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オオカミのメディスン

2017年01月18日 | ・アニマル・メディスン
今回は、アニマル・メディスン オオカミ Wolf の巻です。


写真は、ネットからお借りしました。









動物として


オオカミ      ネコ目(食肉目)イヌ科
学名:Canis lupus  英名:Wolf 


ユーラシア大陸と北アメリカ大陸の
森林地帯、山岳地帯、砂漠地帯などに広く分布。


5亜種から成る。


一般的にオオカミとは、タイリクオオカミ(ハイイロオオカミ)を指す。


近年、イヌ(イエイヌ)は
オオカミの亜種とする見方が主流になりつつある。
ただし、一般的にオオカミと言う時には、イヌは含まれない。


アメリカアカオオカミ、アビシニアジャッカル、コヨーテと交配可能で、
野生下で、雑種個体が確認されている。
雑種個体には、繁殖能力も備わっている。

アメリカアカオオカミ


アビシニアジャッカル


コヨーテ



オオカミの大きさは、亜種、生息地域によって異なり、
高緯度の寒冷地帯に生息する種ほど、体格が大きい。
(以下は、タイリクオオカミの大きさ)

体長 約1.5メートル
肩高 約90センチ
体重 約50キロ


北極圏に住む亜種は、毛色がより白味を帯びる。





体毛は二層に分かれ、保温や防水に優れている。


食性は、肉食性。
シカ、イノシシ、野生のヤギなどの有蹄類や
齧歯類などの小動物を主に捕食するが、
餌が少ないと、人間の生活圏に入り込み、
家畜を襲ったり、残飯を漁ることもある。


オオカミは、戦闘能力の高い相手に対しては、
無理な攻撃を仕掛けない。
群れで追い詰め、包囲したり、
相手が衰弱するのをじっと待つ
持久戦型の狩りを行う。


狩りの時は、最高時速70キロで、
約20分走り続けることができる。
時速30キロ程度であれば、7時間以上
獲物を追い回す事もできるが、
狩りの成功率は10%程度しかない。
他のイヌ科と比較して、
諦めやすい性質と言われている。


オスメスのペアを頂点とした
4~15頭ほどの群れ(パック)を形成する。


群れは、100~1000平方キロメートルの
広い縄張りをもち、
よそ者は大抵の場合、追い払われる。


オオカミは感情表現が豊かで、
家族や仲間に対し、細やかな愛情を示す。
グルーミングをし合ったり、
仲間とのふれあいを大事にする。
一夫一妻制を取り、ペアは非常に仲睦まじく、
オスは、仕留めた獲物をメスにプレゼントしたり、
妊娠したメスや子供の面倒をよく見る。


また、群れ全体が子育てに協力する
高度な社会性を持っており、
人間の子供がオオカミに育てられた事例があるように、
異種であっても、子供を育てようとする
愛情深さを持っている。


オオカミは、アイコンタクトやボディーランゲージで
仲間とコミュニケーションを取る。
群れの中の立場によって行動が異なり、
リーダーは常に頭や尻尾を高くし、
威厳に満ち溢れ、堂々と振舞うのに対し、
立場の低いものはコソコソと歩き回り、
相手の機嫌を窺うアイコンタクトを頻繁に取る。


群れは、血縁関係から成ることが多く、
オス・メス別の順位制が取られており、
最上位のペアのみが繁殖を行う。
最上位のペアから順にアルファ、ベータ、
最下位はオメガと呼ばれる。


オオカミ犬を含め、
幼い頃から育てたとしても、
調教することは極めて困難である。
主従関係が逆転したとみなされた途端、
噛み殺される可能性がある。


絶滅の危機に瀕しており、
保護動物とされているところが多い。
日本の固有種であったニホンオオカミ、エゾオオカミも
明治時代に絶滅している。


知能の高さや威風堂々とした風貌から、
ネイティブ・アメリカンやアイヌ、北欧などの
伝承や神話によく登場する。


中世のキリスト教圏では、
オオカミを悪魔の遣いと見なし、
ウェアウルフ(狼男、人狼)などの獣人伝説が
盛んに伝承されてきた。


日本では、オオカミを
畑を荒らす動物を減らすありがたい存在として
『大神』と当て字をし、崇めていた。
特にアイヌは、
エゾオオカミを『カムイ(神)』と呼び崇めていた。


アメリカのイエローストーン国立公園周辺では、
ひとつのオオカミの群れが生態系を復活させるという
奇跡を起こしたことがある。


イエローストーン国立公園周辺では、
かつては多くの野生のオオカミがいたが、
1926年の公式記録を最後に絶滅した。


捕食者がいなくなったことで、
公園に生息する鹿が増え続け、
園内の植物が食べつくされて、
鳥も寄り付かなくなるなど、
生態系は崩れる一方であった。


1995年、生態系を回復させる目的で、
カナダからオオカミの1つの群れが
実験的に公園に放たれた。


オオカミが戻った事で、すぐに変化が現れた。
植物が復活し、野鳥が戻った。
オオカミがコヨーテを捕食したことで、
コヨーテが餌にしていた小動物が増え、
木が増えたことでビーバーも増え、
ビーバーのダムに
魚や両生類なども多く住み着くこととなった。
最終的には川の形が変わり、流れも緩やかになるなど、
大きな効果がもたらされた。


