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童話と絵本の会

楽しい童話や絵本を集めています。気にいった童話や絵本があればお知らせください。

話と絵本の会 2017.10.29 しんぞうを かくした きょじん(ノルエー)(1~4) 

2017-10-29 22:16:50 | サ行の絵本
2017年 10月 29日(日)雨台風22号 15℃ 83%RH am8:25
童話と絵本の会の準備をしています。 お気に入りの童話や絵本があれば教えてください。

今日の絵本
_しんぞうを かくした きょじん(ノルエー)(1~4) 
__北欧のむかし話 文 谷川慧子 絵 山中冬児 清水美智子 油野誠一 池田浩彰 
___1967 研秀出版株式会社 
___御器所教会蔵書

むかし、おうさまと、
七にんの おうじが
いました。
ある とき、うえの
六にんの おうじたちは、
およめさんを さがしに
いく ことに しました。
いちばん とししたの、
アシェラッドおうじだけ、
おうさまの そばに
のこりました。

六にんの おうじたちは、
おひめさまを さがして
たびを つづけました。
そして、とうとう、
六にんの うつくしい
おひめさまの いる、
おしろに つきました。
のぞみが かなって、
おうじたちは、おひめさまを
つれて かえる ことに なりました。
六にんの おうじと、六にんの
おひめさまのぎょうれつが、
ある おおきな いえの まえまで
きた ときです。
なかから、ひとくいの きょじんが
あらわれました。
「うるさい やつらだ。」
そう いって、きょじんは、
ぎょうれつを ひとにらみ しました。
すると、たちまち みんなは、
いしに なって しまいました。

おうさまが いくら まって いても、
六にんの おうじたちは、かえりません。
ある ひ、アシェラッドおうじが いいました。
「ぼくが、 にいさんたちを さがして きます。
たびに いかせて ください。」
「おまえまで、わたしを おいて いくのか。」
おうさまは かなしみましたが、
おうじが ねっしんに たのむので、
とうとう ゆるして やりました、

アシェラッドおうじは、たびに でました。
しばらく して、一わの からすに あいました。
「どうか、たべものを ください。
きっと、おやくに たちますから。」
「かわいそうに。これを おあがり。」
おうじは たべものを わけて あげました。
しばらく いって、かわを わたろうと すると、
一ぴきの さけが、いわの あいだで もがいて います。
「どうか、みずの なかに もどして ください。
きっと おやくに たちますから。」
おうじは さけを、 かわに もどして やりました。

おうじが、たびを つづけて いくと、
こんどは、おおかみに あいました。
「おなかが ぺこぺこで、しにそうです。
どうか、あなたの うまを ください。」
「おおかみくん。きのどくだけど、
きみに うまを あげたら、ぼくが こまるよ。」
「だいじょうぶですよ。わたしに おのりなさい。
きっとおやくに たちますよ。」
おうじは、しかたなく しょうちしました。
おおかみは おなかが いっぱいになると、
とても おおきく つよそうに なりました。
そして、おうじを のせると、
かぜよりも はやく はしりました。

あれが、きょじんの いえです。
おにいさまたちは、いしに されて、
にわに たって います。
いま、きょじんは でかけて いて、
おひめさま ひとりだけですから、
なかに はいって、おひめさまの
いう とおりに なさい。」
おおかみは、そう いって
すがたを けしました。
おうじが はいって いくと、
おひめさまは、びっくりして いいました。
「すぐに にげて ください。
みつかったら、たべられて しまいます。」
「ぼくは、きょじんを ころして、
にいさんたちを たすけたいのです。
よい ほうほうを おしえて ください。」
「きょじんは、じぶんの しんぞうを
どこかに かくして いるのです。
その しんぞうを みつけだして、
こわして しまわなければ だめですわ。
この ベッドの したに かくれて。
わたしたちの はなしを おききなさい。」

おうじが ベッドの したに かくれていると、
どすん どすんと、あしおとが して、
きょじんが かえって きました。
「おや。にんげんくさいぞ。」
「さっき、つぐみが、にんげんの ほねを
えんとつの なかに、あくるおとして いきましたの。
きっと、その においですわ。」
よるに なりました。
きょじんが ベッドに はいった とき、
おひめさまは たずねました。
「きょじんさま。あなたの しんぞうは
どこに しまって ありますの。」
「とぐちの しきいの しただ。」

