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コウモリのメディスン

2017年04月13日 | ・アニマル・メディスン
今回は、アニマル・メディスン コウモリ Bat の巻です。


写真は、ネットからお借りしました。












動物として


コウモリ  哺乳綱  翼手目(コウモリ目)
学名:Chiroptera  英名:Bat 
別名:天鼠(てんそ)、飛鼠(ひそ)


約1,240種から成る。


哺乳類 約5,000種の中で、
コウモリはネズミ目(齧歯類)に次いで種類が多く、
哺乳類全体の約20%を占めている。


日本には、35種類が生息している。


コウモリ目は、オオコウモリ亜目とコウモリ亜目に大別される。


【オオコウモリ亜目】




オオコウモリ科の1科のみで成る。


オオコウモリ科には、約200種が属し、
コウモリ全体の約18%を占める。


翼を広げると幅1.8メートルに達する大きな種から、
10センチほどの小さな種まで、大きさは様々である。


最大種は、ジャワオオコウモリ
翼開張180センチ
体長40センチ
体重900グラム





熱帯、亜熱帯に分布。


食性は、完全な植物食。
果実、花粉、蜜などを食べる。


夜行性だが、まだ明るいうちから活動を開始する。


大きな目を持ち、視覚がよく発達していることから、
超音波を出さない種がほとんどである。





【コウモリ亜目】




17科から成り、コウモリ全体の80%以上を占める。


極端な寒冷地を除き、世界中に分布。


最小種は、ブタバナコウモリ
翼開張16センチ
体長3センチ
体重2グラム以下





食性は、多くが虫食性だが、
種によっては、花蜜食、魚食、肉食、血液食、雑食など様々である。


夜行性。


目は小さく、ほとんど見えないため、
超音波を頼りに行動する。(エコーロケーション)
超音波を放ち、反射した音を鼻の部分(鼻葉)で受けることで、
狭い洞穴や闇の中でも自由自在に飛ぶことができる。




以降は、コウモリ共通の説明です。


洞窟やトンネルなどに
コロニーと呼ばれる群れを作って生息する。


コウモリの翼は、伸縮性のある膜でできており(飛膜)、
翼の形を自由に変えることができる。





飛膜の中には、細い特殊な筋肉が走っており、
その筋肉のおかげで、
獲物を追って急旋回したり急降下するなど、
高速で精度の高い飛行をすることが可能となっている。


飛膜を広げて滑空する生きものとして、
他にムササビ、モモンガ、ヒヨケザルなどがいるが、
鳥類に匹敵するほどの飛行能力を持つのは、
コウモリのみである。


後ろ足は弱く、鳥のように立つことはできないため、
休息時には、後ろ足で木などにぶら下がる。


飛膜の第1指に爪を持ち、
排泄時など、この爪でぶら下がったり、
爪と後ろ足で這い回ることができる。


他の哺乳動物とは異なり、
膝の関節が逆向き(腹側)に曲がる。
これにより、尾膜は強い風圧にも耐え、
舵やブレーキの役目をすると考えられている。


吸血のイメージがあるが、
血を吸うコウモリは3種しかおらず、
うち2種は、鳥類の血液しか吸わず、
哺乳類の血を吸うのは、中南米に生息するナミチスイコウモリだけである。



しかし、ナミチスイコウモリが吸う血の量は少なく、
獲物を死に至らしめることはない。


冬の過ごし方は種によって様々で、
暖かい地域に集団で移動するものもいれば、
洞窟や岩の割れ目で冬眠するものもいる。


また中には、夏でも気温の低い日には、
1日単位で冬眠するものもいる。


コウモリは、爬虫類のように
環境に適応して生きる変温動物であり、
冬眠する際、外界の気温と同じぐらいに体温を下げるが、
爬虫類と違うのは、
目ざめた時、自分で体温を上昇できる点である。


コウモリの冬眠は、リスやクマの冬眠とは異なる。
リスなどの齧歯類は、冬眠中も定期的に目を覚まし、
貯蔵しておいた食料を食べたり、毛づくろいをしたりする。
クマは冬眠中、穴の中で眠ったままではあるが、
コウモリのように体温が下がることはない。


コウモリは、冬眠に入る前に
体重の約25%の脂肪を貯え、
いったん冬眠に入ると、春まで目を覚ますことはない。
そのため、コウモリが冬眠を妨害され、
途中で目を覚ましてしまうと、
体温を上げるため、貯えた脂肪を無駄に燃焼させることになり、
コウモリにとっては命に係わる問題となる。
冬眠中のコウモリを見つけた場合、
眠りを妨げないよう注意が必要である。


