さいたま市の女性専用ヒーリングサロン ☆Dwarfgardenドワーフガーデン☆

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何年経とうと

2017年08月12日 | ★毎日の悲喜
日航ジャンボ機墜落事故発生から、まる32年。
今年は『三十三回忌』だそうです。


あの事故のことは、昨日の事のように思い出されます。
私は大学の夏休み中で、来る日も来る日も、
テレビで事故のニュースを呆然と見ていました。


私自身、北海道に帰省する時や
子供の頃、母の実家の秋田県に行く時には、
飛行機を使っていましたから、
飛行機は身近な乗り物で、安全と信じきっていました。


もっと言うと、その昔、ローカルな路線では、
安定性の悪いプロペラ機が多く、
強風が吹くと、機体がかなり揺れて怖かった。
揺れの少ないジャンボ機が普及したことで、
ようやく快適な空の旅ができるようになったと
思っていたのです。


まさかジャンボ機が墜落するなんて・・・。
関係者でなくても、相当な衝撃を受けました。


三十三回忌は弔い上げとも呼ばれ、
年忌の最後を指しています。


亡くなって32年経つと、
故人を直接知る人がほとんどいなくなることから、
弔い上げをもって年忌法要を最後とし、
仏壇の位牌を片づけ、先祖代々の位牌に合祀します。
(五十回忌を弔い上げとする場合もあります。)


三十三回忌をもって、
神道では、荒御魂が祖霊となると考え、
仏教では、すべての故人は極楽浄土へ行き、
祖先となると考えるとのこと。


私が20代の頃、
母方の祖父の三十三回忌の法要がありました。
祖父は、私が生まれるはるか前、
40代で事故で亡くなりました。


若くして亡くなったので、
三十三回忌の法要の時、
久々に集まった親戚たちの中でも、
祖父を直接覚えている人は少なかった。


「みんな集まっての法要は、これでお終いだね」と言うと、
当時70代後半だった祖母は、ちょっと寂しそうでした。


しかしその後も、祖母は毎朝変わらず仏壇にお供えをし、
朝夕2回、手を合わせていました。
何年経とうと、何十年経とうと、
大事な人を失った悲しみは、消えることはないのだと、
大事な人のため、一生祈り続けるのだと
祖母を見て私は思いました。


ジャンボ機事故の遺族の方は
今年も慰霊登山をされたとニュースで読みました。
大事な娘さんを3人も亡くされ、
自身は80代というご高齢の遺族の方の記事には
胸が詰まりました。


32年は長い年月ですが、
大事な人を失った悲しみを消化するには、
それでも足りません。
『三十三回忌』について考えさせられた1日でした。




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コメント (6)
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