ISIの上にも30x年

映画を見た時の感想を入れときます

2014/04/27 「ヒッチコック」

2014-04-27 00:00:00 | 日記
「ヒッチコック」

ヒッチコック 映画監督(アンソニー・ホプキンス)
アルマ 妻(ヘレン・ミレン)
アンソニー・パーキンス 俳優
ジャネット・リー 女優(スカーレット・ヨハンソン)
ヴェラ・マイルズ 女優(ジェシカ・ビール)
ペギー 秘書
ウイット アルマに協力を求める
ステファノ 脚本家(ラルフ・マッチオ)
倫理委員会の男 (カートウッド・スミス)
エド・ゲイン 映画のモデルになった殺人犯

 ヒッチコック監督の「北北西に進路をとれ」は好評だが、
記者からは60歳でもう引退ではとの指摘も出る。
意表をつく映画を作りたいと、殺人鬼エド・ゲインをモデルにした小説サイコに注目。
これには映画会社も妻アルマも否定的で、安上がりなホラーになるだけと言われる。
それでもアルマと相談し、主演女優を序盤で殺して観客を驚かせる事を思いつく。
国中の本屋からサイコの小説を回収し、結末を秘密にする。
会社は金を出さないため、自分でお金を調達し、会社は配給のみする事に。
主演男優はアンソニー・パーキンス、主演女優はジャネット・リーが選ばれる。
妹役は、会社との契約が残っていたヴェラ・マイルズに。
彼女はかつて「めまい」のヒロイン候補だったが、
妊娠が原因で降板し、ヒッチコックは裏切られたと感じていた経緯があった。
撮影が開始するが、ヒッチコックが倒れ、スタッフは混乱。
映画会社は代理の監督を提案するが、アルマが拒否する。
復帰したヒッチコックは、アルマがウイットの企画に協力している事に嫉妬。
アルマを怒らせるが、ヒッチコックは彼女なしでは映画を作れないと悟る。
ウイットの仕事が終わりアルマが復帰。
倫理委員会はシャワーシーンを問題視するが、何とか公開を認めさせる。
公開されると作品は好評で、ヒッチコック最大のヒットとなる。
すぐに次の作品「鳥」をひらめくが、サイコを超えるヒット作は出なかった。

 と言うわけで、サスペンスの巨匠と言われたヒッチコック自身を映画化。
アンソニー・ホプキンスが特殊メイクでヒッチに扮するなんて、
グロテスクな企画だと思ったが。。。
北北西に進路をとれが成功したヒッチだが、酷評もあり、引退もささやかれる。
ならば世間を見返してやろうと、アンネの日記や007の企画を断り、
安っぽく思えるホラー小説サイコに目をつけ、ヒッチならではの作品にすると宣言。
映画会社が殺人鬼の話に消極的だったり、
女優(特にベラ・マイルズ)と確執があったり、
シャワーシーンに倫理委員会が難色を示したり。
実はヒッチ映画のかなりの部分を妻アルマが握っているのだが、
ヒッチはそのアルマの浮気を疑ったりもする。
サスペンス映画のテキストと言うべきヒッチ映画の裏側が見られるのは面白いが、
30分のドキュメンタリーで十分と言う感も。
ところで、マッチオがちょい役で出ていたので驚いた。言われないとわからない感じ。
ヒッチ自身をこっそり出すと言う発想はなかったのかな?(案外やってたりして)
コメント
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