コウモリは、砂漠の植物の受粉を助け、種を分散させるなど、
生態系において、重要な役割を果たすものと考えられている。


特にメキシコにおいては、
テキーラの原料となるリュウゼツランの受粉を媒介するとして、
絶滅危惧種に指定され、保護されているものもいる。


蜜を食べようと、花粉まみれになっているフラワーコウモリ



コウモリは通常、黒っぽい体色をしているが、
ホンジュラスなどに分布するシロヘラコウモリは、
アルビノ種ではなく、唯一の白いコウモリである。
植物の葉でテントを作り、中に集まって過ごしている。



メキシコに生息するオヒキコウモリは、
水平飛行で時速160キロという、動物最速の記録を持つ。



コウモリの糞は『グアノ』と呼ばれ、
燐酸分や窒素分が多く含まれており、
洞穴に暮らす他の生物の貴重な栄養源になっている。


コウモリは鳥獣保護法の対象となっており、
絶滅危惧種に指定されている種も多い。


コウモリは、獣のようでも鳥のようでもある曖昧さから、
『裏切者』の代名詞にされることが多く、
闇に紛れて活動し、血を吸うという不気味さから、
特にヨーロッパにおいてはしばしば、
悪のモチーフにされる。


日本ではかつて、
コウモリが家に住みついたり入ってくると
縁起がいいと考え、
子宝を授けてくれる善い動物として親しんでいた。


日本で最も一般的に見られるアブラコウモリは、
人家周辺で蚊などの害虫を捕食するため、
益獣とみなされている。


キューバの先住民であるタイノ族は、
コウモリは健康、富、家族の団結などをもたらすと信じた。
世界で最も多く飲まれているキューバのラム酒『バカルディ』は、
ロゴマークにコウモリを採用している。





アニマル・メディスンとして


コウモリが象徴するもの
   ・・・再生、生と死、直感、通過儀礼(イニシエーション)、コミュニケーション、
      社交性、コミュニティ、回避、姿隠し、遷移、隠された秘密を見る能力


コウモリはしばしば、死の象徴とみなされるが、
それは単に肉体の死ではなく、
思想や信条、社会における役割、人間関係などの終わりを象徴する。


コウモリはまた、高次の世界から下りてくる直感を
受け取ることができなくなった
われわれの『古い部分』の死と、
再生、すなわち新しいアイデンティティの誕生も象徴する。


シャーマンを志す者は、
『死の儀式』を経なければならないが、
その儀式とは、
自分の内にある恐れと対峙し、
古いアイデンティティを捨てることで
新しく生まれ変わるというものである。


コウモリのメディスンは、
シャーマンの『死の儀式』と同様に、
われわれが成長していく過程において、
不要となった思考パターンや怖れを手放し、
生まれ変わる助けをしてくれる。


コウモリのカードが出た場合、
身体的、精神的、感情的あるいは霊的に
重大な変化がこれから起ころうとしている、
あるいは最近起こったということを表している。
それまでの古い自分の死、
新しい自分の誕生を意味している。


われわれは、未知なるものや闇を怖れがちである。
しかし、目の前に広がる闇と対峙することで、
初めて、再生の光を見つけることが可能となる。


われわれは、成長し続けるために、
新しいアイデアや趣味、今まで感じたことのない感情を
進んで受け容れなければならない。
コウモリはわれわれに、
エゴを手放し、思考や信念を定期的に新しくするよう伝えている。


変化にはしばしば痛みを伴うが、
痛みを受け入れ、変化を愉しむことが大事であり、
そうすることで、宇宙からもサポートが与えられ、
新しいアイデンティティの誕生は
よりスムーズなものになるということを
コウモリは伝えている。


コウモリはわれわれに、
よく内省し、自分を愛し、
自分の敵も自分と同じくらい愛し、
自分の変化を自分で助けることが大事であると
教えている。


体内にソナーを持つコウモリは、
目には見えないもの、
隠されている秘密を知る能力を象徴する。
コウモリはまた、
われわれが、自分自身から隠している秘密さえも
明らかにしてくれる。


コウモリのメディスンを持つ人は、
非常に敏感で、目に見えているものには惑わされず、
真実を見通す能力を持っている。
鋭い直感を持ち、
普通の人は聴くことができない
天使の声のような、特別な音を聴く透聴能力も持つ。


