● 天皇陛下、新年のご感想全文 http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20131231-567-OYT1T00366.html 2014年1月1日(水)05:05
読売新聞
東日本大震災から三度目の冬が巡ってきましたが、放射能汚染によりかつて住んでいた地域に戻れずにいる人々や、仮設住宅で厳しい冬を過ごす人々など、年頭に当たり、被災者のことが改めて深く案じられます。
昨年も、多くの人々が様々な困難に直面し、苦労も多かったことと察していますが、新しく迎えたこの年に、国民皆が苦しい人々の荷を少しでも分かち持つ気持ちを失わず、助け合い、励まし合っていくとともに、世界の人々とも相携え、平和を求め、良き未来を築くために力を尽くしていくよう願っています。
雪の深くなる季節、屋根の雪下ろしの事故には十分に気を付けてください。
本年が、我が国の人々、そして世界の人々にとって幸せな年になることを祈ります。
● 天皇陛下「荷を分かち持つ年に」 http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20131231-567-OYT1T00923.html 2014年1月1日(水)05:05
読売新聞
天皇陛下は、新年に当たっての感想を宮内庁を通じて文書で発表された。
感想は「東日本大震災から三度目の冬が巡ってきましたが」と始まり、放射能汚染のため故郷に戻れなかったり、仮設住宅で生活を続けたりしている被災者について「改めて深く案じられます」と思いが寄せられている。そして、新しい年にあたり、「国民皆が苦しい人々の荷を少しでも分かち持つ気持ちを失わず、世界の人々とも相携え、平和を求め、良き未来を築くために力を尽くしていくよう願っています」とつづられた。
天皇、皇后両陛下は、昨年10月に土石流災害を受けた伊豆大島(東京都大島町)へのお見舞いを希望しており、この2月にも現地入りされる。また、20年に1度の式年遷宮が行われた伊勢神宮(三重県伊勢市)への参拝も予定されている。
恒例の行事としては、5~6月に全国植樹祭のため新潟県を、10月に国体のため長崎県を、11月頃に全国豊かな海づくり大会のため奈良県を訪問される予定。
皇后さまは10月に80歳の傘寿を迎えられる。
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2日の一般参賀は、両陛下と皇族方が午前10時10分頃、11時頃、11時50分頃、午後1時30分頃、2時20分頃の計5回、皇居・宮殿のベランダに立たれる。参賀者は午前9時30分から午後2時10分までに皇居正門(二重橋)から入る。