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SRV250&Jazzのカスタム記録:良爺ライダー(Peetar・Phoneda)

SRV250アメリケン&Jazz縦型エンジン(Ape80&XLR125R)
Win120のメンテナンス・カスタム記

Jazz88  PC20キャブレターのアイドリング調整

2013-01-11 10:30:50 | バイクのカスタム
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質問でも緊急性の方を優先しますので あしからず。
ただ今 良爺ライダー・アメフリスキーは、風邪をひいて寝込んでおります
アイドリング調整はSRV250・その他 にも通じます。
ここでしっかり頭に叩き込んで下さい
過去に見たページでも 質問で随時追記しています
SRV250キャブレター・オーバーホール少々お待ち下さい。

1月12日 Jazz88の方で、”PC20を購入したが、アイドリングが安定しない
という事ですが、あいにく4コほど有りましたが
PC20を欲しいという方が居られましたので
すべて差し上げたので画像がありません。

そこで調整方法を、文面で行います。
アマル型キャブでしたらこれで調整できます。
勿論ミクニのVMも同様です。
そのキャブが2サイクル仕様か4サイクル仕様か確認します
もし中古で買われた場合2サイクル・4サイクルの確認します
2サイクル仕様から4サイクル用に組み替えると
余分にお金が掛かりますので十分に注意して下さい
良爺ライダー・アメフリスキーの記憶ですので
位置など少しずれているかも知れません。ご容赦を

跨って左側にチョークレバーがあります。
右側にアイドリング調整ノブが
本体表面、スロットルバルブの所に付いています
その下側に真鍮製で
マイナスの溝を切ったエアースクリューのネジがあります
アイドリングが安定しないという事ですが

調整方法の基本です。
エアースクリューは低・中速に影響します。
勿論エンジン始動にも影響します。

エアースクリューを締め込むと
エアーが少なくなり混合ガスは濃くなります
逆に緩めるとエアーの量が多くなり
混合ガスは薄くなります。

中古の場合 完全にオーバーホールして下さい
これをふまえて調整します
エアークリーナーは必ず装着して下さい。
注: 必ずエンジンは十分に温めて下さい。

1)まず軽くエアースクリューを止まるところまで締め込みます
この時力を入れて締めすぎないように
先端が針のように尖っているので段付き摩耗を起こしやすく
摩耗した場合混合ガスが上手く調整できなくなる
2) エアースクリュー軽く締め込んだらその位置から一回半程戻します
3) 1回半戻したらエンジンを掛けて2500~3500rpmほど
アイドリングの回転を上げます。
通常回転より上げておけば大丈夫です)
十分にエンジンを暖めて 4)の調整します
4) 回転が上がったらエアースクリューに小さいドライバーを差して
ゆっくりと(本当にゆっくりと ドライバーを回します)
締めたり緩めたりして一番回転の上がる所を探します。

タコメーターが無くても、耳で聴きます
一応その位置にマーキングして置く事
・・・ 2~3度調整して下さい。 ・・・
そこで回転の一番高いところを探し出したら
次はアイドリング調整ノブを回し1500rpmくらいまで下げます
これでアイドリング調整は終わります。

この調整は 年2回行います
寒くなった頃と 暖かくなった頃です
何故かというと 冬場に寒くなると気圧が下がりガスが薄くなります
その反対に 夏場は気圧が上がり ガスは濃くなります
エンジンの為には少しガスを濃くセッティングします
夏などにヒートしないように

その為MCメーカーでの設定は
オールシーズンで、冬でも夏でも対応できる範囲内で設定していますので
MCメーカーで、指定された範囲で調整します。

エアースクリューの戻し回数が1回未満か2回以上じゃないと
調整できなかったらスロージェットの交換です。
スロージェット交換後も、なるべく1~2回戻しの調整範囲になるようにする

Jazz88用で購入されたのでしたら
スロージェットいじらなくて大丈夫です。
メインジェット・ニードルジェットやスロットルバルブなど
交換した場合も同じように調整します。

”スロットルワイヤー交換後、
エンジンが、吹き上がったままになり回転が、下がらない”

これはスロットルバルブの取り付けミスです。
スロットルバルブには前後があります。
バルブのカットウエイで見ればいいのですが

取り付けるときに見えなくなるので解らなくなります
そこでPC20にはバルブの側壁に2ミリ程のスリットがあります
その反対側にはアイドリング調整ネジの先端が当たるところに
テーパー上に切り込んだ5ミリほどの溝が有ります。
解りやすいのは2ミリ程のスリット側を凸部のある
チョークレバーの方に向けて取り付けます。
分解したときに上から覗くと内部に凸部があり
それに沿ってバルブのスリットが上下するのです。
もし間違えて取り付けたら、スロットルバルブが凸部に当たり

無理に組み上げるとスロットルバルブが
最後まで下がりませんので
当然エンジンの回転が上がったままになります
正常に取り付くと最後までスロットルバルブ下がり
回転が下がり安定するわけです。