明けない夜はない

膣ガンステージ、肝臓に遠隔転移あり。只今経過観察中。そんな私の心の叫びと、乗り越えて来た事、あれこれ。

月イチ外来3月編①

2007-03-27 19:54:50 | 月イチ外来
皆様こんにちは

今回の記事はとっても長いので、2つに分けました。
どうやら、10.000文字以上は、入れられない模様・・・。
絵文字や、画像なども、文字数に入るので、10.000文字規制は、微妙だわー

やっぱ、暑さ寒さも彼岸までだった。
それ以来、毎日暖かな日々が続いてる京都。
昨日は、めちゃんこ晴れだったのに、今日は打って変わって、
雨降りDAY(´д`)そんな昨日は、外来DAY

スタートは、10:00のCT検査から。
今回も、造影剤付きだから、4時間前から絶食に。(´д`)
しかし、朝食を食べないと私は力が出ないので、4時間前を逆算して、
朝食を摂る為に、かなりの早起きよー。^_^;起床時間は、5:15。
辺りは暗くて、まだ新聞も来てませんー。(´ヘ`;)

朝食を済ませ、身だしなみを整え、用意をする。
今日はCT検査があるから、金具が付いて無い下着と、
針刺しを両腕にする予定だから、容易に腕をまくり上げられる服をチョイス。
全てよし。さぁ、出発。 向かうはS医大


<我がS医大。只今、病棟増築工事中>


<病院敷地内に、バス停があります。アーケードが付いてるから、
雨降りでも濡れないよ>



今日の私の病院内での流れイメージ
①10:00→CT検査
②11:00→女性外来
③外来の待ち時間と、CT検査後の空き時間に、採血。

10:00になる15分前を目標に、病院へ着くはずが、40分前に着いちゃった。^_^;
ヒマだなーって再来受付をして、ぼーっとしてると、
ある事を思い出した。

【造影剤を入れる前に採血をしなければ、正確な数値が測れない!】

と言う事を。(@_@)
そうなれば、CT検査の前に、採血を受けなればならない!
その旨をキチンと確認すべく、9:30の時点で3F女性外来で確認。
3Fまで、上がらなきゃ。^_^;
結果、やっぱ先に採血をしなきゃいけない事に。
ちゃんと先に教えておいてよー。^_^;
次は、下がらなきゃ。向かうは、2F中央検査室。

週明けの中央検査室は、めちゃんこ人混み。
患者さんでいっぱい。(@_@) 採血待ちが、25人ほど。
これって、10:00のCTに間に合わないかも・・・。(´ヘ`;)
中央検査室の受付で、10:00からCT検査の予約をしてあるとの事を伝えると、
受付のおばさまが、放射線室に「クランベリさん、採血で遅れます」と
連絡してくれて、25人待ちの採血を済ませ、
向かうは、1F放射線検査室へ。

なのに、急いでる私を、思わず呼び止める人、約1名。
「クランベリーちゃーん!」
あ、Yおばちゃんだわ。(*´ー`*)
でも、私はとっても急いでいるのに、 それを察してないYおばちゃん。(笑)
「後で、外来の待ち時間で、お話ししよーね」と言い放ち、
私は、その場を離れ、 全力疾走手前の速度で、1Fへ下りた。

10:00の予約に少し遅れちゃったから、CT検査の受付で
「遅れてごめんなさい、クランベリーです」と、言ったら受付の方が、

「本日、クランベリーさん、MRIも検査予約入ってますよね?
 採血はもうお済みですね?」

と、聞かれた。

「へ?今日MRIなんて、しませんよ、CTだけですよ」

と、受付の方に告げると、

「いやいや、女性診療科のN先生から、オーダー入ってますよ!」

って。(@_@)私は、

「なんかの間違いじゃ無いですか、同姓同名とか・・・。」
と、言いながら、後で診察があるので、詳しく聞いて見ます。と言った。
まさか、筒に2度も入るのか?(@_@)
聞いてませんよー(・3・)ハイ!

