『空の名前』
ずっと忘れていた本。
ドリカムの『眼鏡越しの空』を聴いていて,その歌詞に出てくる本。
「そうだ,持ってたんだ,この本!」と想い出し,本棚の奥の奥から引っ張り出してきた。
今の家に引っ越してきてから初めてひらいた。
いっけん,図鑑?と思うのだが,ちょっと違う。
空や天気,季節の移ろいに関する日本語,古典文学の一節や歳時記などから選ばれた言葉が,それをイメージした写真と共に紹介されている。
写真の数は316点。つまり,それだけの言葉が紹介されているのだ。
類似語を合わせると,もっと。
写真の分類?索引(構成)も素晴らしい。
序章.気象学による雲の分類法
1.雲の章
2.水の章
3.氷の章
4.風の章
5.季節の章
季節の章に,『二十四節季』もちゃんと載ってるではないかっ!(笑)
少し前,二十四節気について話題にしたばかりだったので。
たとえば,画像で添付した「天使(ヤコブ)の梯子」の解説。
旧約聖書創生の記第28章を引用し,以下のような文章が記されています。
「雲の切れ間から射し込む,幾筋もの神々しい御光は,あたかも天と地を行き交うための階段
のように思えます。そこでヨーロッパではこれを天使の梯子,ヤコブの梯子といっているのです」
宮沢賢治でいうところの「光のパイプオルガン」だ。
日本気象協会に勤務されていた高橋さん。
まえがきに「気象学上の用語は原則として取り上げませんでした」とあるが,序章だけは,雲の章での俗称をイメージしやすいように,簡単な解説を載せている。
写真の趣味が高じてこの本を出すことになった高橋健司さんいわく,
「地球がスタジオ」だそうだ。
美しい自然,美しい日本の風景,美しい日本の言葉たち…。
もっともっと知りたい。出会いたい。
空を眺めよう。もっと。
外に出て,ほんの小さいな感動でもいい。味わっておこう。
この本もしばらくは手元に置いて眺めることにしよう。
そうして,また,この詩を想い出した。
最初の質問
ずっと忘れていた本。
ドリカムの『眼鏡越しの空』を聴いていて,その歌詞に出てくる本。
「そうだ,持ってたんだ,この本!」と想い出し,本棚の奥の奥から引っ張り出してきた。
今の家に引っ越してきてから初めてひらいた。
いっけん,図鑑?と思うのだが,ちょっと違う。
空や天気,季節の移ろいに関する日本語,古典文学の一節や歳時記などから選ばれた言葉が,それをイメージした写真と共に紹介されている。
写真の数は316点。つまり,それだけの言葉が紹介されているのだ。
類似語を合わせると,もっと。
写真の分類?索引(構成)も素晴らしい。
序章.気象学による雲の分類法
1.雲の章
2.水の章
3.氷の章
4.風の章
5.季節の章
季節の章に,『二十四節季』もちゃんと載ってるではないかっ!(笑)
少し前,二十四節気について話題にしたばかりだったので。
たとえば,画像で添付した「天使(ヤコブ)の梯子」の解説。
旧約聖書創生の記第28章を引用し,以下のような文章が記されています。
「雲の切れ間から射し込む,幾筋もの神々しい御光は,あたかも天と地を行き交うための階段
のように思えます。そこでヨーロッパではこれを天使の梯子,ヤコブの梯子といっているのです」
宮沢賢治でいうところの「光のパイプオルガン」だ。
日本気象協会に勤務されていた高橋さん。
まえがきに「気象学上の用語は原則として取り上げませんでした」とあるが,序章だけは,雲の章での俗称をイメージしやすいように,簡単な解説を載せている。
写真の趣味が高じてこの本を出すことになった高橋健司さんいわく,
「地球がスタジオ」だそうだ。
美しい自然,美しい日本の風景,美しい日本の言葉たち…。
もっともっと知りたい。出会いたい。
空を眺めよう。もっと。
外に出て,ほんの小さいな感動でもいい。味わっておこう。
この本もしばらくは手元に置いて眺めることにしよう。
そうして,また,この詩を想い出した。
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