イエローストーン国立公園では、
オオカミの個体管理が続けられており、
アメリカ合衆国の他の地域やヨーロッパでも、
オオカミの再導入が検討されている。


アニマル・メディスンとして


オオカミが象徴するもの
   ・・・教師、開拓者、先駆者、忠誠心、直感、思いやり、コミュニケーション、知性、母性


ネイティブ・アメリカンやケルト民族は
オオカミを、最も深いレベルの自己や内なる知、
直感につながるためのガイドと考えた。


ネイティブ・アメリカンはオオカミを
教師あるいは開拓者(パスファインダー)と考えた。


ケルト民族の伝承によると、
オオカミは月の力の源であった。
オオカミが太陽を狩り、太陽を貪り食ったことで、
月のパワーが引き出されたと考えた。
オオカミは、他の動物にはない鋭い感覚や知性を持ち、
非常に優秀なハンターであり、
ケルト民族の守護者であり、同盟者とされていた。


オオカミのメディスンは、
本能に従って、
自分の人生を自由に、力強く生きるよう
われわれに伝えている。
毎日の生活にもっと情熱を持ち、
生き生きと暮らすことが大事であると、
オオカミは教えている。


オオカミは、人間が飼い馴らすことのできない動物であり、
オオカミのカードが現れた場合、
本当の自分とは何者なのか、
本当の自分の気持ちとは何なのか、
自分としっかり向き合うよう伝えている。
そして、自分に最もふさわしい道を見つけるためには、
自分の本能を信頼することが最も大事であると
オオカミは教えている。


占星術において、オオカミは
古代エジプトの神の故郷である
おおいぬ座の惑星シリウスの象徴とされている。


オオカミはまた、夜の象徴ともされている。
オオカミはわれわれに
自分の内なる闇にも向き合うよう教えている。


自分自身を真に理解するためには、
他人の信念、判断、見解を排し、
究極の孤独にならなければならない。
オオカミは、われわれが真実の自己を追求する際、
われわれに勇気やパワーを与え、
サポートしてくれる。


真実の自己を見つけるためには、
時にリスクを冒し、
最も深く根ざす恐怖にも立ち向かわなければならない。
オオカミはわれわれに、どんな時も
誠実さを失わないことが重要と教えている。


オオカミは、われわれにいつも寄り添い、
霊的に助け、驚異的な忍耐力を与えてくれる。
オオカミの遠吠えが夜の静寂に響き渡るように、
オオカミはわれわれに対し
自らを静寂の中に置き、
内なる声によく耳を澄ませなさいと
伝えている。


オオカミはとても社交的で、
仲間と一緒にいるのを楽しむ。
またオオカミは非常に忠実で、
同じ相手と生涯を共にする。
オオカミの群れは堅固な社会構造を持ち、
すべての大人が子育てに参加する。
オオカミは強い家族意識を持ちながら
独立した精神も失わない、
自由な魂の持ち主である。


オオカミは、家族のニーズと自分のニーズの
バランスをとることが大事と教えている。
オオカミは群れに完全に忠実ではあっても、
自己のアイデンティティは失わない。
オオカミのカードが出た場合、
あなたが誰かに依存しすぎていないか、
あるいは孤立しすぎていないか、
確認するよう伝えている。


オオカミは無駄な戦いをしない。
姿勢、唸り声、目線を駆使し、争いを回避する。
オオカミからわれわれは
自分の持つリソースを無駄にすることなく、
トラブルや対立を回避する方法を学ぶことができる。


オオカミは単独で探検に出かけ、
群れに戻ると、自分が見たものを仲間に伝える。
オオカミのメディスンは、
新しいものを開拓し、他人に教える力である。


オオカミのカードが出た場合、
あなたが偉大な教師もしくは思想家であることを
表している。
より多くの知恵を得るには
ハートを大きく開いて、
新しいものを受け容れる勇気が必要である。
内なるオオカミのパワーを高め、
新しく知恵を手に入れて活用し、
他の人と共有しなさい。


オオカミのメディスンは、死と再生を含む。
オオカミは、尊厳と勇気を持って
死と対峙することをわれわれに教え、
夢や瞑想中における霊的な導きを
われわれに与える。


オオカミの感覚は非常に鋭敏で、
月と深いつながりを持つ。
月は超能力の象徴であり、
知識や叡智に関する秘密を保持する
無意識の象徴でもある。


オオカミは、複雑なコミュニケーションシステムを持っている。
オオカミのトーテムを持つ人は、
手や顔の表情など、ボディランゲージにおいて
非常に豊かな表現力を持つ。
自分の気持ちや考えを他人に伝えることが困難な場合は、
オオカミに助けを求めなさい。


生きることは成長することであり、
成長とは、すべての人生のかたちを
教師として受け容れることである。
オオカミとなって、冒険の旅に出てみなさい。


《逆位置》


視野が狭くなっていないか。

ひとつの視点に固定されていないか。

視野を広く持ち、柔軟な考え方をしなさい。

人生の変化の流れを停滞させないために、
古い考えを捨て、
勇気を持って、新しい考えを受け容れなさい。

新しい経験への道を教える教師や
パスファインダーを探しなさい。

教師やパスファインダーは、
人間、葉、雲、石、木、本、または神かもしれないが、
自分の内のかすかな声であるかもしれないことを
忘れてはならない。
内なる知とつながりなさい。


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エルクのメディスン

2017年01月13日 | ・アニマル・メディスン
今回は、アニマル・メディスン エルク Elk の巻です。


写真は、ネットからお借りしました。










動物として


エルク   ウシ目ウシ亜目(偶蹄目反芻亜目)シカ科
学名:Cervus canadensis  英名:wapiti (北米名 elk)
別名:アメリカアカシカ、ワピチ、キジリジカ


北アメリカ大陸から東北アジアにかけて生息。


ヨーロッパでは、平たい角を持つヘラジカをエルクと呼ぶが、
北アメリカでは、ヘラジカのことはムース(moose)と呼び、
エルクとは、アメリカアカシカ(ワピチ)を指す。


