２０１７／１１／２４ 「マイ・ベスト・フレンド」

「マイ・ベスト・フレンド」

ミリー　（トニー・コレット）
ジェス　ミリーの親友（ドリュー・バリモア）
ミランダ　ミリーの母。女優（ジャクリーン・ビセット）
キット　ミリーの夫（ジェームズ・ボンドを夢見た男の主役）
ジェイゴ　ジェスの夫
スカーレット　ミリーの娘
ベン　ミリーの息子

起：ミリーとジェスは親友。
承：ミリーは癌で余命わずかとわかる。
転：励ましたりケンカしたりで、２人は残りの時間を一緒に過ごす。
結：ミリーは死に、ジェスは彼女ほどの親友は出来ないだろうと思う。

　転校生ジェスは、ミリーと親しくなる。
キスもセックスも妊娠も常にミリーが先。
ミリーはバンド仲間キットと結婚。
ジェスは環境保全活動で知り合ったジェイゴと結婚する。
２人は家族同然の付き合いを続け、ジェスのほとんどの写真にミリーが写ってきた。
これまでは。
　ある時、ミリーが乳がんと診断される。
夫婦でショックを受けるが、化学療法を受ける事に。
キットは家事の役に立たず、ジェスに助けを求める。
医師に乳房切除を勧められたミリーはショックを受ける。
結局、ミリーは乳房を切除。
彼女を気遣い、ジェスは妊娠を言い出せないでいた。
キットは誕生日パーティを企画するが、
さらし者にされるのは嫌だと、ミリーは姿を消してしまう。
　ミリーはジェスと旅に出る。
２人ではしゃぐが、ミリーがホテルに男を呼んだ事にジェスはショックを受ける。
夫がいるのに人生最悪の選択だと責め、ジェスはミリーを残して帰ってしまう。
　ミリーの母ミランダに説得され、ジェスはミリーと和解する。
ミリーはガンが転移して脳腫瘍となり、余命が宣告されていた。
キットとの関係もぎこちなくなるが、何とか修復。
　ジェスが産気付くが、油田で働くジェイゴは間に合いそうもない。
ミリーは助けに行くと言い出し、大騒ぎに。
キットは止めるが、ミランダが連れ出す。
ジェイゴからも連絡が入り、皆で励ましてジェスは無事出産する。
　それからしばらくして、ジェスは弱っているミリーに添い寝。
気が付くと、ミリーは静かに息を引き取っていた。
　ジェスは再び妊娠。キットの家族とは親しい関係を続ける。
ジェスは新しい友人を作ろうとするが、ミリーほどの親友はできないだろう。

　と言う訳で、トニー・コレットとドリュー・バリモア共演のドラマ。
バリモアちゃんが出てるからラブコメを期待したけど、そうではなかった。
コレットとバリモアは幼い頃からいつも一緒の親友。
それぞれの家族も、また家族の様な関係。
初体験も結婚も妊娠もコレットが先で、バリモアは体外受精でようやく妊娠。
喜びを分かち合いたいところだが、コレットが癌に侵されていたと知ると言う展開。
難病ものと卑下した見方をした事もあるが、
親友２人で真面目に取り組む様に好感が持てる。
一番のツボは、バリモアの出産の為に、コレットが病室を抜け出てかけつけるシーン。
それに協力するのが母親ジャクリーン・ビセット。
往年の面影を少し残しつつ、ちょっと嫌なタイプの母親を演じてます。
コレットとバリモアのどちらに感情移入するかも、この映画を見る上で面白い点だが、
どちらの目線で見ても良いです。