はせ辰のスキー三昧

2016-2017シーズン長野県北信濃へ移住、スキー三昧を計画した還暦オヤジの記録・・・

カンダハーで

2017年02月28日 | 日記

2/28
 4日連続の好天、朝は遅く山へ車を走らせた。暫く降雪が無いので雪面は硬いかザクッと緩んでいると判断しアトミックGSレッドスター188を選択した。平日の駐車場、10時を過ぎていたがBゾーンの半分ほどの位置に停めた。日影Gでパラダイスからチャレンジコースを降り東西両コース開放のカンダハーに入った。
 南向き斜面のコースは標高も低いので雪面は丁度良い具合の緩みでスキーが良く滑る。浅い新雪と良く似た感覚で角付けが効き快適な大回りが楽しめた。板が長い分、安定感がありGS特有の直線的な軌道を描きコースを一気に滑り降りる。

久し振りのスキー

2017年02月25日 | 日記
2/25
 4年振りに永年のスキー仲間が野沢に来てくれた。前回、戸狩野沢温泉駅のホームに降り立つ姿を思い出しながら北陸新幹線飯山駅の改札前で友人のF氏と待っていた。Wさんは前夜に飲み会があったので東京発「はくたか」の始発を敬遠し9時40分過ぎ着を選択した、懸命だと思う。深酒後の睡眠は10分でも長く摂りたいものだ。
 天候は極めて良好、久し振りのスキーを野沢のゲレンデは応えてくれたようだ。Wさん4年越しの初滑りは我々を驚かせるもので、シッカリと雪面を捉え外足加重も正確で何も言うことは無かった。特に脛の角度は上級者のそれで、今どき上体のシルエットが金太郎飴的でスキーが動いていない上手に見える人達が多いなか、安定感があり正確な荷重によるターン弧は見事だ。
 そのWさんは、平易に言えば「酒飲み」の部類に入ると思う。それは天性のものか修練によって築かれた境地なのか、お尋ねしたことはない。すこぶる楽しい酒で周りを明るくしてくれる。F氏が持参した月の桂にごり酒はかなり強烈だった。夕食後自室で宴会した際はニコニコと杯を重ねるWさんと、日本語と行動が怪しくなってくるF氏が対照的で面白かった。
 性別、年齢を越えて友好を続けることが出来るのもスキーが持つ非日常性、スケールの大きさ、季節感、とりわけ宿を共にして宴に興じ語らうことだろう。

お決まりのポーズで

2017年02月22日 | 日記
2/22
 過日に戸狩で一緒に滑った京都の友人が野沢に来たので再会することになった。
 昨年まで勤務していた所でお世話になった先輩同僚も一緒なので21日に宿泊することにした。当時の話や仲間の話題を肴に酒を交わし楽しい時間を過ごすことができた。
 翌朝は好天となりやまびこエリアを数本滑り時間とともに変わる雪質を楽しんだ。昼食前に東京から来た女性3人が合流し賑やかなツアーとなった。女性たちは野沢ではお決まりの道路標識記念写真で大はしゃぎした、女性は幾つになっても・・・ですね。


ビンテージな酒とは・・

2017年02月18日 | 日記


2/18
 所属するスキークラブのイベント参加のため岐阜県高鷲スキー場に出掛けた。
 上信越道豊田飯山ICから北陸自動車道経由、東海北陸道荘川ICまで300Kmを超える。京都からよりも遠い。おまけに砺波ジャンクションからは対面通行区間でトンネル区間の連続だった。私の相棒は80Km/hを維持するのが精一杯、登坂路では60Km/hに落ちる。後続には車が列をつくり、よほどイライラしている事だろうが仕方がない。こちらも悪いな・・と思いながらも限界だからお許しを願う。5時間余りを費やしスキー場駐車場へ到着、他の参加者に連絡すると早めのランチを始めたとのことで食堂へ急いだ。
 宿は近くの民間会社の保養所にゲストで入ることになっている。ここ数年利用しているので気安くしてもらえる。設備も充実感があり特に館内温泉はアルカリ泉で美肌効果を謳っていて一時利用の客も多い。
 飯山からの土産に「北光政宗」ビンテージを持参した。私は日本酒を購入する際は必ず製造年月を確認する。瓶の裏ラベルに「16.02」とあったので店員に一年も経つ酒が店頭に並んでいるのは何故?かと問うた。店員は「ビンテージ物として蔵元で一年間冷温貯蔵し寝かすことで芳醇さを増している」と説明してくれた。確かに瓶の首にラベルがあり蔵出し「17.01」となっている。この種の日本酒は経験が無いが価格も手頃であり購入した。
 夕食前に皆で呑んでみたが口の中も喉を通る際も円やかで、香りはそれほどではないが角のとれた福々しい旨さがあった。皆もその旨さを賞してくれた、良いものを選んだと思う。

開高健がいいな・・

2017年02月16日 | 日記

2/16
 志賀の山稜を越えた朝日が朝霧のフィルターを透かし乳白の飯山盆地に快晴を約束する光を差していた。
 朝の空気は刃が放つ冷たさにも似て、現世に満ち満ちた粘性の不純物を凍り付かせ封じ込めている。
 
若き日に愛読した開高健の文体を真似てみた。お恥ずかしいかぎりです。

 長坂の北斜面にある野沢シャンツェに整備が入っていた。天候が安定する2月下旬からジャンプ競技の開催が続くためだ。ジャンプ台の大敵は雪だという。矛盾のようだが選手が滑り降り飛び出すアプローチ、着地するランディングバーンはその形状を保つ必要がある。多量の降雪で斜度が変わってしまうため形状ギリギリまで除雪し踏み固めるのだ。競技日前夜に大雪が降るとスタート直前まで除雪整備が続くことも珍しくない。
 今は圧雪車を使いランディングバーンを整備できるが、選手や競技役員が昇降する階段部分は人がスコップを武器に格闘する。スキー競技はノルディック・アルペンを問わづ環境整備に費やす労力は半端ではない。選手は子供のころからそれを教えられ感謝の気持ちを持ちスタートポジションに立つ。