ヘラジカ



ワピチとは、ネイティブアメリカンの言葉で
「白い尻」を意味する“waapiti”に由来する。


シカの最大種ヘラジカに次いで
2番目に体が大きい。


体長 約2.5メートル 
肩高 約1.5メートル
体重 約300~500キロ


ウシ目ウシ亜目の共通の特徴として、
2つに割れた蹄(ひづめ)を持ち、
食べたものを反芻する。


シカ科の共通の特徴として、
雄のみが毎年生え変わる角を持つ。
角は春に伸び始め、冬の終わりに抜け落ちる。


食性は植物食。草や葉、樹皮等を食べる。


時速45キロで走ることができ、泳ぎも得意。


夏は山地、冬は低地に移動する。


冬になると、オスとメスが混ざった大きな群れを形成する。
群れは春になると分かれ、オスはオス同士、
メスは、メスと子の小さな群れになり、
秋の発情期に再び、オスが混ざったハーレムとなる。


ネイティブアメリカンのスー族にとって、
アメリカアカシカは重要な存在であった 。
スー族で男子が誕生すると、
体で最も腐朽しにくい部分の歯を与え、
長寿を願う習慣があった。


ユタ州の州動物とされている。


乱獲により激減した。
かつては10亜種いたが、
現在は4亜種にまで減っている。
ワイオミングには
国立ワピチ保護区も設置されているが、
狩猟を目的とした牧場も存在する。


アニマル・メディスンとして


エルクが象徴するもの
   ・・・ スタミナ、持久力、パワー、情熱、ペーシング能力、同性を尊重する、気高さ、
       優雅さ、完全無欠、サバイバル


エルクのメディスンは、
自分が持つエネルギーを最大限に活用する方法を教えてくれる。
そしてまた、自分が決めたゴールに到達するまで選んだ道を貫き、
時に、思った以上の成功を収める手助けもしてくれる。


エルクはわれわれに、急ぐことは重要ではなく、
自分のペースを守ることが重要であると教えている。
そうすることで、一等にはなれないかもしれないが、
エネルギーを使い果たすことなく、
ゴールに到着することが可能となる。


エルクは驚異的なスタミナを持ち、
非常に長い時間走り続けることができる。
エルクは、他の動物が力尽きても、
なお走り続けることができる。
また、優れた反射神経を持ち、
不測の事態が起きた場合も、素早く反応できる。


エルクはわれわれに
注意深く観察し、小さな変化を見抜くことが大事と
伝えている。


エルクは常に群れ単位で行動し、
滅多に単独では行動しない。
エルクは仲間と過ごすのを楽しみつつ、
自分のスペースを守っている。


群れが襲われた場合、捕食者を混乱させるため、
エルクはバラバラに散らばって逃げる。
優れたサバイバル術は、
エルクから学ぶべき教えのひとつである。


エルクのメディスンを持つ人は、
仲間や集団との関わりが深く、
仲間同士で助け合うことの重要性を理解している。


エルクは特に、同性の仲間との深いつながりを持ち、
自分を理解してもらうためには、
同性の仲間の協力が必要であることを理解している。


同性の友人とは、感情や経験を共有することが多い。
エルクのメディスンは、
同性の友人との友情が
潜在的な競争心や嫉妬を打ち負かすことを可能にする
特別なメディスンである。
また、兄弟愛、姉妹愛との深い関わりも持つ。


エルクは追い詰められると、急に攻撃的になる。
オスは、相手が熊であっても、
鋭い角を向けて立ち向かう。
また、繁殖期にはメスを取り合って、
オス同士が激しく争い、流血を伴うことも多い。


エルクのメディスンを持つ人は、
攻撃的な部分を制御することを学ばなくてはならない。
意識している時には
攻撃性は現れないかもしれないが、
挑発されたり、脅かされた場合、
不意に表に現れることがあるからだ。
また攻撃的になっている時も、
常にフェアであることを忘れてはならない。


エルクはわれわれに、自分なりのやり方で、
誇りと力をもって行動するよう伝えている。
しかしそれは、エゴを押し通せということではない。
エルクは、真のパワーとは宇宙から与えられるギフトであり、
それを正しく最大限に利用するべきであると教えている。


エルクのカードが現れた場合、
豊かさのサイクルに入っていることを示している。
必要なものは、いずれ得ることができるだろう。
言い換えると、焦る必要はない。
着実さがゴールへの近道である。
安易な道に走ってはいけない。
忍耐強さが肝要である。
エルクはわれわれに
目標を達成するための勇気を与えてくれる。


エルクはとても気まぐれで、
時に、周りが予想もしない行動を取る。
フレンドリーな態度を取るかと思えば、
次の瞬間、急に怒り出したりもする。
それは、多くの捕食される動物と同様、
周囲のあらゆる状況の変化を細やかに感じ取り、
機敏に反応していることに起因する。


長期間に渡って安定したペースを保つエルクだが、
必要に応じて、ペースを変えることもある。
自分のペースを守るのと同時に、
周囲に照らして調整する重要性も教えている。


エルクは、いざという時には非常に強い動物で、
自分が信じるもののために、死力を尽くして戦う。
エルクのカードが現れた時、
あなたの中の戦士のスピリットが呼び覚まされている。


エルクのメディスンを持つ人は、
高いエネルギーレベルを保つため、
食生活に気をつける必要がある。


できれば、白砂糖や人工甘味料は避け、
ビタミン豊富な食品や
オーガニック食品を食べるのが望ましい。
ほんの数日でも、菜食主義になるのも有効である。
体が疲れていると感じた時は、
食事で調整しなさい。
また、独りの静かな時間を持ち、
充電することも大事である。



