016年7月23日(土)曇り 25.5℃ 70%RH am7:50
童話と絵本の会の準備をしています。 お気に入りの童話や絵本があれば教えてください。
今日の絵本
_オスモンの こびと (1~2)
__フランスのむかし話 文 那須辰造 絵 赤星亮衛 センバ太郎 水沢研
__1967 研秀出版株式会社
__御器所教会蔵書
むかし、オスモンの おしろに、
やさしい とのさまと、おくさまの
ベルトひめが、すんで いました。
また、この おしろには、
まだ、だれも みた ことの ない、
こびとたちが すんで いました。
オスモンの おしろは、
あんまり ふるくて たおれそうです。
おくさまは、とのさまに いいました。
「あたらしい おしろを つくる ことに
しましょうよ。」
けれども、とのさまは かんがえこみました。
「この おしろには、わたしたちの しあわせを
まもって くれる、こびとが すんで いる。
おしろを こわしたら、こびとたちが こまるだろうよ。」
「そうね。きのどくですね。」
やさしい ふたりは、たおれかかった おしろで
がまんする ことに しました。
その ばん、とのさまと おくさまは、
ふしぎな おとを きいて、めを さましました。
みると、りっぱな ふくを きた、としよりの こびとが、
たくさんの こびたちを つれて、たって います。
こびとは、おじぎを して いいました。
「どうか、この おしろを たてなおして ください。
わたしたちは、あたらしい おしろに なっても、
また ここに すむ ことに しました。
わたしたちは、おふたりが だいすきです。」
そう いうと こびとたちは、
どこかへ きえて しまいました。
こびとたちが さんせいして くれたので、
三ねんの うちに、あたらしい おしろを
つくる ことに なりました。
つぎの ひから まいにち、
おおぜいの ひとが はたらきに きました。
たくさんの いしや ざいもくが はこばれました。
けれども あたらしい おしろは
なかなか できあがりません。
たちまち 三ねん たって しまいました。
みんなは、うでを くんで かんがえこみました。
すると、ふしぎな ことが おこりました。
あさ、おしろへ いって みると、
きのうよりも よけいに、しごとが すすんで いるのです。
よるの うちに、いしがきは、すこしずつ たかく なり、
はしらは、二、三、ぼんずつ よけいに たって いるのでした。
あるあさ、いしやさんが おしろで、
ちいさな ちいさな くるまを みつけました。
これは かわいい。まるで おもちゃみたいだ。
うちの こどもに みせて やろう。」
いしやさんは、くるまを
ポケットに いれて かえりました。
いしやさんは、くるまを こどもたちに
みせようと しました。
すると、ふしぎ ふしぎ。
くるまは、ぴょい ぴょいと、
ひとりでに うごいて いくでは ありませんか。
「こりゃ、まて まて。」
けれども くるまは、おしろの なかへ、
はねて いって しまいました。
この はなしを きいて、
とのさまは おおわらい。
「それは、こびとたちの いたずらだよ。」(つづく)
御器所教会 ここをクリックすると、きよらかなパイプオルガンの音とともに、キレイなホームページが開きます。
ぜひご訪問ください。
Pm16:00~、教会で説教録音を2台のパソコンに保存しました。また明日の礼拝の準備の手伝いをしました。
/kaeru_wel/}

御来訪ありがとうございます。
童話と絵本の会の準備をしています。 お気に入りの童話や絵本があれば教えてください。
今日の絵本
_オスモンの こびと (1~2)
__フランスのむかし話 文 那須辰造 絵 赤星亮衛 センバ太郎 水沢研
__1967 研秀出版株式会社
__御器所教会蔵書
むかし、オスモンの おしろに、
やさしい とのさまと、おくさまの
ベルトひめが、すんで いました。
また、この おしろには、
まだ、だれも みた ことの ない、
こびとたちが すんで いました。
オスモンの おしろは、
あんまり ふるくて たおれそうです。
おくさまは、とのさまに いいました。
「あたらしい おしろを つくる ことに
しましょうよ。」
けれども、とのさまは かんがえこみました。
「この おしろには、わたしたちの しあわせを
まもって くれる、こびとが すんで いる。
おしろを こわしたら、こびとたちが こまるだろうよ。」
「そうね。きのどくですね。」
やさしい ふたりは、たおれかかった おしろで
がまんする ことに しました。
その ばん、とのさまと おくさまは、
ふしぎな おとを きいて、めを さましました。
みると、りっぱな ふくを きた、としよりの こびとが、
たくさんの こびたちを つれて、たって います。
こびとは、おじぎを して いいました。
「どうか、この おしろを たてなおして ください。
わたしたちは、あたらしい おしろに なっても、
また ここに すむ ことに しました。
わたしたちは、おふたりが だいすきです。」
そう いうと こびとたちは、
どこかへ きえて しまいました。
こびとたちが さんせいして くれたので、
三ねんの うちに、あたらしい おしろを
つくる ことに なりました。
つぎの ひから まいにち、
おおぜいの ひとが はたらきに きました。
たくさんの いしや ざいもくが はこばれました。
けれども あたらしい おしろは
なかなか できあがりません。
たちまち 三ねん たって しまいました。
みんなは、うでを くんで かんがえこみました。
すると、ふしぎな ことが おこりました。
あさ、おしろへ いって みると、
きのうよりも よけいに、しごとが すすんで いるのです。
よるの うちに、いしがきは、すこしずつ たかく なり、
はしらは、二、三、ぼんずつ よけいに たって いるのでした。
あるあさ、いしやさんが おしろで、
ちいさな ちいさな くるまを みつけました。
これは かわいい。まるで おもちゃみたいだ。
うちの こどもに みせて やろう。」
いしやさんは、くるまを
ポケットに いれて かえりました。
いしやさんは、くるまを こどもたちに
みせようと しました。
すると、ふしぎ ふしぎ。
くるまは、ぴょい ぴょいと、
ひとりでに うごいて いくでは ありませんか。
「こりゃ、まて まて。」
けれども くるまは、おしろの なかへ、
はねて いって しまいました。
この はなしを きいて、
とのさまは おおわらい。
「それは、こびとたちの いたずらだよ。」(つづく)
御器所教会 ここをクリックすると、きよらかなパイプオルガンの音とともに、キレイなホームページが開きます。
ぜひご訪問ください。
Pm16:00~、教会で説教録音を2台のパソコンに保存しました。また明日の礼拝の準備の手伝いをしました。
/kaeru_wel/}



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