片付けの魂胆

たとえ、



ジャスミン（猫）が困っていても、



アリス（犬）がトロトロお昼寝をしていても、
今日の私は……今日こそ私は、やることがいっぱい☆

アリス～、まずはそのサンタさん色の洋服を脱ごうか。
ほら、ジャスミン、その手を放して下さいな。



部屋のあちこちに飾ったクリスマスグッズの片付けである。



ヤジウマの犬（アリス）と、



猫（ジャスミン）がさっそく駆けつけた。
……って、あーーーーッ！



私の叫びを聞きつけて、身に覚えのある犯にんが顔を出す。



アリス！　これ、どうしたんですかッ！

充分聞こえている筈なのに、そっぽを向いたままチラリともこちらを見ない。
これですよ、これッ！



シラを切るつもりらしいが、耳はウソをつけない。



やっと謝ることにしたようだ。
そんな叱られている様子を窺いに来たジャスミン（猫）。



ジャスミンにとって、クリスマスグッズは毎年見慣れているせいか、



あまり興味を示してくれず……その後ジャスミン（猫）は姿を消した。
私はひとり寂しく片付ける。

プラスチックケースを抱えて奥の部屋の押入れに仕舞いに行くと…



ジャスミン（猫）を見つけた
まるで空き巣狙いのコソ泥のように、



下見ののぞきをしてから、



いよいよ実行に及ぶ、



正にその一部始終をカメラが捉えていた。
この後、頭でむりやり扉をこじ開けた。そしてスルリと中に忍び込んだのである。



ジャ～スミ～ン、ずっと見てたよ。
ジャスミンは、逮捕されると思ったのかペシペシと弱々しい猫パンチを繰り出した。



本当はクリスマスグッズの後片付けに、一緒に参加してもらいたかったのだが、
押入れが楽しかったのなら、それでもいい。

楽しいイベントには、猫も犬も、みんな一緒に楽しんでもらいたいからね。
それがオカァサンの願い。



ブログを書いている私の狙いでもある


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