さいたま市の女性専用ヒーリングサロン ☆Dwarfgardenドワーフガーデン☆

土日祝日のみ営業。直傳靈氣、音叉、シンギングボウル、各種カードリーディングをご提供します。お気軽にお試し下さい

コヨーテのメディスン(修正再掲)

2018年06月09日 | ・アニマル・メディスン
今回は、アニマル・メディスン コヨーテ Coyote の巻です。


写真は、ネットからお借りしました。







動物として


コヨーテ  ネコ目(食肉目)イヌ科 イヌ属
学名:Canis latrans  英名:Coyote 
別名:ソウゲンオオカミ


極近くを除き、北アメリカ、メキシコ、中央アメリカに分布。


草原地帯、森林、湿地、砂漠、山岳地帯などに
主に生息しているが、
郊外の農耕地や都市部周辺など、
人里近くにも現れることがある。


オオカミによく似ているが、オオカミよりも小さい。
(左から、シベリアンハスキー犬、オオカミ、コヨーテ、キツネ)



足跡のサイズの比較
(左から、オオカミ、イヌ(平均サイズ)、コヨーテ)



◆コヨーテ◆
体長 75~100センチ
体重 9~20キロ
肩高 50~55センチ
尾長 30~40センチ


◆オオカミ◆
体長 100~160センチ
体重 25~50キロ
肩高 60~90センチ
尾長 29~50センチ


オオカミとの相違点として、
オオカミの耳は小さ目で、形は丸みを帯びているのに対し、


コヨーテの耳は大きく、形は三角形に近い。



さらに歩いたり走る時、
オオカミは尾を少し持ち上げるが、
コヨーテは尾を下げるという違いもある。



以降、コヨーテについて


毛色は、灰褐色、黄褐色、赤褐色など
バリエーションがある。







主に夜行性だが、空腹時は昼間も活動する。


単独やペア、もしくは
5~6頭の家族群で行動する。
大きな群れを形成することは、あまりない。


食性は、肉食性が強い雑食性。
ウサギ、ネズミなどの小動物、昆虫、爬虫類、魚、
シカ、果物、草、腐肉や死肉を食べる。
ニワトリ、ヤギ、ヒツジ、仔牛などの家畜や、
犬猫などのペットを捕殺することもあり、
牧場主や農民からは、害獣扱いされることが多い。


岩壁の穴や倒木の洞などに巣を作る。
巣穴は、自分で掘ることもあるが、
アナグマなど他の動物が使った穴を
再利用することもある。



きわめて鋭い視覚、嗅覚、聴覚を持つ。


非常に敏捷で瞬発力に優れ、
時速65kmまで一気に加速し、
走ることができる。


持久力にも優れ、
シカやポニーなどを襲う際、
数頭でリレーのように追走し、
獲物が疲れ果てるのを待つ。


跳躍力にも優れ、
約4m近く飛び上がることができる。



一夫一妻制。
家族の絆は強く、
夫婦で協力して子育てをする。


通常、単独で狩りを行うが、
獲物が少なくなる秋冬は、
より効率的に獲物を捕らえるため、
群れで狩りを行う。


日没後、数頭で集まり、
甲高い声で遠吠えをする習性がある。
学名にある“latrans”は、
『やかましく吠えるもの』を意味する。


イヌ同様、尿によって縄張りを主張する。


非常に賢い動物と考えられている。


本来は臆病な性質で、
進んで人間の前に出てきたり、
人間を攻撃することはない。
しかし、次第に人間に慣れて
恐れなくなっているといわれており、
人間が知らずに縄張りに入った時などは、
非常に攻撃的になる。


環境への適応能力が非常に高い。
森林伐採に伴い減少しているオオカミに対し、
コヨーテは分布を拡げている。


繁殖能力も非常に高く、
イヌやオオカミと交配できる。

イヌとコヨーテの混合種 コイドッグ


オオカミとコヨーテの混合種 コイウルフ



サウスダコタ州の州の動物とされている。


アニマル・メディスンとして


コヨーテが象徴するもの
・・・トリックスター(ペテン師)、道化師、悪戯好き、ユーモア、
     笑い、茶目っけ、遊び心、愚か者、矛盾する性質、
     狡猾、知恵、真実を見抜く、変身術、才能豊か、適応力、
     反面教師、厄災


コヨーテは、トリックスター(ペテン師)、道化師、
悪戯者を象徴する。
コヨーテは悪意ではなく、
遊び心から嘘をついたり、悪戯を仕掛け、
状況を混乱に陥れるトラブルメーカーである。


ルーニー・テューンズのキャラクター ワイリー・コヨーテ



コヨーテは時に、自分が仕掛けた罠に
自分で引っかかり、馬鹿をみることもある。
そんな時コヨーテは、
自分の失敗を笑い飛ばし、さっさと忘れてしまう。



コヨーテはわれわれに、
どんな時も笑いや遊び心、ユーモアを
忘れてはならないと伝えている。


深刻な状況においても、
その深刻さを愉しみ、笑うことで、
新しい視点や気づきを得られるかもしれない。
笑いは、状況を単純な段階に戻してくれる
善いカンフル剤であると
コヨーテはわれわれに教えている。


