明けない夜はない

膣ガンステージ、肝臓に遠隔転移あり。只今経過観察中。そんな私の心の叫びと、乗り越えて来た事、あれこれ。

インドの時間②

2007-09-07 10:25:38 | 

皆様、こんにちは
もう9月を過ぎたと言うのに、まだまだ蒸し暑い京都です。(ノД`)

さて。
引き続き、インド旅にお付き合い下さいませ。
今回は、デリー~バラナシ編です。

<ムールガンダ・クティー寺院>

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<8/13日>天気は曇り
雨期との事だったので、湿気ムンムン。日本の梅雨よりジメーって感じか。

今日は、デリーよりバラナシへ飛行機にて移動。
まずは、空港まで車で揺られる事1時間弱。
昨日と同じ風景。通りを物売りの子供達が行きかう。
ちょっと切ない。しかし、買えない。買うつもりも無いんだが。

空港に着き、到着時と同様、スーツケースを持ってあげると言い、
沢山人が寄ってくる。それを振り切り、ガイドと一緒にカウンターにチェックイン。
ちょっと焦ってる様子のゴーさん。あ、ゴーさんと言うのは、ガイドの名前。
名前が長いから、短縮して「ゴー、トヨンデネ」との事だった。以下ゴーさんで。
なんで、焦ってるの?って聞くと、どうやら飛行機が時間通りに飛ばないらしい。
さすがは、インド。逆に定刻通りに出発出来る方が、少ないかも。(@_@)
彼は、インド人。英語は堪能だけど、日本語はカタコト。
あ、もちろんヒンズー語も、ペラペラ。
ガイドの説明は出来るけど、こちらの意思を伝え、理解してもらうのには苦労する。

インドは、国内線でもセキュリティーチェックが厳しい。
手荷物も、中身までチェックされ、女性男性分かれて、ボディーチェックを受ける。
女性のチェックは、女性の係員がしてくれる。
外から見えないように、布で覆われた箱?みたいのに入って
頭から足の先までソフトタッチされチェック。もちろん、問題無し。

暫く空港内の待合室で待った。席が隣りのインド人が、暇つぶしに、「数読」の
ゲームをやっていた。日本の数読がこっちで流行っているのか。
表記は「sudoku」だったけど。インド式計算と、関係あるのかな。
私は暇だったので、キョロキョロ人間ウォッチングしていたら、
帽子を被った品の良さそうな、日本人を発見。子供連れ。
よーく見てみると、俳優の榎木孝之だった。連れてた坊ちゃんも、品が良かった。
さすがは、芸能人。バラナシへ行く様子。

そろそろ時間・・・って事で、飛行機に乗る。
ナント滑走路をバスで移動・・・(@_@)タラップを上って飛行機へ。
タラップの上り降りの際、下へ向かって手を振りたくなるのは、私だけか?^_^;
この飛行機、国内線の割りにとてもキレイで、広い。ヽ(´ー`)ノ
デカ夫婦の私達も、ちょっと安心な造り。
国際線で乗った10時間半の飛行機とは、エライ違い。サービスも、CAも。
バラナシまでは、1時間チョイとの事だったけど、ちゃんと機内食も出た。
例の如く、ベジ仕様とノンベジ仕様を頼んでみた。
違いが、あまり解らなかったけど。
無事バラナシへ着いたら、外は雨。
湿気が倍増で、軽くミストサウナへ入ってるような感じ。
常時、湿ってるみたいなね。お肌には、良さそうかな。
バラナシの空港はかなり寂れた感じ。
あちこちに御用聞きがたむろしてる。デリーの空港の雰囲気と全く違う。
地域柄なのか。とても切羽詰まった感じで寄ってくる。
真っ黒に日焼けした、なんとも言えない痩せた人達。

のろのろしてる私達を置いて、ゴーさんはさっさと先へ。^_^;
そして、今日お世話になるドライバーさんと合流。
真っ白に手入れされ、磨いてあると思われる自慢の車。ソレに私達は乗った。
これから、四大仏跡の一つで、ブッダ(釈尊)が最初に説法を説いたとされる、
「サルナート」と、「ムールガンダ・クティー寺院」を見学。
その間、車窓より風景を撮ってみた。殺風景。
デリーに比べ、バラナシはとても田舎なんだなと、しみじみ思った。

