ここんとこ滋賀会館シネマホールの
上映作品があまり登場してません。すんませんのぅ。
今日の作品は、大津パルコのユナイテッドシネマで鑑賞。
ユナイテッドシネマ大津では、シネマホールとの共同企画、
<大津・秋の韓流シネマ大特集!>として、
今週はソン・イェジンの「ラブストーリー」と、
イ・ヨンエ&イ・ジョンジェの「ラスト・プレゼント」を上映中☆
22日からは「彼女を信じないでください」「同い年の家庭教師」と、
シネコンの大スクリーンながらも、ミニシアター系の韓国映画が続きます♪
さてさて、SHINOBI。
甲賀者のえびてつにとっては、故郷が舞台の
ご当地映画です。
オダギリジョーだ仲間由紀恵だとか、
主題歌は浜崎あゆみだとか、
映画ファンドで個人投資家から資金を集めたとか、いろいろ話題になっております。
原作の「甲賀忍法帖」は、荒唐無稽も度が過ぎる、
ひっくり返るほどの面白さ。
どこをどう捻ったらこんなアイデアが出てくるのか。
山田風太郎、恐るべしです。
徳川家の後継ぎを決めるために、
甲賀と伊賀、双方10名づつの忍者たちが死闘を繰り広げる…
で、この「忍法」が凄すぎるのです。
水の上を走るとか、ドロンと消えるとか、
ニンニン言うとか、忍法エレキャットにゃりん!とかとは
次元が違う。違い過ぎる。
【忍法の例】
◆手足が無くて、芋虫みたいに地面を走る。
◆クモの糸みたいなねばっこい痰が吐ける。
◆体毛が針のようとんがるズラ。オーノーだズラ。
◆刀で切れないゴムゴムのデブ。
◆自分の汗で溶ける汗かきナメクジ。
◆あまつさえ、「死なない」なんてのは忍法なのか?
時間の関係もあったのでしょうが、
今回の映画化では忍の数が「双方5名」に数が半減していました。
しかも、キャラが立っているのが数人なので、
(室賀豹馬なんてただの占い師状態やもんな。)
「全面抗争!」のニュアンスが出ていないところが残念です。
また、やたら絵が暗かったりなど、
基本的な撮影スキルに「?」と感じてしまうのと同時に、
ちゃっちぃCGを乱発されるのもどうもなー。
学芸会みたいな衣装も、なかなか世界に入れなかった一因かもしれません。
大好きな原作で、オダギリジョーや仲間由紀江はもちろん、
「パッチギ!」の沢尻エリカに、薬師寺天膳には椎名吉平など、
旬の役者が揃っているだけに
作品の出来自体は非常に残念です。
(ていうか、原作が偉大すぎたか?)
月に向かって飛ぶ弦之介とか、
絵になるカットも散見されただけに、もっと上手く繋いで欲しかったと残念無念。
民間の映画ファンドで資本を集めた、
国内最初の作品ということでしたが、
オフィシャルサイトは非常に凝った作りだし、
広報にもかなり力がつぎ込まれていた様子。
あゆや仲間由紀恵、と話題性は十分でしたが、
制作費用が映画として肝心なところへ周っていなかったような気がしてなりません。
投資家の期待にこたえるには、
「外向き」のPRの方が大切だったんでしょうか。
「映画ファンド」という、初めての試みの第一作なだけに、
製作資金を集めるという作業が
作品の足を引っ張るという矛盾した結果に終わるのではないか、
システムの今後が非常に心配でもあります。
「蝦式電影生活」にしては珍しく、辛口な評価になってしまいましたが、
今後の「映画ファンド」のあり方を案じてのことだとお考えくだされば幸いです。
上映作品があまり登場してません。すんませんのぅ。
今日の作品は、大津パルコのユナイテッドシネマで鑑賞。
ユナイテッドシネマ大津では、シネマホールとの共同企画、
<大津・秋の韓流シネマ大特集!>として、
今週はソン・イェジンの「ラブストーリー」と、
イ・ヨンエ&イ・ジョンジェの「ラスト・プレゼント」を上映中☆
22日からは「彼女を信じないでください」「同い年の家庭教師」と、
シネコンの大スクリーンながらも、ミニシアター系の韓国映画が続きます♪
さてさて、SHINOBI。
甲賀者のえびてつにとっては、故郷が舞台の
ご当地映画です。
オダギリジョーだ仲間由紀恵だとか、
主題歌は浜崎あゆみだとか、
映画ファンドで個人投資家から資金を集めたとか、いろいろ話題になっております。
原作の「甲賀忍法帖」は、荒唐無稽も度が過ぎる、
ひっくり返るほどの面白さ。
どこをどう捻ったらこんなアイデアが出てくるのか。
山田風太郎、恐るべしです。
徳川家の後継ぎを決めるために、
甲賀と伊賀、双方10名づつの忍者たちが死闘を繰り広げる…
で、この「忍法」が凄すぎるのです。
水の上を走るとか、ドロンと消えるとか、
ニンニン言うとか、忍法エレキャットにゃりん!とかとは
次元が違う。違い過ぎる。
【忍法の例】
◆手足が無くて、芋虫みたいに地面を走る。
◆クモの糸みたいなねばっこい痰が吐ける。
◆体毛が針のようとんがるズラ。オーノーだズラ。
◆刀で切れないゴムゴムのデブ。
◆自分の汗で溶ける汗かきナメクジ。
◆あまつさえ、「死なない」なんてのは忍法なのか?
時間の関係もあったのでしょうが、
今回の映画化では忍の数が「双方5名」に数が半減していました。
しかも、キャラが立っているのが数人なので、
(室賀豹馬なんてただの占い師状態やもんな。)
「全面抗争!」のニュアンスが出ていないところが残念です。
また、やたら絵が暗かったりなど、
基本的な撮影スキルに「?」と感じてしまうのと同時に、
ちゃっちぃCGを乱発されるのもどうもなー。
学芸会みたいな衣装も、なかなか世界に入れなかった一因かもしれません。
大好きな原作で、オダギリジョーや仲間由紀江はもちろん、
「パッチギ!」の沢尻エリカに、薬師寺天膳には椎名吉平など、
旬の役者が揃っているだけに
作品の出来自体は非常に残念です。
(ていうか、原作が偉大すぎたか?)
月に向かって飛ぶ弦之介とか、
絵になるカットも散見されただけに、もっと上手く繋いで欲しかったと残念無念。
民間の映画ファンドで資本を集めた、
国内最初の作品ということでしたが、
オフィシャルサイトは非常に凝った作りだし、
広報にもかなり力がつぎ込まれていた様子。
あゆや仲間由紀恵、と話題性は十分でしたが、
制作費用が映画として肝心なところへ周っていなかったような気がしてなりません。
投資家の期待にこたえるには、
「外向き」のPRの方が大切だったんでしょうか。
「映画ファンド」という、初めての試みの第一作なだけに、
製作資金を集めるという作業が
作品の足を引っ張るという矛盾した結果に終わるのではないか、
システムの今後が非常に心配でもあります。
「蝦式電影生活」にしては珍しく、辛口な評価になってしまいましたが、
今後の「映画ファンド」のあり方を案じてのことだとお考えくだされば幸いです。