さらに、コヨーテはわれわれに、
自分自身をよく見て笑うよう促す。
われわれ人間は、己の人生について、
深刻になりすぎる傾向がある。


心配やストレスに心と時間を奪われることは、
愚の骨頂であり、
人生の皮肉を笑い飛ばして、
ポジティブな思考を保つことが大事と
コヨーテは教えている。


コヨーテのトーテムを持つ人は、
友人に悪戯をしたり、
冗談を言うのが大好きで、
自分が関わるすべての中に喜びを見出し、
現在という瞬間に生きている。


コヨーテのカードが出た場合、
どのようなものかはわからないが、
何か笑ってしまうような出来事が
近く起きることを表している。
コヨーテは、十分に笑う準備をし、
思いきり笑うよう伝えている。


コヨーテは、偉大なる愚か者を象徴する。
コヨーテは賢くもあり、間抜けでもあり、
茶目っ気たっぷりでありながら、
狡猾さも失わない。


コヨーテは、生命は神聖であると同時に、
取るに足らない、ちっぽけなものであること、
知と愚は表裏一体であることを
深く理解している。


コヨーテのメディスンには、
多くの矛盾が含まれており、
コヨーテが与えるメッセージや学びは、
一筋縄ではいかないことが多い。
コヨーテは、直接的なやり方ではなく、
皮肉や嘘、冗談などを通じて、
間接的に問題の核心を指し示す。


コヨーテは、自らの愚行や失敗を見せることで、
見せられた者自身が持つ愚かさや
賢明さに気づかせる反面教師である。
コヨーテはわれわれに、
他人の失敗からよく学び、
賢さと愚かさの間で、
よくバランスを取るよう伝えている。


荒野から大都市中心部まで、
幅広い環境で生きているコヨーテは、
高い適応力、豊かなリソースを象徴する。


コヨーテはまた、
生命や創造に関連する魔術や、
変身術(シェイプシフト)と
深いかかわりを持つとされている。


コヨーテはわれわれに、
どんなに困難な状況にあろうとも、
自分が持つリソースを駆使することで、
周りの状況を変えたり、
自分を変えられること、
柔軟な考えを保つことが
シェイプシフトを可能にすると教えている。


ネイティブ・アメリカンの伝説において、
コヨーテは、世界の創生に立ち会った
最も古い生き物のひとつとされている。
コヨーテは、原始とのつながりや
子供のような純真さ、無邪気さを象徴する。


コヨーテのエネルギーは、
実は原始的で、シンプルなものであり、
コヨーテの特徴的な遠吠えは、
われわれの魂の中に、
原始とのつながりを呼び覚ましてくれる。


コヨーテはわれわれに、
現代の複雑な社会においても、
魂をシンプルにして生きることが重要であり、
時には子供時代に戻って、
無邪気に遊び、心から楽しむよう伝えている。


コヨーテが楽しそうにしている時も、
失敗をして困っている時も、
そこには、何かしらの学びや知恵が含まれている。
コヨーテはわれわれに、
外面・表面に惑わされてはならないと
伝えている。


さらにコヨーテは、
他人や自分自身から隠している問題がないか、
自分の内面をよく調べるよう伝えている。


放置されている問題はしばしば、
われわれの肉体、精神、魂に対し、
知らないうちに大きな影響を与えている。
問題を抱えている魂は、
表面上は明るく見えていても、
内側には闇が広がっている。


コヨーテはわれわれに、
勇気を持って、内在する問題と対峙し、
解決に向けて努力することで、
外面と内面の乖離がなくなり、
完全性につながると教えている。


一生を同じパートナーと暮らすコヨーテは、
家族との強い絆を象徴する。


コヨーテのメディスンを持つ人は、
家族や子供を非常に大事にする。
自分のニーズよりも、
家族のニーズを優先し、
家族の喜びを自分の最大の喜びとする。


ネイティブ・アメリカンの伝承において、
コヨーテは数多く登場する。
概して、コミカルなトリックスターや、
狡猾で貪欲な存在として描かれているが、
部族によっては、創造主や祖先の精魂、
英雄として崇められている。


クロウ族において、
コヨーテは尊敬とともに、
コヨーテ翁、コヨーテ老、Akba Atatdia
などと呼ばれ、
創造神として崇拝されている。
創造神として、以下の伝承もある。

「コヨーテは、旧世界を創った
古代創造主から創造の秘奥を学んだが、
知識を盗まれたと怒った古代創造主は、
世界と人間を滅ぼしてしまった。

そこでコヨーテは、地球と人類を創造し、
現在の新世界ができあがった。」


平原の部族においても、
コヨーテは、創造主、教師、魔術の守護者として
尊敬されている。


カリフォルニアの古い部族において、
コヨーテは、世界最初の人間とされていた。
伝承によると、
その人間は、最初は獣と同様に
4つんばいで歩いていたが、
長い時間を経るうち、
美しい尾を残して、今の人間の形に変わった。
しかしその尾も、腰掛ける習慣とともに
次第になくなってしまった。


