Earth Spiral

Survival&Creative life. 
大地と魂の声を聴き、自分の道を歩め

カルトによってイメージ悪くなって困るもの

2022-07-27 | 日記的な
アウェアネスとかスピリチュアリティとかは、人間にとって大事なものです。それが、カルトによってイメージが悪くなっている。
オウム真理教の時には瞑想やヨガが怪しまれたことは覚えている方もいると思います。
ヨガや瞑想がまた流行りだしたのは、空白の30年のおかげなのでしょうか。すっかりカルト問題がマスメディアにあがってこなくなっていたので。
大事なものも、商業的に利用されて軽薄なものになったり、カルトに利用されて怪しいものになったりと、なかなか人間って大変なもんです。
問題になっているカルト団体の勧誘の手口など、複数の専門家によって明かされているのを見ると巧妙すぎて恐ろしいぐらいです。
カルト宗教と健全な宗教の違いは「人権侵害をしているか否かだ」と、鈴木エイトさんや同じくカルト新聞の藤倉さんは言っていて、シンプルでよい定義と思いました。だからカルトとは宗教とは限らず、商業カルト、自己啓発カルトなどもあるらしい。
たとえば1億円献金したとして、それが自分の自由意志か否かということになりますが、洗脳されていたら本人は自分の自由意志と主張するでしょうし、客観的に観るといや違うよ、となるので、難しいところです。
統一教会の手口としては、聞いたところ、すぐに勧誘せずに、だんだん仲良しになっていき信頼関係をつくっていくらしい。うちの母もコンサートに誘われていったら帰りに美味しいクッキーをもらって、その次も誘われたから言ったら、美味しいもの食べておしゃべりするだけだったけど、なんか変だと感じ統一教会だと思ったらしく、それから行かなくなったそう。最近聞いた話です。
誘われるがままに、楽しいからといって行ってると、セミナーがあったり合宿があったり、合宿の日数が長くなり、しまいには「あなたは、ここに導かれるべくして来たのです」とか言われて、感動して号泣して入信に至るらしいです。
「感動」とか「感情を動かされる」って、ちょっと曲者だと思うんですよ。ネットメディアでも〇〇で感動!とか感動を消費するようなもの、あるので自覚的になっておかないとヤバいと思います。なにしろ、受け身なのがヤバいです。
本人の気づきを促して、自分で気づくことを大事にしていく、というのは健全な教育の中でも重要な方法です。自分で気づいて、自分で考える力を養うということ。
しかし、それさえも、洗脳してしまえば「本人は自分で気づいて自分で考えて決めた」と思う状態にコントロールできるのが恐ろしい。
洗脳手法はそれまでその人が持っていた価値観をぶっ壊すこと。つまり拠り所としていたものを無くすということ。「それは変だ」「あなたは騙されている」「それじゃダメだ」と言われて、徹底的に破壊される。陰謀論にはまるのも、それに近いものがあります。今まで信じてたマスメディアや政府はウソついてたんだ、みたいな。
そこに、新しい物語を注入していく、というのが最近の洗脳手法のトレンドらしいです。何かに似てますな。
その新しい物語が文鮮明がつくった、インチキ教義だったり、〇アノンとかが示すストーリーであったり、プーチンの妄想歴史観だったりする。そしてその物語を語って聞かせた後に、「信じる必要はありません。あなたが決めることです」という(プーは言わないかも)。恐ろしや。
まあでも、人権侵害がそこにあるか否かは判断の対象と考えて間違いないでしょう。そのワールドに入っていない人を非難したり、サタンと言ったり、処刑されたと喜んだりするのは、実力行使はしていないにせよ、分断のエナジーを垂れ流していることになるので、そこの識別力、人権意識を高めること大事。
日本人ってそこが弱いと思うので、そこを鍛えることで、これからの日本もましになっていくかもしれない。そこが弱いからこそヘイトやジェンダー意識の偏りが続いているのだろうから。

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