画をたった2分で模写したから それ以来エリザベスって名前をつけられたの」

模写って言葉を7歳が使えるんですね・・・
ってことより 「ワンちゃんでも絵が描けるんだね」と言ったら なんでそんな当たり前のこときくの?ってな顔して


「ペリンの国では 人間も犬も一緒なの  動物だってみんな立ったり喋ったりするのよ
エリザベスはペリンにも育てられたけど 山の動物たちにも育てられたから 木にも登れるし リスみたいにドングリだってとれるの 茂みでコケモモもとったりしてね
なんだってできるワンちゃんなの」

夢があるっていいな
うちのワンちゃんが 立ったり 喋ったり そんな様子が目に浮かんでしまって 目頭が熱くなって危うく泣きそうでした


「あ・ペリンが起きてね 先生のその長い髪の毛 3本だけ貸してって  三つ編みの練習するって」

・・・・・・・・・
7歳でこのような話を即興で出来るだけの力があるって ホントすごいなと思います
アンちゃんが大人になって 高名な作家にでもなったら こんな話をしていたよと伝えてみたいです


フラのシーズンになり これからはイベント目白押しです  昨日は舞台用にネイルもしてきて
 
これで頑張って踊りましょっと

願い花って 叶ったら咲くのかな? お願い事をしたら 願いのつぼみがひとつずつできるのかしら?

どちらにしても 自分の願い花がひとつでも多く咲くように 日々精進するしかないですね



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おさがりと下がって嬉しいモノ

2014-06-06 | 音楽教室
今日6日は 小学生の子達が口々に 「お泊りに行くの」とか 「お休みがある」とか嬉しそうに教えてくれて知ったのだけど 都内の私立小学校は先生方の研修でお休み日のようです
そういえばと 横浜市では6月の開港記念日に学校がお休みだったことも思い出し 休日以外に休みがあるって 子供でもなぜか嬉しかったことも思い出しました

笑顔がとっても可愛い天ちゃんは小学3年生

写すよ~って言うと いつものように うふふふって笑ってて

こうして後ろから見ると 小さくて足をぶらぶらさせていた3年前よりずいぶんお姉ちゃんになってきたなと 
「天ちゃん 制服 今まで何回買い換えたの?」と訊いたら
「おさがりもらってるから 買わない~」っと歌うように言いました

一人っ子のはずだけど・・・?
「あのね いとこと あと はとこのも もらった~」
親族揃って同じ私立小なんて ちょっとすごい

おさがりっていいな~ 言葉も含めてあったかい感じがします 

さがるといえば 上がるのと下がるのと どっちが嬉しいかといえば気持ちでも何でも多分に上がる方が嬉しいのだけど 
下がって嬉しかったものもあり それは中性脂肪の数値で(って急にオジサン話になりますが)
基準値30~149となっているのに 4年前は採血前にトンカツ定食を食べたのもあるけど 238・・と どうして良いかわからない数値だったのが 
フラをやってから下がり続けて 食生活は以前と変わらないのに今は60前後で落ち着いてます
 
運動もしないでいた頃より 緩やかな運動でも日々続けていることが 健康でいられるわけのひとつかなと実感しています
 

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感覚は自分のもの

2014-05-24 | 音楽教室
A3の手提げバッグ3つ分縦に並べたら すっぽり隠れてしまうくらい 現在身長100センチほどの 5歳児ゆ~ちゃん
目がクリクリしてとっても可愛い子です

半年前 初めてうちの教室に来た時には 30分間ずっとママの後ろに隠れていました

私は 宥めず 媚びず 機嫌も取らずで ママさんとただ普通に会話してたんだけど
それは この子がママの陰から 全身の全神経で私を観察しているのをわかっていたし

本人が人に対してもモノにでも 自分にとって(大丈夫かorダメか)を決める感覚は 他人にはコントロールできない所にあると思います

感情も同じく
「笑って」とか「泣いて」とか「怒って」とか指示されても
笑顔は作れても おかしくもないのに声出して笑えないし 怒ってもいないのに怒れない

逆に泣くのも途中で止められないというか・・
以前も小2の女の子だったけど レッスンが始まる前から不機嫌で いきなり泣きわめいて止まらず
そばにいた保護者に訊いたら 帰りのスクールバス(アメリカンスクール)で 意地悪言われたとか

大波小波でひとしきり泣いたら 気が済んだのか照れくさそうに笑ってました
 

気持ちってどうにもならないけど 私は今はだいぶ大人なものだから
見方を変えたり 解釈を変えたりして 心の持ちようをスライドさせることが出来るだけで

それでも好き嫌いはきっと誰にでもあるし これも大人だと『嫌い』ってのを(なんとか我慢できるかも)レベルくらいまでには
社会的訓練で出来るようになっても 正直言ったら(ほんとはムリなんだけど)ってとこかも知れず
 
なので人様の子供たちを見ていると それは小さな世界の中でもがき迷いながら 心に素直に生きているだけのように見えます 

本当は見つけて欲しいから隠れてみたり
本当にわかってほしいから泣いてみたり

小さなゆ~ちゃんは 今はひとりでトコトコ入ってきて 大きな声で歌いながら からだいっぱいで楽しそうにピアノを弾きます

何でも無理しないのが一番
つならなくなったら止めたらいいし
好きならばいつまでもつきあうし 見捨てないし ずっと大切にしてくつもりで

それは何に対しても 自分のことも含めて そんな感じでいます


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視点を変えたら

2014-04-24 | 音楽教室
レッスンではありがたいことに有形無形の頂き物があります それぞれのモノから受ける気づきもたくさんで

旅行のお土産で戴いた可愛い薄紫の布小物を見て ふと思ったのは
これは その方から見た私のイメージ色なのか 或いはその方の好きな色なのかと
相手をイメージして好きそうな色を贈る人もいれば 自分の好きな色を贈る人もいるし そのどちらにも愛はありますが