南西部のある部族において、
コヨーテは救世主とされ、
以下の伝承がある。

「太陽にはかつて9個の兄弟がいて、
昼間は、10個の太陽が熱く燃えていた。
地球と人間は、10個の太陽の熱で
燃え尽きそうになった。

状況を理解した賢いコヨーテは、
空に飛び上がって9個の太陽を滅ぼし、
太陽を1つだけにした。
これにより、人間は熱から救われた。

しかし、月にも9個の姉妹がいた。
夜になると、10個の月が
地球が凍りつくほど冷やした。
人間は、またしても
賢いコヨーテに助けを求めた。

コヨーテはどうしたものか悩み、
世界の果てまで旅に出た。
しばらくして、コヨーテは閃いた。

コヨーテは、火打ち石を岩に当て、
火を起こすと空に飛び上がり、
9個の月を滅ぼして、
月も1つだけにした。

さらにコヨーテは、
寒い冬に暖を取れるようにと、
人間に火の起こし方を教えた。
また、小麦の挽き方、
よく効く薬草の見つけ方も伝授した。

しかし、コヨーテは不満だった。
人間から、思ったほど
感謝されなかったように感じたのだ。

そこでコヨーテは、人間に
『死』という贈り物も授けた。

このことから、人間は学んだ。
コヨーテに頼みごとをすると、
手痛いしっぺ返しを食らうことを。」


ナバホ族において、
コヨーテは、善と悪の対極の意味を持っている。

コヨーテは、新しい生命や誕生を象徴する。
コヨーテは、新世界に生命の種を持ってきて、
最初の男女を創った創造主と考えた。
また、火を盗んで怪物を倒し、
人間を助けた英雄とも考えた。

一方で、コヨーテは不吉の前兆であり、
旅の途中、コヨーテが道を横切るのを見たら、
旅を中止して、一度家に戻り、
出直すべきと考えた。

さらに、コヨーテを黒魔術の象徴とし、
サタンが邪悪な仕事をする時、
コヨーテを手先に使うと信じていた。


ショショニ族において、
コヨーテは、終わりの象徴であった。
コヨーテは、自然界の生と死のサイクルを表す
象徴的な役割を持ち、
コヨーテを目撃することは、死が近いと考えた。


ホピ族、ズニ族、モハーヴェ族、プエブロ族などでは、
コヨーテは、一族の動物とされていた。
プエブロ族やズニ族では、
コヨーテは、狩猟の守り神とされ、
ズニ族のハンターは狩猟に出る時、
豊猟と無事を祈るお守りとして、
石で作ったコヨーテの人形を持ち歩いていた。



ポモ族などにおいては、
部族の伝統的な踊りとして、
コヨーテ・ダンスという踊りを踊っていた。


ネイティブ・アメリカン以外の文化においても、
コヨーテは、同じくトリックスターである
ギリシャ神話のプロメテウス、
北欧神話のロキ、
西アフリカ神話のアナンシーと同様に扱われている。

天界の火を盗んで人類に与えた神プロメテウス


変身術を得意とする、悪戯好きの神ロキ


しばしば知恵を持つ蜘蛛の姿で描かれるアナンシー



多くのネイティブ・アメリカンの部族は、
コヨーテを『メディスン・ドッグ』と呼び、
多くの魔力を持ったパワフルな存在と信じている。


コヨーテは、われわれの霊的な進歩を妨げている
エゴを崩壊させ、
どんなに困難で、進むのが大変な道であろうとも、
われわれの霊的な進歩に必要な道であれば、
われわれを騙してでも誘い入れる。


コヨーテは、表面の奥にある真実を見通す。
コヨーテはわれわれに、
自分が陥っている混乱は
自分が作り出していること、
自分が原因であることを認めるよう促す。


自分の混乱を、他の人や周りの状況、
運命のせいにするのをやめた時、
真の学びが得られることを
コヨーテはわれわれに教えている。


コヨーテは、自分をも欺くペテン師のマスターであり、
驚くべきは、コヨーテは自分が陥ったペテンを克服する
力を持っていることである。


コヨーテはわれわれに、
人生は不確実なことの連続であり、
予期していなかったことが
往々にして起きるものだと教えている。


どんな時でも大事なのは、
物事のユーモラスな側面を見出すこと、
時に、自分はマヌケなピエロであることを認め、
自分の過ちを高らかに笑い飛ばすことであると
コヨーテはわれわれに教えている。



《逆位置》


やることなすこと、裏目に出るかもしれない。

自分がしたことは、皆自分に還ってくる。
他の人に投げたブーメランが
自分に戻ってきていないか、注意しなさい。

誰かに騙されていないか。

誰かがうまい話をして
あなたを騙そうとしているかもしれない。

他人の本当の意図は何なのか、
よくよく注意しなさい。


~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~て
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« それぞれの色 | トップ | がんと涙雨 »
最新の画像もっと見る

・アニマル・メディスン」カテゴリの最新記事