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蝦式電影生活(新館)

ずっとほったらかしやったんですけど、ブログ人のサービスが終了するらしいんで、ここを作って過去のデータを引っ越しました。

清貧の食卓。

2006-03-02 23:42:52 | 心に通じる道は胃袋を通る。

先ほど帰って来て夕食。

玄米ご飯に、刻んだネギをどばっと投入した納豆。
玉葱と若布のお味噌汁、うるめいわし。

わー、なんだこの古き良き日本の朝食みたいな
メニューは。いや、この場合は「献立」と呼びたいな。
これ夜の23時に喰うものか?

でも、何かこういう生活も久しぶりで。
先週末から血液サラサラ系メニューに転向したのですが、
肉類無くっても結構楽しめる自分を発見してしまいました。

いやいや、結構しみじみ美味いっすよ。
しかも、併せてお酒も控えてるので
妙に感覚が研ぎ澄まされたような錯覚すら。
ちょっと怪我の功名かも。

怪我といえば、メーター交換、車検と
連続の病院入りから帰ってきたところの我が愛車、
車検後最初の雪山の帰りに、
今度はフロントガラスに石を跳ねられ、
三週連続、三度目の入院となってしまいました。

出費かさむな~。


愛車も千里を走る。

2006-01-25 01:05:00 | 心に通じる道は胃袋を通る。

この冬に入ってからの走行距離が、
早速3,000キロを超えてしまったマイ愛車。
通勤未使用の週末仕様車やのに、この環境負荷っぷりはどうよ。

主たる理由はもちろん連日の雪山なんやけど、
どんどん整備されていく高速道路網と、
高速代の支払があんまり苦にならなくなってきた財政状況も、
走行距離大幅加算の一因なんやろーなー。
ついつい、一日に何百キロも走ってしまう。

愛車のナビゲーション(愛称:ナビィ)は
前世紀からの生き残りなので、
道路行政の展開に付いていけておらず、
液晶モニターの中では、山の中や海の上をスッ飛んでいく日々です。

先日も、中京地域限定で発売されている
「モスライスバーガー味噌カツ」を求めて、
いきなり名古屋まで行ってしまいました。
(かなり美味かったです、モスライスバーガー味噌カツ。
 マスタードが良く合います。味噌カツ丼の味がするのは秘密です。
 ちなみにレギュラーメニューの
 「モスライスバーガー海鮮かきあげ」は天丼の味がします。)

事前に調べときゃいいのに、思いつきで動くもんやから
どこにモスバーガーがあるか分からない。
更に言うと、とりあえず東に向かって走っただけで
自分がどこにいるのかよく分からない。

愛知県に無数にある「コメダ珈琲店」に飛び込み、
愛知県ではなぜか珈琲についてくる豆をぽりぽりかじりながら
ナビィとGPSで現在位置の測定をしつつ
持参のVAIOで最寄の店舗を検索するというハイテク探偵団ぶり。
(でも、名物「シロノアール」を食べながらVAIOをいじると、
 クリームでべたべたになるのでこれはあんましお勧めしません。)
事前に目的地を調べておいて、後はナビィに任せる方が
断然ラクなんやけど、それではおもしろくねぃのだ。

その後、夜の名阪を西へ西へと大阪まで暴走。
友人を下ろして、今度はまた大津へと引換えす。
でも、大阪の道もあんまし知らんのだ。いっつも電車やからなー。

ナビィは、やたら豊中方面をリコメンドしてくるのだが、
えびとしては、名神には吹田から乗りたいのである。
西へ戻るのは損したような気がするから。
結局、深夜の服部緑地あたりでウロウロ。
いそげいそげ、あと何時間かで会議が始まるるる。

・・・単騎、千里で迷う。
(ごめん、これ言いたかっただけ。)

こんな感じの高速道路爆走生活。
思い立ったら即行動できるので、便利なのはありがたいけど
日程も行き先もなんにも決めず、ただ下道をちんたら走りながら
寄り道したり買い食いしたり野宿したりしてた
ロードムービーみたいな旅はもぅでけへんねろうな、となんとなくノスタルジィ

乱暴な使い方が祟ったのか、
ここ半年ばかり愛車のスピードメーターは実にマイペーースです。
高速をぶっ飛ばしてるのに60キロしか指していなかったり、
信号を待っているのにやっぱり60キロだったりする。
(昔の電化製品みたいに、叩くともとに戻る。)