少し待つ事10分ほどで、私が呼ばれた。
検査着を着なくても、金具レスだから、そのまんま検査室へ。

CTは半年ブリ。
私は寝っころがってるだけで、機械が撮影をしてくれる。
手は、上に上げてバンザイのポーズ。
検査室には、私一人ぽっちだから、
なんだか、冷静に考えると、バンザイしてる大人が1人・・・。
ちょっと笑える、絵ズラです。(ノ´∀`*)アハッ
その際のお約束文句は、

「息を吸って吐いて、止めて下さい!」

ね。(笑)

すぐさっきに、左手で採血をとったので、次は右手を出して造影剤。
ヤツが入って来ると、2分も経たない間に、全身へ周り、
体がカーッって熱くなる。
変な匂いも感じるし、ふんっふんと鼻息を出して、
その匂いを確認したり。^_^;

あっと言う間に、CT検査終了。
看護師さんと、技師さんから、プリントを渡され、そこには、

「本日、あなたは造影剤を体内に入れました。
 お酒以外の水分を沢山とって、体外へ排出して下さい」

と、書かれてあった。
うーん、今日はお酒を飲んじゃダメなのねん。( ´Д⊂

次は、女性診療科へ。3Fへ上らなきゃ。
今日はこれで上がり下がり、何度しただろう?^_^;
私にとっては、何時間もの時間が流れた気がしたけど、
まだこの時点では、11時5分前。11:00の外来予約には、セーフ。
でも、ま、ここから待たされるんだけどね。(・3・)ハイ!

予想通り、Yおばちゃんがちょこんと、待合で座って居たので、
隣りに座って、お喋りをした。聞くところによると、今年に入って、
リンパがパンパンに腫れちゃって(足の付け根)高熱が続いてたので、
こないだまで入院してたのよーって。
手術後も、後遺症が沢山襲って来て、怖いわー( ´Д⊂との事だった。

Yおばちゃんと話してると、必ず共通の仲間のIさんの話が出て来る。
(Iさんの登場シーンは、ここ
私は、11月のヤク入れ卒業以来、病棟へは行ってないし、
夏以来彼女と、会えていなかった。
どうしてるか、とっても心配だったんだけど、
お互いの連絡先を交換するのを、忘れたまんま時が経って、会えず終いで。
Yおばちゃんも、同じようにIさんを、心配していて、
会えて居なかったみたい。
Iさんどうしてるのかなー?この日も2人でそんな話しをしていた。
そして、話しが盛り上がってる頃、先に私が中から呼ばれた。
今日は、Yおばちゃんより私が先だった。(^_^)v

主治医Nに呼ばれて診察室へ入ると、いきなり目を奪う光景が!
今まで、ワイルド系の髪型だった主治医Nが、
そびえ立つ青いカリアゲに、変身していた。(@_@)
その髪型が、とっても美しく整然と切り揃えてあって、
「あ、こりゃ昨日散髪したんだろーなー」って一目瞭然だった。
おひげも、ツルツルだったし。(N先生は、お肌もキレイ)
失礼なんだけど、噴出しそうになっちゃって、
自分を抑えるのに必死だった。(笑)
先生の髪型と、先生自体の本質なんて、なんにも変わらないのに。
ごめんなさい、笑えました。(。→ˇ艸←)プッ

そして、開口一番、

「今日、MRI撮って帰ってね! もう、1年半も撮ってなかったからさー、
 いっぺんに同じ日に済んだ方が良いでしょ? あ、時間は14:20~だから」

と・・・。^_^;やっぱ、本当の話だったのね・・・。
同姓同名の人じゃ無くて。
なんて、急な話なのー(*/□\*)
しかも、MRIまで時間めっちゃあるし。
ほんとは、この診察の後、
今日は、税務署へ行く予定だったのに。( ´Д⊂

とぶつくさ私が言うと、主治医Nが、

「連絡が付かなくてさー、 ほらクランベリーさんのご実家の電話番号、
 カルテに載せて無いから、自宅に連絡入れたんだけど・・・ 急でごめんねー」

あ、そっかー。私連絡先を、ずっと自宅を書いてるもんだから、
連絡係りの方が、解らないのか・・・。
そりゃ、仕方無いわな。
実家で居候中って事は、知らないもんな。

どうやら、MRIは思い付きでは無くて、
少し前から計画してあった模様。^_^;

