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健康・美容食品市場調査・分析結果

2005-11-24 | 健康食品・サプリの話題
 富士経済は、健康・美容に良いという食品市場について実査・分析した結果を発表しました。この健康美容食品(H・Bフーズ)調査は毎年1回実施していて、通算13回目の定期調査だそうです。それによりますと、注目される市場として、
 ●ダイエット食品 
  2006年予測 635億円 04年の急落から153.8%の回復
 ●栄養バランス食品 
  2006年予測 705億円対04年比107.2%に拡大
 ●虫歯予防食品 
  2006年予測 790億円対04年比104.8%の拡大を予測
が挙げられています。
  ダイエット食品はヒット商品によって変動が激しいようですが、2005年はコカ・コーラボトラーズの「ラブボディ ビューティークイーン」と「アクエリアスアクティブダイエット」が売り上げを牽引して、盛り返した模様。しかし、食品類はジリ貧なようです。個人的に「寒天は?」と思うのですが・・・。
 栄養バランス食品は、五大栄養素の食品を対象としていますが、ここは森永製菓の「ウイダーinゼリー」と大塚製薬の「カロリーメイト」で市場の55%以上を占めているそうです。今後もブロックタイプ、ゼリー飲料ともに成長が予測されるとしており、今後は、豊富な栄養素配合はもちろん味覚による差別化が重視されると考えられます。
 虫歯予防食品は、この市場の70%を特定保健用食品で占めている。ロッテのキシリトール によって市場が形成され、その後江崎グリコなどの商品も投入されて発展した。新たに未開拓の女性層を獲得する動きも活発化しており、市場はさらに発展段階に入っている。
 さらに、トクホの動向をまとめており、以下のようにまとめています。

 ●整腸効果分野(2006年1,826億円 04年比92.5%)
   ヤクルト400ヤクルト本社)、ブルガリアヨーグルト(明治乳業)、カルダス/ビヒダス(森永乳業)など乳酸菌を中心とした既存商品のリピート需要に依存していて、メーカーの注力度低下から今後はマイナス推移と予測されるそうです。

 ●生活習慣病予防分野(2006年927億円 04年比104.8%) 活発な商品投入により着実に成長していて、2005年は900億円を超えると見込まれています。市場は食油関連の展開となっており花王の「健康エコナ」を中心に、日清オイリオグループ、J-オイルミルズも順調で安定成長しているそうです。高血圧糖尿病対策など生活習慣病予防を訴求する特定保健用食品は、承認審査が実質的に厳しくなったにも関わらず、製油メーカーを始め、食品/化粧品メーカーなどが積極的に商品開発に注力しています。

 ●虫歯予防分野(2006年596億円 04年比103.7%) トップのロッテの堅調に加えて、キャドバリージャパン江崎グリコも加わって、市場は今後も成長すると予測されています。

 ●骨強化分野(2006年82億円 04年比95.3%) カルシウム補給食品で、ロングセラー商品が中心です。骨粗しょう症対策として期待されましたが、疾患対策では健康食品・サプリメントを摂取する機会が増して、2003年以降は伸び悩みの推移となっているそうです。2004年新たに注目のグルコサミンは、市場の拡大が見込まれています。ただ、この市場は現在の飲料から健康食品に移行するケースもあり未知数としています。(杏J夫)

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