はせ辰のスキー三昧

2016-2017シーズン長野県北信濃へ移住、スキー三昧を計画した還暦オヤジの記録・・・

ウルトラ警備隊・・

2017年04月16日 | 日記
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信州ワンデーパスというお得な切符があった。JR飯山線、篠ノ井線、中央本線、小海線、北陸新幹線佐久平飯山間の普通電車快速電車が1日乗り放題という代物だ。一日かけて乗り鉄しようと思い立ち飯山駅みどりの窓口に行ったところ、この代物を紹介された。
 中央本線小淵沢から小諸までの小海線に乗りたかったのが発端で、高原を走るキハに何か郷愁を感じていたのだ。それこそ数十年振りに時刻表を買い普通区間の乗り継ぎを調べる事にした。PCやスマホなら瞬時に乗り継ぎ検索が出来るのだが、その時は紙の上に並ぶ時刻のマトリックスを追いかけて夢中になっている少年だった。
 飯山駅7:15発のキハ110に乗り、長野から甲府行直通篠ノ井線松本経由、中央本線小淵沢まで2時間半、電車に揺られた。ここで小海線に乗り換で20分余り時間がある、駅弁を買い、タバコ2本をやっつけて小諸行キハ112ワンマン2両編成に乗り込んだ。
 出発後間もなく富士山が薄っすらと見えた。キハは徐々に高度を上げ清里に近づく辺りでは林間に別荘だろうか山小屋風の家が途切れなく見える。甲斐大泉という駅から高年の団体が乗って来た、70代の夫妻と合席になり、若い頃によくこの辺りに来たのだという。そう言えばバブルの頃、清里は避暑地として名を馳せたのを憶えている。
 野辺山駅は標高1345m、東日本鉄道最高地駅ということだ。ここで下車して国立野辺山宇宙電波観測所に行って見ることにした。右前方に八ヶ岳を望みながら徒歩で25分、中天を向いた巨大なパラボラアンテナが見えてきた。時間が無いので受付棟に行かず、横にある筑波大学演習場の散策路に入った。複数基のパラボラが立ち並ぶ姿に見惚れていた、ほぼ真南に仰角約30度で宇宙を凝視する姿は、少年期に宇宙物漫画やテレビ放送で育った我々世代には刺激が強い。今にもウルトラ警備隊が飛び出して来そうだ。




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