「MRI検査あるから、クランベリーさん、 ランチ食べちゃダメだよ。 
 あ、又造影剤入れるから! でも付き添いの旦那様は、食べても良いからね」

冗談のつもりか?^_^;
ひゃー、私はご飯ヌキっすか?(´ヘ`;)
でも、5時起きして、朝食食べて来ておいて、良かったよ。(笑)

あー、検査まで時間がいっぱいあるなー、
でもご飯食べられないしなーって、
ぶつくさ私が言ってるのを聞いて、主治医Nが、

「M女医も病棟にまだ居るから、 久々に、病棟行って話しでもしておいでよ。
  時間潰れるじゃない(^_^)v」

と。おぉー、ナイスアイデア。そーしよか。
そして、すぐその後に、

「今日は、やりたい事が2つあります(^_^)v  1つは内診、
 そしてもう1つは細胞診」

満面の笑みで私に言った。
あー、一気に憂鬱・・・。ま、覚悟はしてたけど。
そして、なんで先生そんなにテンション高いんですか?^_^;

「クランベリーさんには、最初に言っておかないと、
 時間配分もあるし、診させてくれない恐れもあるしね」

あー、私の性格をよくご存知で・・・。
すみません、お手数掛けます。
面倒な患者で、ごめんなさい。<(_ _)>
(ま、これ読んでるわけ無いけど)


そして、先月の血液検査の結果からの解説。
(本日分は、間に合わなかった)
コレステ以外は、全て問題無し。
(基準値220よりは、上回ってる)
そしてコレステ付いて疑問があったので、聞いてみましたよ。
疑問その①

「食事制限をしたりした方が良いですか? この食品は食べない方が良いとか、
 逆に、これを摂ればコレステを抑えられますよとか、ありますか」

と聞くと、N先生は、

「クランベリーさんの場合、食事制限する必要は無いし、
 今の値だったら気にしなくて良いよ(^_^)v
 一般的な事を言うなら、動物性脂肪を抑えて、
 植物性たんぱく質を多く摂れば良いと、言われているけどね。
 肉より魚中心の、食生活も良いとされているよ。」

と言われたので、
「私、お肉なんて月に数えるほどしか食べないのになー」って言ったら、

「そんなに、神経質に考えなくても、大丈夫だから。 コレステも大切だけど、
 骨が弱くなる事の方が、深刻だよ。」

と言われ、カルシウム強化を言われた。
私の場合は、食べ物から沢山摂る事が、出来ないとしたら、
補助的な意味で、サプリメントを飲んでも良いよとの、
事だった。病院処方で「お薬」としても、カルシウムは出してもらえるとの事。
今回は、オーダーしてもらわなかったけど。

今更こんな事言ったって、わかってた事なんだけど、
卵巣機能がストップしてるのに、どうして人工的な出血が作れるのか?と、
疑問だったので、聞いてみた。疑問その②、
女性ホルモン剤「ルトラール」と「プレマリン」について。

先生の考えでは、私には女性ホルモンが治療によって奪われた為に、
それを補充する目的で、飲んでいた女性ホルモン剤。
そして、計画的に刺激を送ることで、人工的出血を見込んでいたけど、
私の体は、ひねくれモノ。
人工的出血ならず・・・。(´ヘ`;)
予定日より、1週間を過ぎたこの日も、まだ出血が起こらず。

子宮の真上からも、バンバン照射された為に、子宮の機能も低下中。
だから、出血が起こらなくなっているらしい。
これから、女性ホルモンを飲み続けて刺激を送り続ける事で、
もしかしたら、反応してくれるかも、知れないとの事。

卵を作る工場は、撤去はしてはいないけど閉鎖中で、
使い物にならないし「無排卵」状態。
ココは、刺激云々の話しでは、動かない。これ現実。(´ヘ`;)
だから、いくら出血が起こって、子宮機能が回復したとしても、
卵が排出されないんだから、
妊娠の可能性なんて、無いんだけど。(・3・)

そして、ルトラールとプレマリンのお薬説明に、
長期に渡り飲み続けると、「乳がん」になる確率が高くなると、
記されていたので、 その疑問も聞いてみた。疑問その③
すると、

