私が洗面所の鏡に向かって、サササと、それでも普段の散歩の時よりちょっとだけ念入りに化粧をしていた。
アリス(犬)が、すばやく感じ取って、私の後を付いて回る。
寝室で着替えをしていると、入口でパタッと止まってこちらの様子を窺っている。
いいよ、いらっしゃい♪
……って、わざわざメリーさんを持って来なくてもいいからね。
今、遊ばないよ。
こうしてアリスに見送られる。
今日は、久しぶりにジャスミン(猫)にも見送られる。
この時、アリス(犬)は、既にソファに潜り込んで留守番に耐える準備をしている。
平日の午前中、電車の中は空いていた。
私は、ウキウキしながら電車の中を見回した。
車窓の外の景色より、車内のほうが面白い。
いたッ! 見つけた!
久しぶりの、電車内化粧女☆♪
しかも、あろうことか、かなり中年後期。 若い女の子の礼儀をたしなめなくてはならない年代だ。
そのご婦人、乗り込んだ途端にバッグの中から化粧ポーチを取り出した。
……? でも、もうバッチリ塗り固められているんですけど。
若い女の子のように、スッピンから始める勇気はないとみえる。
え?どこを塗り直すの?と見ていると、アイシャドウを上塗りしている。
パール入りオリーブグリーン系のアイシャドウを、右まぶた~左まぶた~右、左、右、左、右、左……を
延々と重ねづけをしている。
うぉ~~! 気になる気になる! 私は目が釘付け♪
まぶたの上のわずか1.5センチほどの空間を、いったい何度往復したことか!
既にペンシルで描かれている眉も再度、再々度修正し、パールピンクの口紅を塗ってはティッシュで押さえ、
塗っては押さえ、もうその辺にすれば?と口を挟みたくなった…いや、ティッシュを挟みたくなった。
快速急行。次に扉が開く20分後、そのご婦人は、バッグから小さな袋を取り出し、ダイヤの指輪と時計をはめて、
何事もなかったかのように下りて行かれました。
あ~、久々に楽しかった♪
ところで今日は、ニコール・キッドマン主演の「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札」を観に行って来た。
実在の人物の物語は興味深い♪
幕切れが、ちょっと物足りなかったけれど。
同じ伝記映画で、メリル・ストリープの「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」の最後は、
胸が痛くなるほどつらかった、と思い出す。
ただいま~♪
お出迎えは、アリス(犬)。
は~い、有難うね。
今日も、オカァサン、いっぱい楽しみました♪
※去年の今ごろ 2013.11.14 「とうとう本丸」
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