栄子ママの箏だより

時々お箏のお稽古をしています。

ようこそ! 『栄子ママの箏だより』にお越しいただきありがとうございます。

2005年の夏、ふとしたご縁でブログを書き始めました。
今までお世話になった方たちに近況報告のつもりでほぼ毎日更新しています。
<坂の上の雲>の街に住んでバタバタと暮らしている<栄子ママのこと>を書き加えていきたいと思っています。

トオル

2024-08-23 23:08:52 | お箏
16:03 一遍忌に
夫の母方のお墓参りをすませ帰宅途中の車内から

〇 金曜日、今夜の箏曲鑑賞は
地歌箏曲 『融』
【詞章】
あの籬(まがき)が島の松蔭に 明月に舟を浮かべ
月宮殿の白衣(はくえ)の袖も
三五夜中の新月の色 千重振るや雪を廻らす雲の袖

さすや桂の枝々に 光を花と散らすよそほひ
ここにも名に立つ白河の 波の あら面白の曲水の盃
受けたり受けたり 遊舞の袖

あら面白の遊楽や そも明月のその中に
まだ初月(はつづき)の宵々に 影も姿も少きは

如何なるいはれなるらん
それは西岫に 入日の未だ近ければ その影に隱さるる
たとへば月のある夜は 星の薄きが如くなり

青陽の春の始めには 霞む夕べの遠山
黛の色に三日月の影を舟にもたとへたり
また水中の遊魚は釣り針と疑ふ 雲上の飛鳥は弓の影とも驚く
一輪も降らず万水も昇らず 
鳥は池辺の樹に宿(しゅく)し 魚は月下の波に伏す
聞くとも飽かじ秋の夜の鳥も鳴き

鐘も聞こえて月もはや影傾きて明方の
雲となり雨となる この光陰に誘はれて月の都に入り給ふ装ひ
あら名残惜しの面影や あら名残惜しの面影 

〇 近くの広場で≪盆踊り≫


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