《逆位置》


バランスを取るためには、
時に、異性の友人も必要であることを伝えている。
異性と一緒に過ごすだけでエネルギーのバランスが取れ、
より高いレベルのエネルギーにつながるだろう。


あなたの現在の状態は、
ゴムバンドをギリギリまで引っ張って、
今にも切れそうな状態かもしれない。
ストレスに気をつけなさい。
充分な休養をを取りなさい。


交際中の異性がいる場合は、倦怠期の状態なので、
興奮をかき立てる必要があると伝えている。
時にペースを変化させることは、
あらゆる関係を持続させるために有効である。


自分の歩む道をどのように選択するか、
その道を貫いてゴールに到達するには
どうしたらよいか、よく考えてみること。


エルクと同じ最高の武器を持っているのを
忘れてはならない。
エルクがやるように、
必要な時には立ち止まり、
必要な時には自分のペースを保持し、
必要な時には変化を取り入れ、
エネルギーを交換するための余地を残しておくこと。


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ウサギのメディスン

2017年01月11日 | ・アニマル・メディスン
今回は、アニマル・メディスン ウサギ Rabbit の巻です。


写真は、ネットからお借りしました。








動物として


ウサギ    ウサギ目(重歯目)ウサギ科
学名:Leporinae  英名:Rabbit 


アナウサギ類(rabbits)と
ノウサギ類(hares)に分けられ、
約43種から成る。


ペットとして売られているウサギは、
アナウサギを品種改良したものである。


最近まで、齧歯(げっし)目中の亜目とされていたが、
齧歯類が上下1対の門歯(切歯)を持つのに対し、
ウサギ目は上顎1対の門歯の後ろに
退化した1対の門歯を余分に持ち、
全部で6本の前歯を持つことから、
重歯目(じゅうしもく)として、
齧歯類とは区別されるようになった。


齧歯目は、顎を前後に動かすのに対し、
ウサギ目は、顎を左右に動かすことから、
ウサギは有蹄類(ウシなど)に近いのではないか
とも言われている。


草原、半砂漠地帯、森林、湿原などに生息。


薄暮性で、朝と夕方に最も活発に行動する。


食性は植物食。
草、葉、果実、樹皮などを食べる。
一部の野生種は、アリなどの昆虫も食べる。


一部の種類を除き、
足の裏には犬猫のような肉球はなく、
毛で覆われている。


鋭い聴覚と嗅覚を持つ一方、視覚は弱い。


声帯を持たないため、滅多に声を出すことはない。


仲間に警戒を促す時、緊張したり怒った時など、
地面を後脚で強く打つ(ストンピング)。


肛門に頭を近づけて、
未消化の植物繊維等を含んだ糞を食べる(食糞)。


アナウサギ







アナウサギは、地中に複雑なトンネルを掘り、集団で生活する。


縄張り意識は強く、
顎下にある臭腺をこすりつけて臭いづけをし、
テリトリーを主張する。


生まれたばかりの子は、毛が生えておらず赤裸で、
目も開いていない。


古代ローマ人は、
ヨーロッパアナウサギを食肉用として飼育していた。



ノウサギ







ノウサギは、穴を掘らず、地上で暮らす。


アナウサギに比べて前肢が長い。


生まれたばかりの子も、毛が生えそろっており、
目も見え、すぐに歩くことができる。


日本には、5種のノウサギが生息している。
代表的なものは、エゾユキウサギ



日本では、アマミノクロウサギが
特別天然記念物に指定されている。

 

ノウサギは世界各国の民話に登場し、広く親しまれてきた。
多くの場合、すばしこくていたずら好き、
時に悪賢いが、時に騙されるという共通性を持っている。


中国では、ウサギを幸運や月と結びつけ、
ウサギ年に生まれた人は、
芸術的で感性豊かであると考えている。


アニマル・メディスンとして


ウサギが象徴するもの
  ・・・用心深さ、臆病、幸運、多産、創造、家族、豊かさ、スピード、不滅


ウサギは、豊かさ、機転、弱さを象徴し、
多産、出産、感傷、欲望とも深い関連性を持つ。


ウサギは、母なる地球が大きく変化する春と
密接な関わりを持つ。
ウサギはどの生きものよりも早く、
春の呼び声を感じ取ることができる。
あらゆる動物が求愛を始める春は、
生命の祝いの季節であり、
真っ先に春の歓喜へと飛び込むのがウサギである。


ウサギの繁殖力は強く、瞬く間に子孫を殖やす。
ウサギは、新しい生命、新しい始まり、
止まることのない成長に満ち溢れた春の象徴である。


古代ゲルマンの春の女神オスタラ(エオストレ)のシンボルも
花、卵、ウサギである。
神話によると、女神オスタラにとって
特に白いウサギは神聖な生き物であり、
女神自身、時にウサギに変身していた。


3月と4月、ノウサギたちは草原で
求愛したりケンカしたり、ダンスをすることから、
ウサギは再生と不滅を表すものとされた。
ウサギは、タゲリ(鳥)と似た巣を地面に作るため、
タゲリは、ウサギの巣によく卵を産む。
ウサギの巣に卵が魔法のように現れることから、
イースターのシンボルとして、ウサギと卵が定着した。


タゲリ



ウサギは、巣に魔法のように現れた卵と同じく、
意識の中に突然現れる直感も象徴している。


ウサギをトーテムに持つ人は、
予測不可能な行動を取ったり、
衝動的な動きをすることが多い。
素早い反射神経と抜群な調整力を持ち、
観察眼が鋭く、とても用心深い。
機転もよく利く。


