だからね、アリス（犬）、今オカァサンはペンギンさんとは遊びません！
私が出かける準備をしているのを察して、ペンギンを持って来ての引き止め作戦なのだ。
先週はメインイベントの鎌倉行きを除いてはほとんど何もなかったのだが、今週は週末まで
連日予定が入っている。
毎日引き留められるんだろうなぁ……。
そこへいくと、子猫の時から毎日留守番だったジャスミン（猫）は聞き分けがイイ！
は～い、ジャスミン、それじゃあアリス（犬）と一緒にお留守番、よろしくね。
と言って出掛けた先は、皇居に隣接している「東京国立近代美術館」。
画家「藤田嗣治」ＭＯＭＡＴコレクション全所蔵作品を展示している。
フジタといえば、東京の画廊で働いていた友人めぐちゃんが大好きな画家である。
そして今から遡ること９年前、Ｅテレで「藤田嗣治生誕１２０年記念番組」を放映した。
それを見ためぐちゃんと、めぐちゃんに影響された私は、その年の１０月パリに飛んだのである
フジタが晩年過ごしたパリ郊外の田舎町・バクルにあるアトリエ兼住居を見たいッ
ランスにあるノートル・ド・ラ・ペ教会のフレスコ画を見たいッ
あまりの田舎町の為、その場所にたどり着くまでが珍道中
今思い出しても大爆笑の旅だった！
そこまでの追っかけファンとしては、今回の催しは胸躍る
しかもちょうど良いことに、映画「ＦＯＵＪＩＴＡ」までロードショーが始まっているのだ。
残念ながら師匠のめぐちゃんは、現在東京には居ない。
別の友人Ｒちゃんを誘う。
Ｒちゃんもギャラリーでバイトをした経歴を持ち、やはりフジタのファンだった。
そして映画のオダギリジョーと小栗監督の大ファンでもあるＲちゃんは、
どちらも行く行く～ッ
と大喜び
ところが！
この映画、私は大ブーイング！！ どこがフジタ？ 何がフジタ？！
映画を観てより深くフジタを知ってから美術館に行こうと思ったのに、大失望した。
ファンだったＲちゃんも同意見。
そして、今日の展覧会……。
全所蔵作品展示！に期待をしたのがいけなかった。 少なッ！！
ま、いいさいいさ。フジタの描いた「猫の本」を買って、心をなだめることにした。
あ～、こらこら。
昨日買った生クリーム大福。今日は残りのクリームチーズ生クリーム大福を食べる。
生クリームだけならまだしも、クリームチーズと混ざっているのでお裾分けは拒否。
昨日舐めさせてもらったジャスミンはイジマシイ。 ダメですよ、ダメ！
テーブルの下では、アリス（犬）も期待。
だから、今日のクリームは、あげません！
期待が大きいほど、落胆も大きい……今日の、３にん。
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