友人と戸狩へ

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昭和５０年、新任配属先の当時先輩が戸狩温泉スキー場に友人二人と来られた。当然退職後悠悠自適のお暮しなのだが今だ衰えない好奇心で様々な事にトライされている。9時半に指定のリフト乗り場で合流し30年ぶりの戸狩スキー場を滑った。昨夜半から降り積もった雪が20㎝ほどあり、平日ということもあり若いボーダーと地元風のスキーヤーが僅かにいる程度のゲレンデは賑わいは無いが快適に感じた。
彼らの宿泊先は昼食込のパックらしく、私も代金を払っていただくことになった。蕎麦、炊き込み飯、カレーライス、善哉がお代わりフリーのメニューだった。私は蕎麦を2皿と善哉2椀をいただいた、満腹になった。
午後には天候が良くなり対面の野沢温泉スキー場が見えた。いつもは反対に戸狩スキー場を見下ろしているが、戸狩スキー場中腹から見るのは初めてだった。こうして見るとデカいスキー場だとあらためて思う。

試乗会で

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FREERIDE　MEETING　IN　NOZAWAというイベントが今日明日でカンダハー東コースで開かれた。我々の目的はFREERIDEスキーの試乗だ。受付を済ませメーカーのブースへ入った、偶然にもVOLKLのブースを覗き担当者が我々のスキーを見て「CDをお揃いで、ありがとうございます。」CDというのはF氏と一緒に京都のショップで2年前に買ったスキーだ。
VOLKLの兄ちゃんは積極的に売り込みするタイプでなく、こちらが注文する事に淡々と対応しお勧めの板を履かせてくれた。いい青年だ。最初の板は90EIGHTというウッドコア+グラスファイバーで何せ軽い、CDの半分ほどに感じた。不安になるほど薄い、耐久性が問われる。カンダハーペアリフトに乗りコーストップから滑り始めてその操作性の良さと安定感に驚かされた。コース両脇に残った非圧雪部分に入ってみた、体を左右に振るだけでターンが出来る、多少の荒れも気にならない。初めてこのタイプのスキーで滑り、今までの思い込みが払しょくされた。次に試乗したのはMANTRAという機種、メタル入りで更にセンター部が太い。先のより少し重量を感じるが操作感に問題は無い。硬い雪面でもブレることなくキレを感じた。F氏は90EIGHTを気に入った様子だ。欲しいが板と金具で20万円するという、ちょっとチョット・・・だな。

左がMANTRA、右は90EIGHT

焼肉食べて、タクシー乗って・・

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朝はかなりの冷え込みで車のドアが開かない。フロントガラスは厚い氷がびっしりと付いていたので湯を沸かし何とかドアを開け出掛けることが出来た。
路面はカチカチに凍結していたがスタッドレスタイヤはこの方が滑らず走れる。10時までは空気は冷たいがその後は気温が上がりパラダイスから上部は最高の状態になった。眼下の飯山盆地は霧も晴れ、妙高や飯綱山遠くは北アルプスの銀嶺が望める。年に幾度もない絶景だ。コースも雪温が低いままで快適な滑走が楽しめた。
今夜は外食と決めていたので早めに帰宅し長電路線バスで飯山市街南町に向かった。5時前後とあって車中は下校した下高井農林高校の生徒が多く乗っていた。焼肉「楽苑」は開店時間を過ぎていたが暖簾がかかっておらず、扉を開け中を覗くと女将が「すみませーん、準備が遅れて」と中へ招いてくれた。豚バラをニンニク、キムチと鉄板で焼き特製タレを付けチシャナで巻き食べるという韓国風焼肉をいただいた。豚バラの脂が旨い、マッコリと良く合う。その後の豚トロも旨かった、生ビール1杯、マッコリ1瓶、瓶ビールでいい調子に出来上がり勘定してもらった。8時を過ぎていたのでバスは無くタクシーで帰ることにした。F氏は少しぶらぶら歩くというので駅のタクシー乗り場まで10分ほど歩くことにした。だが店を出ていきなり「寒い―、タクシー拾って―」とF氏。歩くと言い出したのは誰なんだ。

鰤しゃぶと水尾で

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午後３時前にＦ氏が到着した。早速に夕食の買い出しにＴＳＵＲＵＹＡへ向かった、希望のメニューは「鰤しゃぶ」。鰤はしゃぶしゃぶ用にパックされたものを２パック、白菜キノコ豆腐しらたきネギを買い揃えた。水尾の一味（hitoaji）1.8l瓶はお勧めの日本酒だ。
部屋へ帰って下ごしらえが済むと未だ5時前だった。少し早いが鰤しゃぶ開始、予想通り旨い鰤だ。無言で箸をすすめ、水尾を呑み人心地がついて時計を見るとまだ6時過ぎだ。このままだと7時に寝てしまうので買い置きの焼酎をソーダ割りで、豆菓子を噛みながら宴を続けることにした。
うだうだ言いながらやっていると時間は9時前、明日のスキーに備えて寝ることにした、予報は好天らしい。

まだまだ降る

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雪は更に降り積もっている。野沢温泉スキー場各コースは夜中の圧雪の上に10㎝程の新雪がありスピードは出ないものの柔らかく気持ちよい滑走が楽しめた。
明日２５日に友人のＦ氏が来るので、ここ数日の降雪はありがたい。