先日ディーラーに持ち込んで見たら、メーターを交換せんなんそうな。
ただ、純正品は180km/hがMAXの目盛なのだが、
メーカーには240km/hのスポーツ仕様しか在庫が無いらしい。
内緒やけど、この車は180km/hになると
リミッターが効いてかっくーん、と速度が落ちるのだ。内緒やけど。
もちろん、メーターを240km/hにしたからって
最高速が240km/hに上がるわけではない。
でも、それしか無いので仕方なく部品をオーダーしておきました。

そんな愛車も、来週車検である。
よろしくメカドック。

追記:

調べてみたら、「モスライスバーガー味噌カツ」は
「中京エリア」での発売のようで、三重県でも買えるみたいです。

でも、名古屋に食べたことに意義があると思いたいッ!


奇食・珍食・美食・大食

2005-12-18 23:22:45 | 心に通じる道は胃袋を通る。

記録的な大雪にも、雪山ゴコロが動かないほど
妙に気持ちがヘコんだこの週末。

多分ここんとこ、神経症や鬱に関する本に接しすぎたからでしょう。
こっちまでちょっとプチ鬱かも。

別に鬱の本を選んで読んでるわけではないのですが、
好きな作家が揃いも揃ってそっち方面の疾病を抱えてくださるので、
ここんとこ読む本、特にエッセイ関係は総じて鬱バナシに終始しておる状況です。

気分転換を兼ねて、今日は違う分野の本を選んでみました。
まさにお口直し?「食」についての二冊を読了。

一冊目は、食の怪人・小泉武夫さんの「奇食珍食」
醸造や発酵の専門家ですが、この人の愉快なところは、
明らかに学問的関心よりも好奇心が先にたって、
世界のヘンなモノを食べ歩いてはること。
その上、文章も上手いのでどんどん引き込まれます。

ゲテモノ喰いを色眼鏡で見ることの無い一方で、
文化的なバックボーンもなく絶滅の危機にある種を食べる好事家や、
興味本位の残酷料理などは厳しく糾弾しておられる姿勢も好き。

中華の「酔蟹」について記した一説。
「…口に入れるとじっくりと、溶けてしまうかのような味が口中に広がり、
 どんな悩みを持った者でも、おもわずほほえむほどである。」

どんな悩みを持った者でもほほえむ!どんなに美味いんでしょう♪
酔蟹喰いてー!

…去年の今頃、上海で喰った上海ガニはうまかったなぁ。
食べ物にナミダが出そうになった経験は、そうそうあるもんじゃないです。

二冊目は「開高健が喰った!」、菊谷匡祐著。
開高大兄と親交の深かった著者が、
当事の大兄の食べっぷりと共に、大兄の好んだ店を紹介。

同じく菊谷さんによる「開高健のいる風景」は、
開高ファンには興味深い作品ながらも
どこか覗き見趣味のような、ゴシップ紙のような匂いが感じられて
あんまし好きにはなれませんでしたが。

これは面白いよー!

どの店の料理の上手そうなのは勿論のこと、
イチイチ語られる(作中でもよく目にした)大兄のウンチクと、
そして何より、あまりにも豪快な大兄の喰いっぷりが痛快。

大兄の好きやった中華がよく出てくるし、
とくにビール飲みながら餃子を何人前も食べる描写が多いので、
今日は昼も夜も、二人前ずつ餃子を食べてしまいました。

東京や茅ヶ崎の店が多いので、向こうに住んでいたときに
読めなかったのが残念。出張の機会なんかに、ちょこちょこ行こっと。

とりあえず、近場福井県の「こばせ」に蟹喰いにいくぞー!

大兄のエッセイ「越前ガニ」(新潮文庫「地球はグラスのふちを回る」収録)は、
もっとも食べ物を美味そうに描写した作品のひとつやと思います。

この新潮文庫も、最近活字をデカくした改版が出たそうです。
ここんとこ開高特集や、関連本の出版が増えた気がする。
豪快にして繊細やったあの人を、世相が求めてるんでしょうか。

ということで、本からの滋養でココロの疲れを癒した週末でした。

【19日夕方追記】

今日の毎日新聞夕刊に、開高と若狭のカニの記事がでてました。
開高が通いつめた「こばせ」の主人のコメントも。

喰うぞー!