性質は穏やかで愛情深く、
家族や仲間を大事にする。
周囲の状況にうまく自分を調和させる
思慮深さも持っている。


成功に到達するのが他の人よりも早く、
自分の人生だけでなく、周囲にアドバイスすることで、
高い成功を収めることが多い。
どの道が危険で、どの道が成功への道か、
本能的に感じ取ることができる。


ウサギのカードが出た場合、
立ち止まり、周りに注意し、耳を澄ます時であることを示す。
ウサギはネズミなどと同様に、
最も多く捕食される動物である。
それゆえ、母なる大地はウサギに
類いまれなる繁殖力というギフトを与えたのである。


ウサギはしばしば、“狩られている”人のところに現れる。
職場や家庭で、何か“危機”が迫っていないだろうか。
危機を察知する本能を養う時が来たことを
ウサギは伝えている。


右に曲がるか、左に曲がるか、あるいは立ち止まるか。
捕食者の目を逸らし、生き延びるための力を
身につけなければならない。
生きるための変容が必要であることを知らせている。


人生の袋小路にいるように感じる時、
ウサギは逃げ道を教え、助け出してくれるガイドである。
荒野では、ウサギは素晴らしいプランナーであり、
脱出術においては偉大なアーティストである。


あなたは“被害者”の役を演じているのではないか。
他人が自分を試しているとか、
他人に利用されていると感じていないか。
もしそうなら、そのような考えを捨てなくてはならない。


ウサギは、地上で最も早く機転が利く動物である。
自分の賢さを信頼しなさい。
あなたは被害者でも犠牲者でもない、
あなたはそのままで十分な存在であると
ウサギは教えている。


ウサギは、世界の様々な文化に登場する。
キリスト教においては、復活祭の象徴であり、
仏教においては、ブッダが野うさぎに姿を変え、
火の中に身を投じたことから、犠牲の象徴とされている。


ウサギは“怖れ”や“恐怖”とも結び付けられるが、
恐怖に打ち克つ自己防衛力を
ウサギは兼ね備えている。
ウサギをトーテムに持つ人は、
自己防衛力を駆使し、
人生の波を乗り越えていくことができる。


ウサギはよく、隠れたり休むための浅い穴を掘るが、
同時に、複数の逃げ道を確保する。
ウサギは、あらゆる可能性を考慮して、
計画を立てるべきであると伝えている。
ウサギのカードが出た場合、
準備段階であれ、実行中であれ、
計画を見直す必要があるのかもしれない。


ウサギは、捕食者に見つからない
賢い方法を知っている。
それは、凍りついたように
動きを完全に静止することである。
争いごとに巻き込まれそうな時、
自分の動きを人に知られないことが大事と
ウサギは伝えている。


ウサギは逃げる時には、
素早いターンを巧妙に繰り返し、非常に速く走る。
完全な静止状態から、
高速走行へのダイナミックな移行は、
ウサギから学ぶべき重要な学びである。
短い時間で自分の能力を発揮し、
成功を得るやり方を
われわれはウサギから学ぶことができる。


ウサギは女神、月、夜の生きものであり、
夜明け、明るさ、東方も象徴する。
月の満ち欠けと同調することから、
人生の潮流のサイクルと同調する手助けもしてくれる。


ウサギは、ひとつの創造のサイクルが終わった時、
それを喜んで手放すこと、
再生や豊かさは、またいずれやってくることを
教えている。


ウサギのサポートを得ることで、
われわれは、人生の変化の時を上手に過ごし、
自分を導く直感を磨くことができる。


ウサギをメディスンに持つ人は、
悲劇や病気、災害、そして
何かを“失うこと”を非常に恐れる。


学ぶべきことは、
恐れてばかりいると、
それが現実になってしまうということである。
ウサギのカードが出た場合、
未来について心配したり、
未来をコントロールしようとするのは
やめるよう伝えている。
特に、自分の怖れを言葉にしてはいけない。
心配や恐怖とともに時間を過ごすことは、
負のエネルギーを発することになり、
不安が現実化する可能性が高くなる。


一方、ウサギのメディスンは非常にポジティブでもあり、
愛、豊かさ、健康を引き寄せる方法を教えてくれる。
恐怖から抜け出し、自分の知恵によって生きることで、
隠れた学びやメッセージを得たり、
素早い思考や直感が強化されるようになる。


ウサギは謙虚で物静かであり、あまり自己主張をしない。
もし、ウサギが気になったり、
ウサギに心惹かれる場合は、
宇宙が再び動き始めるまで、
心配するのを止め、怖れを取り除いて待つよう
言われているのかもしれない。


ウサギは、自分が歩んできた人生を見つめ直すことと、
否定的な感情をなくし、
より謙虚でいることの必要性を常に示している。


またウサギは、食事には
もっと気を使うべきであると伝えている。
たまにでもベジタリアンになることで、
体はより強くなり、
内臓の休息・癒しにもなると教えている。


《逆位置》


あなたの人生において、
バランスが取れていない部分があることを示唆している。

普段暮らしている世界とは違う世界に
過度に関心を持ってはいないか。
たとえば、普段とは違うものを見つけると
何かの兆候と捉えたり、
見えない世界からのメッセージではないかと
考えすぎたりしてはいないか。

バランスを取るためには、
内と同じくらい、外の領域にも気を配る必要がある。
知恵やガイダンスは、さまざまなところからやってくる。
今までよりも大きな常識をもって、
キャッチする必要があるのかもしれない。

