Earth Spiral

Survival&Creative life. 
大地と魂の声を聴き、自分の道を歩め

あなたがいてもいなくても同じだ

2018-01-23 | [Earth Spiral もりとアートの学校]
そんな風に言われたら凹みますよね。
でも、私たちは学校で、
そういう教育を受けてきていないか?
という話。

いくつか前の記事でも書きましたが、
スピリチュアリティ教育について本を読んだりしています。

今読んでいる本は『スピリチュアリティと教育』。
関連分野の9名の方の小論集です。


その中の、「大学全体の教養劇場化を目指して/上田紀行」の小論を読みました。
筆者は東京工業大学でリベラルアーツ教育に取り組む方。
参考サイト:リベラルアーツについて知る

読んでいてまず、そうそう!と思ったのがこれ。

「スピリチュアルな領域を扱うことがスピリチュアリティ教育とは限らない」

ということ。

扱う分野/教育そのものに分けて考えた時に、4つの領域ができます。

1.スピリチュアル領域を扱い、なおかつスピリチュアルな教育
2.スピリチュアル領域を扱うが、スピリチュアルでない教育
3.スピリチュアル領域を扱わないが、スピリチュアルな教育
4.スピリチュアル領域を扱い、スピリチュアルな教育

となる。ちょっとややこしいですね。
そして「スピリチュアル領域」と「スピリチュアルな教育」の
双方とも、定義ははっきりしていません。
「スピリチュアルな」なのかが曖昧なので、
「スピリチュアルではない教育とは何か?」
ということから検証しています。

大学の授業について。

大学教授の話は眠くなるとよく言いますね。
大学に限らずだと思いますが。
教える側が一方的に自分の思っていることを、
つらつらと話すだけ。

教員は、その背後から

「あなたたちがここにいてもいなくても、
世界は全く変化せず、同じように進んでいく」

というメタメッセージを送っていることになると考えられます。

大学に限らず、小学校の時から、
「これって、何のために勉強すんのかな?」
と思うことはありませんでしたでしょうか?

世界には、決まった答えがあり、
決まった流れがあり、自分が何をしようとそれは変わらない。
自分ではない誰かが動かしている世界…。

そういう感覚を持ってしまうわけですね。
そんなんは、どんな領域を扱っていても、
スピリチュアルな教育とは言えないということ。

   「あなたがいてもいなくても同じだ」
   というメッセージほど魂を傷つけるものはない。

   (大学全体の教養劇場化を目指して/上田紀行)

なるほど、そうですね~。

教育がそんなことでは社会はよくならんですね。
なんかやる気にならないな~。
という無気力は、魂が傷つけられているからなのかもな。

一方では、大学にだってちゃんと人を育てるという目線で、
スピリチュアリティ溢れる教育をしている先生だって、
たくさんいることと思います。

教える側が義務感(指導要領が決まってるとか)だったり、
学ぶ側も義務感(単位をとれればいいや的な)だと、
そういう構図に陥りやすいのかもしれません。

義務感ということは、自発的ではなく、
誰かから押し付けられてやっている感覚だと思いますので、
もし、めっちゃつまらない授業だったとしても、
受ける側が「なんでも吸収しよう、学びとってやろう」
という気概があれば、何からでも学べるのだとも思います。

しかし、伝える気のないつまらない授業ばかり聞かされていたら、
最初はやる気のある学生でも、
だんだんどうでもよくなって来たりするでしょうな。

というわけで、曖昧なスピリチュアルな教育って、
じゃあ、なんなのだろうか?について、
ここから一つ言えることとしては、
「人から力を奪う」「やる気をなくす」教育は、
スピリチュアルじゃないってことになりますかね。

教育に限らずですが、
「自分がいてもいなくても関係ない」
「自分が何かやっても世界は変わらない」
と、私たちは何かによって、
そう思い込まされていないか?
ということも常々意識したいものです。

最後に、映画監督のホドロフスキーの言葉を紹介します。

「きみがこの世で最も必要としているもの、
それを作りだすために君は生まれてきた」

そうだと思うよ。

--------------------------------------------------------
【Earth Spiralについて】
磐梯朝日国立公園に位置する裏磐梯で、
個人セッション、ワークショップ、講座などをやっています。

フェイスブックページ Earth Spiral

Earth Spiralリトリートルーム
・魂とつながるエクササイズ
・ハーバルタロット&ヒーリング
・アート・オブ・タッチ
などを行っています。

Anju Nakamori
フェイスブック(フォローはご自由に。お友だちはリアルにあっている方のみ)
ツイッター





最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。