2年生になったばかりのりーちゃんが「あのね せんせこれあげます」としっとりあったかい掌の中から キラキラの貝殻をくれました
「このまえ しおひがりにいったから ママとつくったの」と

貝殻をきれいに洗って お酢につけて白くして そしてキラキラのマニキュアを塗ったらしいです

そういえば・・と自分の子供の頃には宝箱があって 可愛い便箋一枚から イラストの入った香り付きのテッシュ1枚でも 
宝箱を開いて眺めていると幸せだったそんな気持ちが蘇って
その箱を見ている自分を思い出し その時の自分の見えていた世界も思い出して ちょっと胸がいっぱいになりました


もひとつ またもやアンちゃんから お話の贈り物も
「ママがね やきそばつくってて キャベツがね フライパンから ぽんって ちょっととびだしちゃったの」 と話し 
炒め物の時って 飛んでくことあるある~と聞いてたら

「アンね 『ママ やきそばはなびが ぽーんてとんだね  きょうは やさいのくにの おまつりだね』っていったの」と続けて言いました

小さい子達は 罪なき詩人です・・・・・焼きそば花火か~

感動したからと 今度私がフライパンから野菜炒めを飛ばしたとして
「野菜の国の お祭りや~」とかうちで言ってみても
「おまえは彦摩呂か」とか ダンナに言われるくらいかなと思うけど 

いつも自分の視点からばかりでなく 相手からの視点 子供からの視点 子供の時の視点
そこからどう見えるのか 見えていたのかも忘れたくないなと思ったレッスン日の一日でした 
  

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妖精を連れてくる子

2014-03-28 | 音楽教室
7歳のアンちゃんは割と近所なので 小さいけどひとりでレッスンに通ってきています

「あのね きょうはね ペリンときたの」と玄関で靴を脱ぎながら話すから「どこにいるの」と訊いたらば
「ペリンはわたしにしかみえない 妖精なの」ですと

ピアノの前に座って 私がちょっと横を向いたときに ポンポンとピアノを鳴らして「いまペリンがひいたのよ」って うぷって笑いました


多分思い出せないだけで私にも妖精が見えてたときが あったはず 
見えるものだけではなく 見えないものが世界をハッピーにするね

「アンちゃんって可愛いねぇ」と言うと嬉しそうな顔で
「アンね きのうまで お熱がたくさんあって きょうはさがったからピアノにきたの」と・・・・・
これまた目に見えない風邪菌もお連れさまのようで


ペリンちゃん ちとリアル


私はインフルエンザの予防接種は大人になってからしたことないけど 運良く長いこと伝染らずにいます
密室でのレッスンだけど このアンチバクテリアのアロマスプレーが効いているみたいです






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さよならの向う側

2014-03-17 | 音楽教室
引っ越していくマー君が 最後のレッスンで手紙をくれました


 A4サイズ


「何回も書き直ししました~」とママ
卒園の記念にも この力作を載せておきましょ

教本をバッグにしまいながら「このほん さいごまでぜ~~んぶひいて またくるね きいてね」と
ばいばーいって言ってから何度も戻ってきて 最後はママに引っ張ってかれました

マー君可愛くてね  レッスンが終わるたびにいつも抱きついたりじゃれてきて 無邪気にケタケタ笑って・・
小学校に合格した時から引越しを知らされていたのと 精一杯触れ合えて送り出せたので 今回私は泣きませんでした


この仕事には出会いが多い分 別れも同じ数だけあります


一昨年の小2のショー君の時は 心残りでまるでだめでした


あの日 母子揃って最後のご挨拶に来てくれて
「せんせい これ」ってモジモジしながら渡してくれた手紙には 黒い鉛筆1本で描かれた手の平くらいのインコの絵がありました

「朝から部屋にこもって ずっと描いてて・・」とママ
点描のように 鳥の羽根の1枚 うぶ毛の1本1本までも丁寧に描かれていて

(うちのインコです この絵は じょうずですか?)とだけ書いてありました

「せんせい このまえあげたお菓子 おいしかったですか?」とか こどもなのに自分の話をするよりも 私の感想を聞きたがる子でした

じょうずですか?の中にショー君らしさを感じて 鳥の羽根全部描き写してきた中に心を感じてポロポロ涙が出てしまい

もっとたくさん褒めてあげたかったな・・・
 


♪ Thank you for your kindness  Thank you for your tenderness

Thank you for your smile  Thank you for your love

Thank you for your everything  さよならのかわりに~♪ (by阿木燿子さん)

この時期口ずさむ 好きなメロディです




   




10年選手に電報を

2014-03-13 | 音楽教室
昨夜のレッスンで生徒のKさんから「ちょっと早めですが」とホワイトデーのお菓子を頂きました

「先生のと・・こっちはカミさんにも同じものを買ったんです」

カミさん(笑)刑事コロンボみたいでかわいい


いつもごちそうさまです




生徒のKさんはうちの教室に来て12年

メールアドレスの中にも~piano@と入れるくらいピアノがお好きな方です

物事をあるレベルまで習得するには『1万時間の法則』からするとざっと10年くらいかかるとして

そんな10年選手のKさんはいろんな壁を乗り越えて 今では毎回楽しそうに弾かれてます


帰りがけに「私 明日還暦迎えるんです」と言われました「自分でもびっくりで」と

おめでとう~とは言ったけど 帰られてからちょっと考えてお祝い電報を贈ろうと思いつきました



今日 押し花の電報がKさんの元に届くはず
メールよりも喜んでくれるかな♪

その押し花の部分は取り外せてコースターになると書いてあったから
祝杯の下に敷いて使ってくれたらいいな♪