ウサギが捕食者につきまとわれているような、
麻痺したような感情を持っているのではないか。

問題を解決しようとしてもできなくて、
凍りついたかのように感じているのなら、
宇宙の力が再び動き始めるのに任せ、
待った方がいいかもしれない。

動きを止めて休息する時かもしれない。

現在進行中のプロセスを
再検証した方がいいかもしれない。

ネガティブな感情は捨てなければならない。

宇宙の力は動き続けるので、
どんな状況においても、必ず抜け道はある。
それは、成功するための問題を処理する方法にも通じる。

ウサギからヒントを得なさい。
安全な空間にもぐり込んで、
充分休養して自分のパワーを取り戻し、
怖れを手放して、元気よく草原に飛び出しなさい。
あなたのみずみずしいエネルギーを
狙うものの手に落ちないために。



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バッファローのメディスン

2016年12月25日 | ・アニマル・メディスン
今回は、アニマル・メディスン バッファロー Buffalo の巻です。


写真は、ネットからお借りしました。







動物として


バッファロー  ウシ目(偶蹄目)ウシ科

学名:Bison bison  英名:American bison / American buffalo / Buffalo 
別名:アメリカバイソン、アメリカバッファロー、アメリカヤギュウ


バッファローは、もともとはスイギュウを指し、
アフリカスイギュウ、アジアスイギュウなどの総称だが、
北アメリカにおいてはスイギュウがいないため、
アメリカバイソンを誤ってバッファローと呼び、
それがそのまま定着してしまった。

アフリカスイギュウ


アジアスイギュウ



アメリカ合衆国の中西部やカナダに分布。


草原地帯、低木林・雑木林など、主に平野部に生息するが、
標高二千メートルを超える山地でも、しばしば見られる。


季節によって移動する。


アメリカバイソンには、
草原に生息するヘイゲンバイソン(Bison bison bison)と
雑木林などに生息するシンリンバイソン(Bison bison athabascae)の2亜種がいる。


ヘイゲンバイソン


シンリンバイソン



体長 2~3.8メートル
体重 300~1,000キロ
肩高 1.5~2メートル


オスでは、体重が1.5t近くに達するものもいる。


肩部が大きく盛り上がっているのが特徴で、
オスで特に著しい。


成獣は、頭から前足にかけて、
長く縮れた毛で被われる。


オスメス共に、湾曲した角を持つ。
角の長さは、約50センチ。


非常に優れた聴覚と嗅覚を持つ。


大きな体格にもかかわらず、
時速約60キロの速さで走ることができ、
約1.8メートルの高さをジャンプすることもできる。


20~30頭ほどの群れをつくって生活するが、
繁殖期を除いて、オスはオス同士、
メスはメス同士に子供を含んだ群れで生活する。


若いオスの中には、単独で生活するものもいる。


食性は植物食。草や木の葉等を食べる。


ネイティブ・アメリカンは、バイソンの狩猟を盛んに行っていた。
特に農耕文化を持たない平原インディアンのスー族などは、
衣食住の全てをバイソンに依存し、
肉は食用、毛皮は服、靴、テントに加工、
骨は矢じりに加工した。


19世紀の初め、白人が移入する以前には、
北アメリカには約60,000,000頭が生息していたが、
著しい乱獲や単なる狩猟により、
1890年には、1,000頭未満にまで激減した。


その後、保護区が設置され、手厚い保護のもと、
生息数は30,000頭まで回復したとされているが、
準絶滅危惧種(NT)として、レッドリストに指定されている。



アニマル・メディスンとして


バッファローが象徴するもの
   ・・・供給、感謝、豊かさ、一貫性、力強さ、安定、祝福、繁栄、
      顕在化、保護、創造、寛大さ、もてなし、勇気、挑戦、生存


バッファローは、
われわれは常に与えられていること、
そして、豊かさに対するわれわれの態度が
地球全体に影響を与えていることを伝えている。


すべての関係は神聖であり、
神のあらゆる創造物に感謝することによって、
豊かさが実現することを理解しなくてはならない。


バッファローの象徴は、祈りと感謝と賛美である。
すべての生き物のニーズを想って祈り、
すでに受けている恩恵に感謝することが重要である。


バッファローをトーテムに持つ人は、
人生のあらゆる側面を尊重し、
聖なる道を歩まなければならない。


霊的な領域からのサポートなしには
何も達成できないことを心に留め、
必要なサポートを得るためには謙虚さを保ち、
既に与えられているギフトに感謝しなくてはならない。


バッファローのトーテムは、
われわれが地球と深いつながりを持つのを助ける代わりに、
われわれに、絶滅の危機に瀕している地球の動物たちを
助けるよう求めている。


バッファローは、強さと独立の精神をもたらす。
バッファローは、豊かさの象徴である。


ネイティブアメリカンのラコタ族は、
白いバッファローを
天上に住まう大自然の主(大精霊)の使いとして崇めた。


ラコタ族には、
「ホワイトバッファロー・カーフ・ウーマン」
(白いバッファローの乙女)という伝承がある。


その伝承によると、
白いバッファローの乙女は人々に対し、
あらゆるものは相互に深く結びついており、
豊かさを求めて苦心惨憺する必要はないということ、
豊かさを得るために必要なのは、
大精霊に祈りを捧げ、大精霊と結びつくこと、
そして、自然界における
あらゆる創造物を尊敬することであると説き、
大精霊と対話をするための
神聖なパイプを人々に与えた。