始動、「カフェミマン」プロジェクト。

2005-11-02 01:08:29 | 心に通じる道は胃袋を通る。
びっくりするくらいあっちこっちへとびまわり、
朝8時半に出勤する勤め人の分際で、
各地で夜明けに遭遇してしまうことが
最近あんましめずらしくなくなってきた秋のえびでございます。

ということで、半月ばかし更新してませんでした。めんごめんご。

この間にも
 ・ガエル・ベルナル・ガルシアが美しすぎる「バッド・エデュケーション」
 ・涙ちょちょぎれ韓国映画「ラブストーリー(アンコール上映)」
 ・チャーリー・ヤン完全復活?「七剣・セブンソード」
などを観ております。どっかでちゃんと感想書くし。
(全然宣伝用ブログとして機能していないのは気のせいだ。きっとそうだ。)


本日の話題は、滋賀会館カフェ化計画、
「カフェミマン」開店のお知らせです。

このたび、滋賀会館大ホール入り口で
持ち帰りランチ(お弁当)の販売が始まりました。
(火曜から金曜、11:00~13:00のオープンです。)

ホントはカフェがしたいけど、まだまだそこまで行けないから
まずは持ち帰りのランチから。
カフェにいたらないので、その名もずばり「カフェ未満」。

京都新聞さんの記事
中日新聞さんの記事

えびは近くのオフィスで働いていますが、
お昼休みにはこっそり弁当屋さんをしてたりするかもです。


シネマホールのある滋賀会館は築50年を超える建物で、
最近は空き室も増え、貸し館の回転状況も悪く、
館内でそのまま「バイオハザード」のロケが出来ると
もっぱらの評判です。

ところが昨年秋、「昭和レトロ』映画祭」を実施したときに、
会館前に展開したオープンカフェ。

予想を上回る好評ぶりで、お弁当とソフトクリームは
付近の老若男女(特に老男と若女?)に喜んでいただけました。

官庁街で勤め人は多いものの、土日の人手が激減することからか
周囲には飲食店があまりないロケーション。
お昼休みに、わいわいご飯を食べたり、
少し甘いものをつまんだりする場所へのニーズは高いようです。
(僕もユーザーの一人として、近辺にそういう場所が欲しい。)

滋賀会館に賑わいを取り戻すことも、
「カフェミマン」の狙いのひとつです。


「カフェミマン」では、近江八幡市の「いろはにほん」さんの協力で
“カフェめし風”のメニューを用意。
500円から700円程度で、創作丼や野菜の豊富なメニューなど、
ヘルシー志向の方や女性にお勧めの品揃えになっています。

ビジネスパーソンのお昼ご飯を提供するお店は、
まだまだ「安い・早い・多い」が主流の滋賀県庁周辺。
「カフェミマン」のランチは、
「なんかピンと来るトコ無いよなー」とお困りだった方にもお勧めです。


今日は快晴だったので、
会館前のパラソル&チェアでお弁当を食べるのは
最高に良い気分でした。

「カフェミマン」。
動き出したばかりですが、周囲でお勤めの方は勿論、
映画の合間にも、よろしくごひいきにお願いします。


ホワイトバンドプロジェクト

2005-10-04 09:15:00 | 心に通じる道は胃袋を通る。
ホワイトバンドも随分有名になってきました。
最近はそこいらへんで目にします。

貧困の解決を「ファッション」にしてしまうことには
賛否両論ありますが、
えび的には、放っておいたら絶対にドネイションとか
しない層を巻き込んだ「仕掛けづくり」は凄いと思う。

でも、考えたら「赤い羽根」とよく似た理屈なんやけど。
でも、寄附は嫌じゃなくても、あの羽根付けたいとは絶対思わへん。

ホワイトバンドも、一定以上普及するとそうなるんかなぁ。


えびてつの腕のバンドを観て、
「最近良く見るけど、それ何?」って聞かれることが増えました。

当初は趣旨を説明してたけど、最近は
「イカリング。フリッターにするとさくさくして美味しい。
 イカの好きな人がつけるシンボルやねん。」
と布教することに専念してます(するな。)

本人が疑問に思って、ホワイトバンドのことを
調べてくれたら、そのほうが理解も深まるかなと思って。

ま、イカも好きなのですが。