研究・論文作成のためのブログ

医学部で臨床医をしつつ大学院に進学し、博士号の学位を取るまでをつづります。

primerの設計

2005年12月20日 | 日記・備忘録
昨日ポスドクの人とディスカッションして、PCRの特異性についてreviewer(referee)からつっこまれていることについて、コントロールがないのがいけないということに気づきました。

そこで、こちらに遺伝子のプラスミドはあるのでそのプラスミドをコントロールとして、もう一度PCRをしてみようということになり、すかさずプライマーをinvitrogenに注文。
invitrogenは16時までに注文すると、翌日の昼前には届くという驚くべきサービスを提供しています。
おそらく受注なども含めて、すべてオートメーションなのでしょう。(オリゴのクオリティーは人がチェックしているようです)

で、さっそくPCRやってみたのに、ふえない。
バンド出ない。



結果の出方からすると、絶対にバンドが出るはずのレーンも出ないため、プライマーがおかしいのでは?と思い調べてみると、やっぱり僕のプライマー設計が間違っていたことに気づきました。

reverse側のprimerをcomplementaryにしていなかったのですね。
同じ方向にしていても、それは増えないわけです。

ということで今再注文。しかし、もう16時を過ぎてしまったため、届くのはあさってになってしまう・・・

まー明日は外来で一日実験ができないから、どうせ実験はあさってなんでいいんですけどね。

こういう初歩的なミスは、非常に悔しいのですが、極めてありがちであって、なんともいえない気分になるわけです。


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