今回は、「伊万里 染付 山水人物文 深皿」の紹介です。
表面
裏面
高台内の銘:大明嘉靖年製
見た瞬間、「祥瑞」を思い起こします。
染付の発色といい、文様といい、はたまた、厚作りでズッシリと重く作られているところといい、いかにも「祥瑞」を連想させます。
この深皿は、多分、「祥瑞」をお手本にして作られたのでしょう。
ここにも、伊万里が、中国の明末・清初の影響を受けていることが覗えます。
製作年代: 江戸時代中期
サ イ ズ : 口径;21.4cm 高さ;4.7cm 高台径;11.0cm
例えば、お茶席に使う目的で特注されたのではないかと思うんです。
本物の祥瑞では高くて手が届かないので、その写しを特注したのではないかと思っているんです。
おっしゃるとおり、多分、この皿は普通の使用目のためのものではなく、お茶席に使うためのものだったのではないかと思っているんです。
あまり見かけないですものね。
それで、お茶席にとっては超高級品である祥瑞は買えないので、その写しを作ってもらったのではないかと思っているんです。私の、個人的な妄想ですが、、、(笑)。
落款も嘉靖年製ですから、特別な品として造られた品のように感じます。
「祥瑞」といえば、その多くは日本の茶人からの特注によって作られた品だと言われていますが
この品は古染付と祥瑞の両方の特徴を備えているように思います
こういった特徴的な品を見逃さないドクターさんの眼力はさすがです。
この品物を改めて拝見すると良い造りですよね。これだけの品物を造るとなるとかなり力が入っているというか。中期の中でも超がつく高級品と私は思います。江戸中期と言っても限りなく前期に近い。或は前期で働いていた陶工がまだ健在であったのではと感じます。有難うございます。
見ていて落ち着きますか、、、。
ありがとうございます。
でも、おっしゃられるように、図柄を見ていますと、不思議な感覚になりますよね(~_~;)
私も、「山水人物文」とはしましたが、果たして、「山水人物文」とすべきかどうか自信がありません(><)
仙人が、お花畑で遊んでいるようにも見えますし、、、(笑)。
私も、パッと見た目に、祥瑞だろうと思いました。
しかし、祥瑞にしては安すぎるな~と思いましたし、古伊万里にしては高すぎるな~と思いました。
つまり、どっちつかずの値段だったんですね(__;)
最終的には、古伊万里であろうと判断して買いはしましたが、なんとなく自信がなく、そのまま押入れに入れっぱなしにしてしまいました(~_~;)
今回、37年ぶりに対面したわけですが、古伊万里であろうという自信が持てるようになりました(^_^)
今は、古伊万里の値段が下がっていますので、結局は高い買い物だったことになりますね(><)
見ていて落ち着きますが。。。
絵を見ると不思議な感覚です。
川があって花があって
雲みたいなのに乗っている。
パッと見た目には、祥瑞そのものですね。
よく見ると、全体に生真面目です。やはり伊万里なのですね。
それにしても、ぶ厚い器胎まで写すとは、伊万里のやる気度が伺えますね(^.^)
私の所にも、伊万里か中国か迷う染付壺があります。いずれ、アップしますので判定をよろしく。