「今、クランベリーさんの中に、無ければならないモノが、
 失われているわけ!(女性ホルモン) それを、補充するだけの事だもん
 これを飲んだからって、 乳がんになる確率が高くなるなんて、心配無いよ。
 でも、ある上に飲んでる方は、確率が高くなるかも知れない。
 元々女性ホルモンがあるのに、それ以上に、
 摂る事になるから。(過剰摂取) もし、仮に乳がんになっていたとしても、
 それは、女性ホルモン剤のせいじゃ無いよ、
 元々あなたが、持っていたモノって、 事になるね。
 自治体から、検査があるでしょ? 2年に一度で良いんだから、
 一度受けてみるのも、手かも知れないね」

と言われた。疑問が晴れて安心した。(^_^)v
そして、いよいよ内診。c(>ω<)ゞ

診察室と、内診室は分かれているので、内診室へ移動。
準備をして、先生待ち。^_^;
(私が準備をしているこの間にも、 先生は、隣りの診察室で
別の患者さんの話を聞いて診察している。)
しばらくして主治医Nが来られたので、

「カーテン開けても良いですか?」

と、言って全開にしてもらって、内診+細胞診開始。
すると、隣りの内診室からも、「怖かったら、カーテン開けても良いよー」と、
違う先生の声が聞こえて来た。
最近は、カーテンを開けて内診を、受ける患者が増えて来た模様。
うちの病院では、患者が選べるようになっている。
(カーテン閉め派と、カーテン開け派と)
私は、初めからカーテン開け派だったけど。

この日は、看護師さんも隣りの内診室
(診察室は4つ、内診室は3つある)を、
往復していて、慌しかった。
産科医不足だけじゃ無く、看護師も不足してるんだね。
でも、外来ではいつもの看護師さん。
この方だから、安心出来るって言うのがある。

私の病変があった箇所は、内診する際の入り口にあたり、
しかも放射線を当てて、皮膚が硬化してる事もあり、
従来の内診の見方じゃ、痛くて器具が入りにくい。
だから、いつもの事なんだけど、お尻から触診されるんだけど、
これって、恥ずかしい。(笑)
そして、先生の掛け声は、

「ちょっと、ごめんねー、
 キモイ感じするけど、 我慢してー、力抜いてねー」

とね。^_^;そして、その後、

「クランベリーさん、生理があった頃、 生理痛って酷かった?」

と言われた。うーんとな、遥か昔で忘れたなー、
でも確かそんなキツイ痛みは、なかったはず。
イヴだって、ノーシンだって、バッファリンだって、
周りの友達は飲んでいたけど、私は飲まなかったもんなー。
と、主治医Nに言うと、

「子宮が大きいから、酷かったのかな?と思ったんだよ」

「え?!大きいって何?腫れてるって事? それって、ヤバイって事ですか?」

と聞き直したら、

「いやいや、ただ子宮の大きな人は、 本来生理痛が、酷い方が多いから、
 そうだったのかな?と思ったんだよ、 大きいから悪いとかじゃ無いから」

と・・・。ちと意味深ね。(´д`)
ま、使い道が無いんだから、デカくても、ちっこくても、
意味無いんだけどねー。(ノ´∀`*)アハッ

内診が終わり、再び診察室へ。
近いうちに、肉をもぎとるパッチン検査もやるからと、
(組織診か?)
脅かされた。(´ヘ`;)こ、こ、怖い。痛い。
お薬は、引き続き「ルトラール」と「プレマリン」で女性ホルモンを、補充。
同じ用量、同じ飲み方。
それに加え、又眠れない日が私は多くなったと話すと、
睡眠薬「レンドルミン」と「ハルシオン」どっちにするか、
迷ったけど、結局今まで通り、「レンドルミン」を処方してもらった。

今日も、診て下さりどうもありがとうございましたと、
部屋を後にしようとした時、
PC画面の患者さんの名前が、「次、Y」となっていた。(笑)
順番で、私のすぐ次は、Yおばちゃんだったんだね。
診察室を出て、Yおばちゃんに、

「次、Yおばちゃんだよ、すぐ呼ばれるから!お先でした。またねー」

と手を振って別れた。この時、まだ12時くらい。
14:20からの検査だし、20分前に検査室へ向かうとしても、
2時間ちょいも時間がある。ご飯食べられないし、
でも水分いっぱい取って、造影剤出さなきゃならんしで、
とりあえず売店へ向かって、飲み物を買う事にした。

午後の話と、この日のパワーチャージ品は、この次の記事で