電脳馬牧場-Electric Ranch

カタログ人間による本,映画,ジャズ,古本屋巡り,ニュース拾い

ディープ、引退

2006-10-12 00:02:33 | つぶやき
ディープが今年で引退 無敗の3冠馬(共同通信) - goo ニュース
驚きとショック 池江調教師が寂しげに会見(共同通信) - goo ニュース
ディープインパクト号は年内で引退予定(JRA)


ディープ、負けちゃった」の回でも心配していたとおり、ディープインパクトの年内引退が決まってしまった。
オーナーとしてもいろいろ考えたと思う。これだけの馬なら、無事でいさえすればあと2つや3つG1を取れただろうから。7冠馬でも、もしかしたら10冠馬にでもなれたかも知れない(いくらなんでもそれはちょっと無理か)。馬主としてこれ以上の名誉があろうか。
けれども競走馬は当然ながらというか残念ながらというか、経済動物である。やっぱり「無事でいさえすれば」というところがネックになる。過酷なG1レースに出れば(それを目標に調整すれば)、故障のリスクがある。命に関わらなければそれでもいいけど、命に関わってしまうこともよくある話である。
変な負けかたして、名誉に傷がつくことだってある。あんなに強かったナリタブライアンだって、故障のあとはケチのつきまくりで、残念な晩年だった。
だからまぁ、負けたのはアウェーだったり、うまいことヤラれたくらいにとどめておいて、さっさと引退して、51億なんてとんでもないシンジケートを組んでしまった方が、安心して眠れるというものなのだ、きっと。
その気持ちもわかるような気がするから、ちっとも利害関係のない僕は、残念だけれども諦めて、このまま無事に引退してほしいと願うわけである。

さて、そんなわけで、一応登録したという天皇賞はもちろん(出ないほうがいいと思う)、ジャパンカップも有馬記念も、ディープの取捨は難しい。
こうなれば、池江調教師の仕事は、ディープを勝たせることよりも、無事に牧場に返すことである(そりゃもちろん勝って欲しいだろうけど)。僕なら適当に回ってこいっていう。多分適当に回ってもいい勝負するはずである。でも目一杯は困る。だから3着だったり、5着だったりという状況は、今まで以上にあり得る(あんまり変な負け方だったら、そのまま故障〔という事にして〕引退ってこともあり得るし、遠征のせいにすることもできる)。

ディープほどの馬だから余計迷う。そこそこの馬なら、もう勝てないと思う(特に有馬記念)。だけど、これほどの馬だからあんまり無様な最期にはできないでしょ。有馬記念で「三冠馬対決!世代交代」ってのも悪くないけど、あの馬地味すぎるもんなぁ。あれ?何て馬だっけ、2冠馬は?

もとい、
だけど、出てきたら切れないよね、ディープは。
それでも、春の強さはもう見れないんじゃないか?という心配が強くなってきた、この引退表明なのでした。とにかく無事に種牡馬になって、強い子どもを出して欲しいよ。


ウェーブミュージックシステム

All About スタイルストア


最新の画像もっと見る

コメントを投稿