コウモリは、気温が低い時には体温を下げて冬眠し、
気温が上がると、体温を上げて活動を再開する。
コウモリは、強い生命力や再生力、
高い適応力も象徴する。


コウモリはわれわれに、
自分の周囲をよく見て、慎重に判断するよう、
時に自分が周りに合わせたり、
自分のやり方を変えることも大切であると教えている。


コウモリは温和で、社会的な生きものであり、
仲間と過ごすことが好きである。
コウモリは、良い聞き手であり、
他との『衝突』をうまく避ける方法を知っている。


コウモリのメディスンを持つ人は、
高いコミュニケーション能力を持ち、
社交的で、家族と強い絆で結ばれている。
また、何かを育てるのが上手で、
予知夢を見るなど、サイキックな能力も持つ。


ヨーロッパにおいて、
夜に活動するコウモリは、
死や地下世界とつながりを持つと考え、
「夜のガーディアン」と呼んでいた。


コウモリの洞窟にぶら下がるさまは、
子宮内で逆さまに浮かぶ胎児とも結び付けられてきた。
逆さまにぶら下がることは
古い自己を捨て、新しく生まれ変わる象徴であり、
子宮のような洞窟から、闇の広がりとともに飛び立つコウモリは、
子宮の闇を通って生まれる胎児の象徴であり、
生まれ変わりの象徴とされてきた。


コウモリは、生と死、始まりと終わりの両方を表すことから、
シャーマンが、複数の世界の間で活動する能力とも
深い関係を持つとされ、
シャーマンやネイティブ・アメリカンのメディスン・マンにとって、
コウモリは強力なシンボルであった。


一方、ネイティブ・アメリカンのアパッチ族やチェロキー族は、
コウモリは、コヨーテと同様
悪戯者、トリックスターであるとも考えた。


中米において、コウモリは
仏教の輪廻転生と同様に、再生の象徴である。
コウモリは何世紀もの長きに渡り、
アステカやマヤ文明などにおいて、
非常に重要なメディスンであった。


ケルト民族は、コウモリを
霊的なナビゲーターであり、
地下世界とつながる存在であり、
逆さまにぶら下がることから、
転生の象徴であると考えた。


ボスニアや西アフリカにおいて、コウモリは
姿かたちを変えられるシェイプシフターであり、
しばしば、霧や狼に変身すると考えられた。


ヨーロッパの古い物語において、コウモリは
魔法使いや吸血鬼、魔術に関連するものとされ、
善い存在としては描かれてこなかった。
しかし近代において、
コウモリは幸運の象徴になっている。


オーストラリアのアボリジニにとって、
コウモリは人間の魂と同義であり、
死んだコウモリを見つけることは、
誰かが別世界に移動した知らせと考えた。


中国において、コウモリという言葉は
「福が偏り来る」を意味する「偏福」 (piānfú) と音が似ていることから、
幸運の象徴とされている。


英国では、すべてのコウモリは保護の対象であり、
コウモリやその巣に危害を加えると、
重い罰金が科せられる。


コウモリは、
混乱の暗闇からわれわれを安全に導き出し、
意識のより高い領域へと連れて行ってくれるパイロットであり、
ガーディアンである。
また、瞑想を通じ、天界からの直感を受ける時、
頼りになるナビゲーターにもなってくれる。


コウモリのメディスンは、
シャーマンをつくるメディスンである。
コウモリは、年を取ってこわばり、
限界・制限にこだわるようになった精神を啓発し、
より大きな、より賢明な自己へと再生する
偉大なスピリットガイドである。


《逆位置》


障害があるものと錯覚し、
自分を隅に追い詰めていないか。


一歩下がって休み、生命力を回復させる必要がある。


自分が欲しているものは何なのか、
一歩下がって考えてみる必要がある。


スピリットが停滞しており、そのせいで
自分の才能をフルに活用する真の運命を
認めたくないのでないか。


また、スピリットが停滞しているせいで、
創造に対する欲望を止めているのではないか?
もしそうなら、その停滞を死なせ、
自分自身を再生しなくてはならない。


自然に循環する再生のサイクルに
逆らおうとしているのではないか。

それはある意味、逆子の出産と同じで、
あまりにも難儀が続くと、死産につながったり、
自分の死にもつながる危険性がある。

あまり長く迷ったり悩んではいけない。
どうするか決まるまでには、
年を取り過ぎ、チャンスは消え去り、
夢も過ぎ去っていることが多い。

勇気を出し、精神力をフルに使い、
産みの痛みに耐え、新しい段階へと迅速に移動しなさい。


新しい人生への流れに身を委ね、
新しい夜明けを迎えなさい。


今日や明日のことばかりを心配し、
その先にある遠い未来のことは心配しないなら、
道の先を見誤るかもしれない。


あなたは、未来の子孫にとっては祖先であり、
将来の世代の責任を負っているのを忘れてはならない。


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