朝、私の足元で寝ているジャスミン（猫）を置いて、朝の支度を始める。
そろそろふたりに朝ごはんをあげないと。
ジャスミン（猫）を起こしに部屋に向かう。
私の後ろからアリス（犬）がトトトト))))と喜び勇んでついてくるのがわかった。
アリス（犬）、びっくり。
そう、今日は柵を立てかけたのだ。
この柵は、いつもはリビングと奥の部屋への境に立てかけているものだ。
奥の部屋には、ジャスミン（猫）のゴハン処とトイレが置いてある。
ジャスミン（猫）が用を足している時に、アリス（犬）に邪魔をされないように牽制する役割だ。
今、ここにこうして立てかけたのは、
ジャスミン（猫）がベッドの中で寝ているからである。
ジャスミ～ン、オカァサン、守ってあげましたよ～
さ、ごはんですよ。ごはん
ぼや～んとしていたジャスミン（猫）は、何度も「ご・は・ん」と言われて
やっと頭の回路が繋がったようだ。
ズルズルズル～と布団の中から這い出て来た。
そして朝ごはんが済むと、今度は食器棚の上で寝るらしい。
こちらの毛布もずるずるダラダラである。
そして今日は珍しくソファカバーが乱れておらず、アリス（犬）が行儀よく座っていた。
そんなふたりを残して、私はちょっとだけ出掛けて来た。
夜、家に帰り私の部屋に入ると、
ベッドがこんもり
それほど乱れていない遠慮がちなこの潜り込み方は、ジャスミン（猫）に違いない。
そう思っていると同時に、ドドドド))))とアリス（犬）の駆けて来る足音が近づいて来た。
入り口に柵をしていない今、止める間もなく、アリス（犬）は勢いをつけてベッドに跳び乗った。
そしてすぐにジャスミン（猫）めがけてにじり寄る。
ダメ！と慌てて引き留める私。
ジャ～スミ～ン、大丈夫ですかぁ～？ ペロッと毛布をめくってみる。
ありゃ
大丈夫？
大丈夫じゃない？
さぁ、どうする？！なふたり
この後、ジャスミン（猫）がスルリと布団から抜け出て走り去り、
アリス（犬）は「待て～♪」と追いかけて行った。
私はニンマリしながらふたりの後を追いました。
なんだか嬉しい夜でした。
※もし題名で期待していた人がいたらごめんなさいよ。
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