八(はち)に拘るエコグリーン石井光暢のブログ

エコグリーン同様ノジマ相模原ライズへのご声援もお願いします!

ライブドア事件に感じること。

2007年03月23日 | My mind

「ライブドア」宮内被告に懲役1年8月の実刑判決

3月22日12時9分配信 読売新聞


ライブドア事件で感じることがあるので、たまには真面目なことを書こうと思います。

私は物心付いてから今の今まで運動をずっと続けて参りました。いわゆる『体育会』とか『運動馬鹿』とか『脳味噌筋肉』の部類です。

そして、この『体育会』という組織の中で、徹底的に叩き込まれたことがあります。
1.先輩(上司)は絶対的な存在であるということ。
2.世の中には理不尽なことが多々あること。
3.いざというときは後輩(部下)の面倒を最後までみること。
4.ルール(スポーツのルールであったり、部内のルールであったり)を破れば罰があること。
私たち体育会の人間はこういうことが身体に染み付いております。殴られ蹴られ身に付けましたから、正に身体で覚えたことになります。

一方で儒教では、人には常に守るべき五つの徳目があるとしています。
それは 仁・義・礼・智・信の五つです。これを『五常』ともいいます。
仁とは・・・相手の立場を重んじる心的態度
義とは・・・道徳・倫理にかなった行い
礼とは・・・感謝の気持ち、礼を尽くすこと
智とは・・・ 物の道理を知り、正しい判断を下すこと
信とは・・・人を信じ、自分を信じること
体育会のルールと重なりませんか?

体育会は理論的に体系化されていませんが、儒教の教えに近いと感じるのは私だけでしょうか。

話が少しずれますが、体育会のくせに問題を起す輩はこれらのうち何かが欠けてますね。大学スポーツがブランド化され全国又は世界からアスリートを集め、勝ちさえすれば良し。という風潮のなかで、本来スポーツを通じて学ぶべきものが置き去りにされた結果だと思います。

話を元に戻します。『体育会』と『儒教』と『ライブドア』に何の関係があるか。

ホリエモン、宮内元取締役、そして当時のライブドアには仁義も無ければ礼もなく、上場企業としての智もなかったということです。自分の能力だけは信じていたのでしょうが。

法廷で仲間同士で責任の擦り合いをしている様は何ともいいようがありませんし、そんな人たちを時代の寵児とかヒルズ族とか祭り上げたマスコミも同罪だと思います。もしかすると、あの人たちは逆にマスコミの被害者なのかなとも思ったりします。

忘れてはいけないことは、金持ちになろうがどんなに成功を収めようが『礼を欠く』ことがあってはならぬ。ということです。

最後に『五常』というのはもう一つ謂れがあるそうです。
『父は義、母は慈、兄は友、弟は恭、子は孝を守るべきものとすること。』
ホリエモンは父、宮内元取締役は母or兄みたいな感じですかね。子は社員かな。

こんなことを感じてる今日この頃です。

画像はアントニオ猪木です。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