サルナートへ着くと、凄い厳戒体勢。
警官は、ライフル銃なんか持ってるし、観光客にも厳しい。
ゴーさん曰く、8/15日が独立記念日で、人が多いからと言う事と、
月曜日は、お祭りの日らしい。だから、普段より外に出る人々が多いようだった。
寺院とサルナートへ続く道には、観光客が来る事を知ってか、
施しを要求する人や、物乞いの人達が沢山居た。(子供達も沢山)
「Hello、give me money」カタコトの英語。
なんで、英語を知ってるんだろうか。しかも、「恵んで下さい」って言葉を。
彼ら、末端の階級の人々は、教育を受けていない人々が多いらしい。

まずは、ムールガンダ・クティー寺院へ。
花壇に囲まれた、キレイな寺院。
中に入るには、靴、靴下を脱がなければならない。
その際、靴を靴箱へ預けるんだけど、そこに係りの男性が立っている。
どうやら、寺院の中に入ってる間、靴を取られないように見ててやるから、
お金置いていけって事らしい。靴を見張っておくのが彼の仕事。
ゴーさんが靴を預けるから、私達も預けた。10ルピー。(約30円くらい)
中に入ると、壁一面にブッダの生涯を書いた壁画がある。
撮影OKらしいので、撮ってみた。

その後、外に出て周りを撮ってみた。菩提樹の木が、なんだか「仏教」を思わせる。
私達日本人にとっては、仏教は馴染みがあるけど、
インドと言う国自体、ほぼ「ヒンズー教」信仰者で成り立っている。
仏教は、ちょっと寂れた?衰退した?って感じ。

その後、大急ぎで隣にある、考古学博物館を見学し、
車に戻った。いっぱい日本人観光客とも出くわした。

今日の泊まる宿は、田舎で侘しい場所に似合わず、
清潔に保ってあるホテルだった。
しかし、通りを1本入れば、田舎暮らしで貧しい人達が住んで居る。
なんだか、その裏で私達がそこそこ贅沢にしていると思うと、
後ろめたい気もする。でも彼らは、贅沢と言う事を、知らない。

外に出ないように、外でモノを買わないよう、ゴーさんより注意される。
なんでも、10倍~吹っかけてモノを売るらしい。
今晩のディナーは、タンドリー料理。(窯焼き料理)
もちろん、カレーも。美味しかった。満腹満足。
デザートにアイスキャンデーが出た。マンゴー味。
そして、インド特有のシメのデザートは3種。甘過ぎ。^_^;
ホテルに戻り、この後就寝。
シャワーからお湯が出る事が、嬉しい。
明日は、いよいよハイライトの「ガンジス河」へ。とても楽しみ。
朝日を拝む予定なので、5時出発。ハヨ寝なアカンな。
ワクワク興奮すると、眠れないので、睡眠薬を飲んでぐっすり寝る事に。

<長い階段を見ると、ポーズとりたくなる、アフォな私です@ホテル内>

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ホテルのように設備が整っている場所以外では、お手洗いに紙が無い。
友達に前もって言われていたので、芯を抜いたトイレットペーパーが役立った。

貧しい暮らしをしている人々が多い一方で、過剰なサービスも目立つ。
過激にききすぎのエアコン。設定温度が10度台だった。
その傍らで、暑い中真っ黒に日焼けしながら外で働く人々。
これは、もちろん階級により仕事内容、住む場所が違う。

ヒンズー教の教えで、人の食べ残した物は不浄であるので、
食べ残しは全て廃棄処分。
飢えた人々が居る中で、私達観光客には、過剰過ぎるくらいに、
食べ物が次から次へと出て来た。
そして、その食べ切れない分は廃棄になるんだな・・・と考えると、
さっき出会った末端の子供達に、手を付けて無い分だけでも、
あげたい気持ちになる。

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次回インドの時間③は、メインイベントの一つ、「ガンジス河」編です。
どうぞ、よろしくお願い致します

インドの時間②の写真はこちらよりどうぞ。
アルバムを開く→右端のタブの「スライドショー」よりご覧頂くと、
画像が大きいです。

最後まで読んで下さり、どうもありがとう