議会は閉会中ですが、文教厚生委員会が開かれました。
私は委員ではありませんので、傍聴しました。
議題は、当局より橋本幼稚園と橋本保育園の一体型保育を行うとの報告でした。
これは報告であり、議決を行うものではありません。
内容については、橋本幼稚園の耐震診断の結果(平成21年3月に判明)Is値が0.17と市内の文教施設最低で、補修するなら6700万円かかるという事でした。
そこで、近隣の橋本保育園を耐震診断したところIs値が1.07と全く問題ないことが判明した為、保育園に幼稚園児を移し、こども園のように一体型保育を行うという内容です。
もちろん、橋本中学校区では平成27年4月にこども園を建設する予定は変わりません。
それまでの急場しのぎという意味合いでの措置です。
そして今日初めて、橋本小学校跡地にこども園を建設する事が知らされました。
全てが財政の事だけで計画が進められています。
耐震診断の結果がわかって1年半経過しての計画報告です。
そして、今回橋本保育園を利用する目的で、耐震診断を行いました。
市内に11園ある保育園の内、新しい紀見、三石と、今回実施した橋本を除いた8園では耐震診断すら行われていません。
幼稚園、小・中学校は文部科学省の管轄で補助がありますが、保育所は厚生労働省の管轄で補助がないというのが理由と答弁がありました。
1園当りの耐震診断費は200万円です。8園合計で1600万円です。
何か大きな建物に、もっと予算出していませんか??
先ずは、命を守ること、特にこどもの予算は最大限確保しなくてはならないと思います。
財政は大事です。でも、自治体ですので、損得抜きでも守らなくてはならない事があるはずです。
今日もお子様とともに傍聴にお越しの保護者の方々もおいででした。
ちょっと保育内容などの点はまた別の機会に書かせていただきます。
子どもたちの為に、安全の為にこそ予算を使っていきたいと思います。