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蝦式電影生活(新館)

ずっとほったらかしやったんですけど、ブログ人のサービスが終了するらしいんで、ここを作って過去のデータを引っ越しました。

如月の失望と、弥生への期待。

2009-03-02 00:11:54 | 雪山クレイジー。

暖かい二月でしたねぇ。

年明け以降、ユニコーンネタばかりで
ほとんど触れていませんでしたが、
「ジム」と称し週イチペースで雪山にも通っております。

今季はあまり遠出をせず、
シーズンパスを持っているホームゲレンデ、
「びわ湖バレイ」に入り浸り。
数年前に無料になった湖西道路が混んでないときは、
家から15分程度で着いてしまう抜群のロケーション。

週末は昼までグダグダ寝て、
湖の見えるカフェ「クウフラン」でランチを楽しみ、
そっからようやく雪山に上がってクローズまで黙々と滑る、
(というか、黙々と「飛ぶ」「回る」「擦る」やな、今シーズンは)という
文字通りのリゾートライフが自宅で送れるなんて。
あー、滋賀県最高!!

ただ、この二月の陽気は
びわ湖バレイにも大きな爪痕を残していきました。
例年ならハイシーズンど真ん中やのに、
一月に蓄えた雪がゴッソリ溶かされてしまった!!
(一月某日には、「ここ、びわバちゃうやろ!?」と
 思ってしまうくらいにぱふぱふの、夢のような
 パウダースノーを満喫させて頂いたところやのに…)

弥生三月に入りましたが、今週はまた冷え込むとのこと。
巻き返しに期待致します。


多国籍リゾート・ニセコ。

2008-03-30 18:56:16 | 雪山クレイジー。

 先週末、ニセコへ行ってきました。

 北海道なら3月後半でもまだまだ…と期待してたのですが、山頂でも3度、ベース部分は10度近いという暖かさ。温度だけみると、西日本のゲレンデとほとんど変わらん状態でした。北海道、今年は観測史上記録的な暖かな3月だそうです。
 もっとも、それでも雪は十分残ってたし、連日の好天にも恵まれたので、羊蹄山を望みながらの快適な春スキーに満足満足。(春の雪は重く、脚がぱんぱんになるので困り物ですけど。)

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 さて、5年ぶりのニセコで驚いたのは、オーストラリア人を中心に、外国人の姿が爆増していたこと。
 ゲレンデでは英語を中心に、ハングルやマンダリン、広東語、ロシア語などが次々耳に飛び込んで来たし、リフトの相乗りはちょっとした雪山留学。ゲレンデはもちろん、麓の街中も案内看板は外国語だらけ。しかも、「日本語の案内に、英訳が添えてある」のではなく、「英語の看板に、片言の和訳が添えてある」とか、更には「英語だけ」なんてのもザラ。

 いやはや、ニセコのパウダーが海外で人気だとは聞いてたけど、まさかこれほどとは・・・。ゲレンデもタウンも、これはもう内なる外国です。初めて新大久保に行ったときより驚いたかも。京都や奈良といったジャポネスク溢れる観光地で外国人ツーリストを目にする比ではなく、若干の誇張を交えていうと「外国人ばっかり」「外国語ばっかり」のニセコでした。

 ところで、ニセコの外国語ですが、居酒屋や宿泊施設だけではなく、リゾートマンションや空きペンションなどのリアルエステート、不動産販売の看板も目に付いたのは斬新でした。ニセコは投資先としても人気なようで、道経済の不振を尻目に、昨年度の基準地価は前年比33.3%(!)と全国最高の上昇率だったとか。

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 「観光カリスマ」に認定されたアウトドアガイド、ロス・フィンドレーさんの存在や、ニセコユナイテッドの最北・花園エリアが、オーストラリア資本に買収されたことなどに加え、ニセコの雪質が口コミで人気を呼んで、ここ数年でのこの激変にいたるのだとか。
(ついでに、花園エリアを所有する日本ハーモニーリゾート社は、昨年香港系のPCCWグループに買収されたとか。…将来的には広東語飛び交うゲレンデになるのか?ゲレンデで美味い広東麺が食えたら、それはそれで嬉しい。)

 政府の音頭取りで、訪日外国人観光客を増やそうという「ビジット・ジャパン・キャンペーン」が進んでいますが、政府や自治体、民間企業の思惑はよそに、期せずしてインバウンドが激増したニセコ。外国人でにぎわう一方で、地元の小さな旅館は廃業していたり、地元経済には正と負、両側面の影響があるのも確かでしょう。温泉で一緒になったおっちゃんは、「ガイジンにニセコの心が分かるか!」と、差別的発言満載の攘夷論をぶちまけてたし。

それでも、窮乏する地方の救世主として、「海外資本」というのは斬新な切り口かもしれません。
(そもそも国の総人口が減ってるんやから、地方で過疎化が進むこと自体は格差社会でも何でもなくって、ある意味当然では無いのか?と思っています。)

 オーストラリアでのニセコ人気の秘訣は、パウダースノーや、欧米に比べて安い物価に加えて、時差が少なく季節が逆転していること、それに、航空機でのアクセスが楽なことだそうです。豪・カンタス航空も就航する新千歳空港からのアクセスは、このニセコも、財政破綻が話題の夕張もほとんど条件は同じ。・・・ここやったら、お得な空き物件がごろごろあるんやけど・・・。

 北海道滞在中、夕張では、一度は中止の決まった「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」が開かれていました。クァク・ジェヨン監督が来ていたり、チャウ・シンチーの新作に、廃校となる小学校の児童が招待されていたり。
 昔、破綻前の夕張に行ったとき、タクの運ちゃんが実に親しみを込めてクエンティン・タランティーノのことを喋るので不思議に思ってたら、過去の映画祭で、タラちゃんが夕張市民にめちゃめちゃフレンドリーやったそうです。(その後、『キルビル』で栗山千明の「ゴーゴー・ユウバリ」を見て納得!)

 異文化交流の素地はある町やし、海の向こうのカネとヒトを、うまい形で活かしていけたらいいんですけどね。


びわ湖バレイのゴンドラより。

2008-03-18 21:35:19 | 雪山クレイジー。

びわ湖バレイのゴンドラより。

国内最速の新型ゴンドラが整備された、今年のびわ湖バレイ。
ゲレンデにアクセスするだけでも、ちょっとしたアトラクション気分です。

暖冬に泣いた昨年とは違って、この冬は近年稀に見る積雪量でしたが、加速度をつけて迫り来る春の足音は、予想以上のイキオイで雪を溶かしていきます。

三月一杯は持って欲しいなぁ…