狂電関人の写真庫

狂電関人本人のこれまでの写真のストックを思うまま徒然に表現。お立ち寄りの際には一言コメントをいただけると幸いです。

雨のばんもの

2017年06月19日 18時55分37秒 | 昔の写真

今週は、遠征に向けて蒸機撮影のイメトレ。

10年前のコマから、800万画素のフォーサーズ機で必死に列車を追っかけていた時代。



スペックギリギリの暗さの中、阿賀野川を渡るばんもの。
かえって銀塩にも似たコンディションが今は新鮮。



夢中で振る連続カットで踏切と草木が被っているが、
キャブ内の緊張感が伝わってくる。
シゴナナのサイドビューには惚れ惚れ。

2007年 ばんもの@日出谷~鹿瀬

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Swinging on the Gio

2017年06月18日 09時24分10秒 | 徒然鉄ネタ

期せずして大糸線記事が続く。

日本の中でも造山運動のメカニズムがはっきり判る代表的な地形の上を、
右に左にと急流姫川沿いに海辺から高原地に一気に登る大糸北線。
地震大国だからこそ、この資源を有する鉄路を有効活用して欲しいものである。



イグゾーストも軽快に海辺の平野部から山間部に分け入るキハ。
わずか40キロ弱の路程に目まぐるしく変化する景色に大地のメカニズムを巧くハイブリッドした観光鉄道を期待して。

2007年2月

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山へ

2017年06月17日 08時34分59秒 | 徒然鉄ネタ

今年で102年目の鉄路。
私鉄オリエンティドのトラス架線柱、そして素晴らしい山の眺めもこの景色はさほど変わらぬのでは。
猛々しく聳える山々へと向けて走り去る大町貨物。
昔から機関車は正面から撮るよりもこうやって後追い気味に撮る方が力強く見えて好きだ。



今も昔もこの安曇沓掛の景色が山が見える鉄道風景の中で不動のナンバーワンである。
恋い焦がれて立ったこの時は生憎の高曇りで山々は見えるもののその迫りくる雄大さは味わえず、
固く再訪を誓ったのであった。
雄大な山景色への憧れゴコロと山へ向かってモーター音を上げるロクマルのベクトルがシンクロする。

1981年早春

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水上驟雨

2017年06月15日 20時19分10秒 | 国鉄・JR 関東

もう4年も経つが、七夕に合わせた彦星号と織姫号の蒸機列車同士の離合を乗車して体験したく出かけた。
その時のアップした写真を組み替えて表現し直し。
水上に到着すぐに彦星と織姫の逢瀬を妬んだかのような驟雨が水上を襲う。
その突然の雨を逆手にとって、撮影を楽しんだ。

旧型客車ほど雨が似合う車両は無いと思う。



県境に立ちはだかる屏風のような山によって
夏の上昇気流は驟雨を齎す。
バラバラバラッとホームの屋根も客車の屋根も音を立てて。



窓を濡らす雨は外界を物語風に仕立てて
いつもと違う景色にする。
雨だれの向こうの山ガールは果たして・・・。



クーラーでは味わえない一服の涼をくれた驟雨は、あっという間に上がり、
暫し雨音だけだったホームにやがて蒸機の息遣いが近づいてくる。

2013年七夕 水上

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DE10客車列車エレジー

2017年06月13日 08時38分35秒 | 徒然鉄ネタ

日曜日にDE10が久々にJR線上で営業客車列車を牽いた記事を書いたら、
DE10が牽いた客車の時代の勝田線のことを思い出した。
撮影したのは折しも国鉄の合理化の波によって勝田線がDCのみになるというニュースを聞きつけた頃だったと記憶する。
客レの運用は朝夕のみでこの時は吉塚を16:39に出る831レに乗車して折り返しの832レで戻ってくるというあわただしい撮影。
なにしろ大学受験を控えた高校3年に上がった春のことである。



到着後、車掌と機関士が点呼し合う傍から慌ただしく解結作業~機回し。



831は17:10勝田着で24分後832で出発する。
大きく傾いた春の陽に鈍く光るDEの躯体が力強い。



沿線の国鉄自前の炭鉱で賑わったのも今は昔。
福岡への至近近郊にも拘らず通勤路線としての開発は廃止まで放置されたままであった。
とても身近に存在した短くも旅情たっぷりの客車列車。

1979年4月 勝田線

コメント (8)
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