男性と女性を表すハーブでできた
タバコを詰めたボウルの部分は、女性の象徴、
持ち手の部分は、男性の象徴であり、
パイプとは、男性が女性に入る象徴、
すなわち生命の種まきの象徴と考え、
男性と女性がつながることで、
大精霊のエネルギーとつながると考えた。


また、パイプにタバコを詰める時には、
自然界に存在するあらゆる精霊もパイプに入り、
神への祈りと賛美を共にすると考えた。


ラコタ族にとって、
煙は目に見える祈りであり、
神聖で清浄なものであった。


ラコタ族は、すべての動物は神聖であり、
中でも、白いバッファローが最も神聖であると考え、
白いバッファローが現れると、
祈りが天に届いたこと、
聖なるパイプが重んじられたこと、そして
予言が成就するサインであると考えた。


バッファローのメディスンを使うには、
パイプを聖なる方法で燻らせ、
豊かさがすべての人種、すべての生き物と共有されるよう、
尊ばなくてはならない。


バッファローは、自らを犠牲にし、
人間に命の贈り物を与えてくれた。
ネイティブアメリカンはバッファローの肉を食べ、
毛皮を衣類や住まいに使い、蹄からは糊を作り、
その贈り物を余すところなく利用してきた。
バッファローがいなければ、
平原インディアンたちは厳しい冬を越し、
生き残ることはできなかった。


ネイティブアメリカンは、バッファローを狩る前、
大精霊に対して感謝の祈りを捧げ、
狩りをした後は、
バッファローの霊に対して敬意を表す儀式を行った。


われわれは、足りないものばかり数えて、
自分が今、どれくらいたくさんの祝福を得ているか
忘れがちである。
いま持っているものに対し、
真に感謝することで、人生は豊かなものに変わる。


感謝することや、
すべてのものとのつながりを信じることは、
宇宙に対して強力なメッセージを送り出す。
人間が「全体」の一部であることを理解するとき、
あらゆるものには個性があり、
大海の一滴であっても、「全体」にとっては
不可欠な存在であることを理解するようになる。


健康、幸福、友情など、豊かさは
個人の努力でもたらされるものではない。
われわれの心が受け取る準備ができると、
予期せぬところから奇跡は起こるようになる。


バッファローは、われわれに
身の回りの問題にばかり気を取られず、
自分が今どれだけのものを持っているか、
すべてのものとつながっている点で
既にどれだけ豊かであるか、
もっと気づくべきだと伝えている。


バッファローの大きな頭部は、
高次の世界の知性を象徴し、
強靭な体は、頭部を大地にグランディングさせている。
バッファローは、地上と天上を結ぶ強い力そのものである。


バッファローは、オスもメス角を持ち、
肩の部分が盛り上がっている。
空に向かって伸びる角は、
天界の高い知性とのつながりを示し、
肩の盛り上がりは、
体の中に蓄えられた大きなエネルギーを象徴している。


バッファローは危険に直面すると、
メスが子供の周りに円陣を組み、
オスがさらにその周りに円陣を組む。
これは、バッファローのお互いに対する尊敬を表し、
家族や仲間に対する思いやりや、
生命を守り、防御し、敬う本能を象徴している。


バッファローのカードを引いた場合、
祈りにエネルギーを使うよう求められている。
あるいは、自らが
他者の祈りに応える道具になるよう求められている。


他者の祈りに応えることは、自分の望みとの違いを知り、
悲しみを経験することになるかもしれない。
他者の道に敬意を表わすことは、
バッファローのメッセージの一部である。


悲しみと混乱にある時には、
悟りと魂の平安を求めて真剣に祈りなさい。
自分が持っているギフトを賞賛することで、
心の平安はもたらされるであろう。



《逆位置》


助けが必要であるのに、
助けを求めることを忘れていないか。

拳を握ったままでは、豊かさという恩恵を受け取ることはできない。

以下の点について、考えてみなさい。

1.大精霊が自分の永遠のパートナーであることを忘れていないか。

2.物質的な世界、目に見える世界にばかり気を取られ、
  すべての命の根源である神とつながる重要性から
  目を逸らしていないか。

3.他者の道を敬うことを忘れ、自分が受けたい敬意と同じくらいの敬意を
  他者に対して払うことを忘れていないか。

4.現時点で、自分の人生が利益を得るためのものになっている気がしていないか。

5.命、財産、才能、能力、健康、家族、友人に感謝することを忘れていないか。

6.バランスが取れた状態で人生を歩むために、
  他者と平和的な関係を築くべき時、あるいは
  自分の内なる葛藤と和解すべき時なのかもしれない。


あなたもバッファローになりなさい。
祈りの煙を感じ、纏っているバッファローのローブを
白いバッファローのローブに替え、
あなたが世界の祈りの答えになりなさい。


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オオアオサギのメディスン

2016年12月18日 | ・アニマル・メディスン
今回は、アニマル・メディスン オオアオサギ Blue Heron の巻です。


写真は、ネットからお借りしました。








動物として


オオアオサギ      コウノトリ目 サギ科
学名:Ardea herodias  英名:Great Blue Heron


Blue Heronは、日本語に直訳するとアオサギだが、
アオサギは、英名でGrey heron(学名:Ardea cinerea)であり、
Blue Heronは、日本名ではオオアオサギを指す。


オオアオサギとアオサギは、
外見や生態は非常によく似ているが、
全く別の鳥であり、分布地域も違う。
アオサギは旧大陸、
オオアオサギは新大陸に分布し、
オオアオサギは日本には生息していない。


