Earth Spiral

Survival&Creative life. 
大地と魂の声を聴き、自分の道を歩め

ヨモギ染め&アキグミ染め

2010-07-11 | パーマカルチャー的暮らし
うちの庭はヨモギ帝國です。
有用植物のヨモギ、出来るだけ残しておきたいのですが、
それだと他の植物を植える場所がなくなってしまいます…
というぐらい、ヨモギだらけ。

お茶用のも大分たまってきたし、薬用にはもっと後に採取するのがいいし、
今、刈り取ったのは、何か有効活用…と思って、思い切って草木染をすることに。

相模湖時代は、ラッキーなことにお隣さんが、染めと織りを本格的にやっている方だったので、
実際に、いろいろ実験しながら教えてもらいました。
雑草を使った雑草染め!とかいいながら、その時々でいろんなことをやっていました。
媒染剤もいろんな種類があったので、一つの植物で4種類ぐらいの色の変化を楽しめました。
ただ、一緒に遊んでいただけな感じですが、いろんなこと、
感覚で覚えていたりするので、今となっては、師匠と呼ばせていただきます。

ヨモギ染めはその時もやってるので、門前の小僧なんとかで、
さび釘に木酢液を入れて、酸化鉄をつくり、石灰を水に溶かして石灰媒染だけは、
自分でつくってみました。



生のヨモギも入れたのですが、乾燥したものが大量にあったので、
それを使用したためか、いつもよりも短時間で濃い目の染液が出来ました。



出来上がりはというと、こんな感じ。
石灰は置く時間が短かったせいか、薄い色しか出なかったので、
結局、みんな鉄媒染でやりました。

そして次の日…
剪定したアキグミ。どうしても、この葉っぱをただ捨てるのは…
という、気持ちがむくむく沸いてきて、また草木染をやることに。
ぐつぐつ煮ていても、いっこうにヨモギのように濃くなる気配がない…
半透明の黄色い液体なのです。
まあ、よくある黄色かなぁと思いながら、
アキグミは花も白だし、実は赤だけれど、そんな色出るわけないし…
と師匠がよくやっていた、植物からどんな色素があるかという予測をしてみたりして。

2~3回、葉っぱを出し入れして、ざるいっぱいぐらいしかに出さなかったので、
あまり、期待せずに、まずは石灰に。
黄色がでそうと思ったので、石灰でしつこく2~3回、入れたり出したりしてみたら、
だんだんと、赤みが出てくるではありませんか! ちょっと薄ピンク?
それを見ているうちに、酸化鉄でもやりたくなったので、
昨日仕込んでおいた酸化鉄を取り出すと、これもまた、昨日使った即席とは様子が違い、
真っ黒な液体になっていました。おお~。これでいいのか?

アキグミの染液に浸したシャツを、鉄媒染に入れてみると、
あ~ら不思議、なんと、紫&グレーの渋い色!!
ブラックベリーでやったときのような感動が!



出来た作品は、ちょっと紫が写真にうまく写らなかったのでなしですが、
すごく微妙な紫がかったグレーとなりました。

あとで、アキグミの残った葉っぱを染色用に枝から切り落としていたら、
枝が微妙に茶色というか赤というか、そういう色素が入ってるんだなと思いました。

自然界ってほんとに凄い。
染色やると、薬草とはまた違った側面から植物を見ることが出来るので
面白いです。色素も薬効があったりはするんですけどね。

これが、季節とか、媒染の加減とかで、また違った色になるかと思うと、
この、一期一会の色、とてもありがたい気分になります。

草木染、はまる。

ただ、媒染剤は地面に流しているので、環境負荷がどれぐらいだろか?
というのが、ただいまの懸案事項。
木灰とか明礬なども使ってみたいと思います。

それにしても、裏磐梯の植物って、色素成分も多かったりするかなぁ。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ワクワク (アートマンケイコ)
2010-07-11 23:05:26
写真みてるだけでワクワクします。
両方とも綺麗な色ですね。
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たのしそう (のん)
2010-07-12 12:12:47
アキグミの鉄媒染いいですね。
>ブラックベリーでやったときのような感動が!
どんな色に染め上がるか、植物や媒染によって違うから面白いですね。
裏磐梯、行きたいです!!
返信する
Unknown (安珠)
2010-07-12 13:07:11
>アートマンケイコさん

染色って、なんかみんなテンション上がるよね。
なんでだろう。
アートマンでも是非、やってみたください。

>のんちゃん

アキグミは意外でした。
ほんとに、季節によっても違うだろうし、
出逢いが楽しいね。

できるだけ、処分しないといけないようなやつを使えたらなと思っています。

機会を見て、是非、きてください。
去年の藍染もとても楽しかったよ。
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