退職記念にと後輩がくれた錫のぐい吞み、数ヵ月ぶりに使ってみた。肌の模様は網目に鯛、深い赤の地色がなかなか渋い。
錫は熱伝導率が極めて高く、冷たいものは口元、指先まで冷感を楽しめる。特に温燗などには器の温度に影響されず注いだときの温度が保たれる。
筆者が酒好きだということを知っていて祝いの品として贈ってくれたのだろう。ありがたい。
テレビで高専ロボコン競技会をやっていた。偶然、舞鶴高専Vs奈良高専の場面となり奇しくも錫のぐい吞みのNとその後輩社員Mの母校対決だった。結果はMの母校が勝ったのだが学生の懸命な様子を見ていて筆者も力まず、懲りず、穏やかに以後シーズンを過ごしたいと思った。