オオアオサギは首を含め、身体全体が灰色。
アオサギは白い部分が多い(下の写真)。



以降、オオアオサギの説明です。


カナダ、アメリカ合衆国、メキシコ、カリブ海沿岸、ガラパゴス諸島に分布。


湿地、沼地、河川、干潟、湖、海岸など、水辺に生息。


アメリカ合衆国北部に住むオオアオサギは、
冬はフロリダ、メキシコ、南アメリカの沿岸地域などに渡って越冬する。


南アメリカ南部から太平洋沿岸域に住むオオアオサギは
渡りを行わない。


川や湖の水が凍らない限り、
寒い北部地域に留まる個体もいる。


アオサギより一回り大きい。
体長 約100~130センチ
翼長 約2メートル
体重 約2キロ


食性は、肉食。
魚類、両生類、爬虫類、昆虫類、鳥類、小型の哺乳類を捕食する。


体の大きさと、短剣のような嘴を持つことで、
成鳥が猛禽類に襲われることは少ない。
鷲に襲われたオオアオサギが、逆に嘴で逆襲し、
鷲を殺したケースも目撃されている。


ギリシャ神話において、サギは
アテナやアフロディーテなどの神の使いとされている。
東洋とエジプトの神話においては、
太陽の象徴とされることが多い。


エジプトでは、
サギは光の創造主として称えられ、
双頭のサギは繁栄の象徴とされている。


中国では、サギは強さ、純粋さ、忍耐と長寿を表している。


アフリカでは、サギは神と交信する生きものとされてきた。


ネイティブアメリカンの部族の多くは、
サギの好奇心の強さや決断力に注目し、
知恵の象徴とした。
イロコイ族は、青色のサギを吉兆とし、
狩りの前にサギを見かけると、
その狩りは成功すると信じた。


アニマル・メディスンとして


オオアオサギが象徴するもの
   ・・・内省、決断力、静寂、優雅さ、孤独、忍耐、独立


オオアオサギは、大地と自分の信念に
しっかりグランディングすることで、
自分をより深く理解できると教えている。


自分とつながることで、
不確かな状況においても、
平静な気持ちを保つことができる。
リラックスしながら、機会をうかがえるため、
チャンスを素早く掴まえることが可能になる。


オオアオサギをトーテムに持つ人は、
どんなに水面が荒れていようとも、
自分の信じた方へ力強く進む。
他の人が理解してくれなくても気にしない。


オオアオサギは、
他の人がやるように、
水の表面を見ているのではなく、
水面下にある地面を見ている。
表層に惑わされず、真実を見ることで、
たくさんのことを成し遂げることができるようになる。


オオアオサギは群れを作らず、
ほとんどの時間を独りで過ごす。
オオアオサギは、孤独な時間を持つことは
魂の健全につながることを伝えている。


オオアオサギをトーテムに持つ人は独立しており、
多くの仲間を必要としない。
伝統というものに縛られず、
物質的なものに踊らされることもない。
自分が唯一無比の存在であることを
深く理解している。


オオアオサギのメディスンとは、
自分のギフトを発見し、
自分に与えられたチャレンジに立ち向かい、
自分自身を知るパワーである。
どんな感情も否定することなく、
すべてを受け入れ、
自分の真実を見るのを怖れない。


オオアオサギは、自分が誰なのか、
どこに属しているのかわかっていない人の上を飛び、
その人の上に青い羽をやさしく落として、
自分の直感に従い、自己探しの旅を始めよう伝える。


オオアオサギのカードが出た場合、
感情の水の中に飛び込んで、
自分の真実を追究するよう促している。
深く内省するスキルを身につけることで、
自分自身に対する理解が深まると教えている。


自分自身を客観的に見ることで、
自己価値を不当に低していたり、
あるいは自分だけが可愛くて、
周りが見えなくなっていたりすることに
気づけるようになる。
自分の潜在能力を理解できるようになり、
チャンスも掴みやすくなる。


自分のどの部分を改めたいのか、
どう変わりたいのか、
冷静な目で、自分自身をよく調べるのが大事。
他人や周りのせいにすることは、
自分の内にいる敵と対峙する勇気がないということである。


オオアオサギは、バランスというギフトを与えてくれる。
バランスをうまく取ることで、
多くの仕事をこなすことが可能になる。
オオアオサギのメディスンを持つ人は、
ひとつのことがうまくいかなくても、
別があるということを本能的に知っている。


サギは、四大元素の「地」と強い結びつきを持つ。
サギのメディスンを持つ人は、
大地とのつながりを認識して、
大事にしなければならない。
母なる大地は強さの源であり、
自分に自信を持ち、自分を信頼して
自分の足で強く立つことを助けてくれる。


オオアオサギの羽の色は、重要な意味を持つ。
自然界で青色は天空とのつながりを持ち、
平和と平穏を表している。
また、深い青色はサードアイのチャクラの色でもあり、
洞察力や透視能力も表している。


オオアオサギの鋭い嘴は、
聖なる槍と槍の魔術を表している。
聖なる槍も神の使いであり、
オオアオサギがその嘴で獲物を的確に突くように、
オオアオサギが神の矢のようにわれわれの前に降り立った時、
われわれが神の眼の中に在ることを示している。



《逆位置》


内省ばかりしていないか。
それでは、ユーモアのセンスも病的になってしまう。

自分を批判しすぎていないか。

完璧ばかりを望んでいないか。
人間は、間違いを通じて成長するものである。
間違いを犯すこともあるから、人生は面白みを増す。

真実を理解するためには、段階を経なくてはならず、
1回で全体を理解するのは不可能である。

感情に深く浸ることで、新たな自分が現れるかもしれない。

物事の表面ばかりにとらわれていないか。

バランスを取ることを忘れていないか。

心静かに過ごす独りの時間を確保しているか。


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