あくる あさ、きょじんが でかけると、
おうじと おひめさまは、
とぐちの しきいの したを ほりました。
ほっても ほっても、しいんぞうは みつかりません。
「きっと、うそを ついたのですわ。
こんや、もう いちど きいて みます。」
そして おひめさまは、しきいいの うえに
きれいな はばを まきちらしました。
ゆうがた、きょじんが かえって きました。
「とぐちの しきいに、はなを まいたのは、だれだ。」
「わたしですわ。きょじんさまの しんぞうが
あそこに あると うかがったので、かざりましたの。」
「ばかめ。あんな ところに かくす ものか。
しんぞうは、かべの とだなの なかだ。」(つづく)

御器所教会  ここをクリックすると、きよらかなパイプオルガンの音とともに、キレイなホームページが開きます。
ぜひご訪問ください。


Am10:15~11:30、礼拝に出席。
マルコによる福音書 13章1~13節
「終末の徴」 
12時15分より、委員会に出席しました。

   
御来訪ありがとうございます。

童話と絵本の会 2017.10.02 しんぞうを かくした きょじん(ノルエー)(1~3) 

2017-10-16 20:06:19 | サ行の絵本
2017年 10月 16日(月)雨 14℃ 83%RH am7:45
童話と絵本の会の準備をしています。 お気に入りの童話や絵本がれば教えてください。

今日の絵本
_しんぞうを かくした きょじん(ノルエー)(1~3) 
__北欧のむかし話 文 谷川慧子 絵 山中冬児 清水美智子 油野誠一 池田浩彰 
___1967 研秀出版株式会社 
___御器所教会蔵書

むかし、おうさまと、
七にんの おうじが
いました。
ある とき、うえの
六にんの おうじたちは、
およめさんを さがしに
いく ことに しました。
いちばん とししたの、
アシェラッドおうじだけ、
おうさまの そばに
のこりました。

六にんの おうじたちは、
おひめさまを さがして
たびを つづけました。
そして、とうとう、
六にんの うつくしい
おひめさまの いる、
おしろに つきました。
のぞみが かなって、
おうじたちは、おひめさまを
つれて かえる ことに なりました。
六にんの おうじと、六にんの
おひめさまのぎょうれつが、
ある おおきな いえの まえまで
きた ときです。
なかから、ひとくいの きょじんが
あらわれました。
「うるさい やつらだ。」
そう いって、きょじんは、
ぎょうれつを ひとにらみ しました。
すると、たちまち みんなは、
いしに なって しまいました。

おうさまが いくら まって いても、
六にんの おうじたちは、かえりません。
ある ひ、アシェラッドおうじが いいました。
「ぼくが、 にいさんたちを さがして きます。
たびに いかせて ください。」
「おまえまで、わたしを おいて いくのか。」
おうさまは かなしみましたが、
おうじが ねっしんに たのむので、
とうとう ゆるして やりました、

アシェラッドおうじは、たびに でました。
しばらく して、一わの からすに あいました。
「どうか、たべものを ください。
きっと、おやくに たちますから。」
「かわいそうに。これを おあがり。」
おうじは たべものを わけて あげました。
しばらく いって、かわを わたろうと すると、
一ぴきの さけが、いわの あいだで もがいて います。
「どうか、みずの なかに もどして ください。
きっと おやくに たちますから。」
おうじは さけを、 かわに もどして やりました。

おうじが、たびを つづけて いくと、
こんどは、おおかみに あいました。
「おなかが ぺこぺこで、しにそうです。
どうか、あなたの うまを ください。」
「おおかみくん。きのどくだけど、
きみに うまを あげたら、ぼくが こまるよ。」
「だいじょうぶですよ。わたしに おのりなさい。
きっとおやくに たちますよ。」
おうじは、しかたなく しょうちしました。
おおかみは おなかが いっぱいになると、
とても おおきく つよそうに なりました。
そして、おうじを のせると、
かぜよりも はやく はしりました。

あれが、きょじんの いえです。
おにいさまたちは、いしに されて、
にわに たって います。
いま、きょじんは でかけて いて、
おひめさま ひとりだけですから、
なかに はいって、おひめさまの
いう とおりに なさい。」
おおかみは、そう いって
すがたを けしました。
おうじが はいって いくと、
おひめさまは、びっくりして いいました。
「すぐに にげて ください。
みつかったら、たべられて しまいます。」
「ぼくは、きょじんを ころして、
にいさんたちを たすけたいのです。
よい ほうほうを おしえて ください。」
「きょじんは、じぶんの しんぞうを
どこかに かくして いるのです。
その しんぞうを みつけだして、
こわして しまわなければ だめですわ。
この ベッドの したに かくれて。
わたしたちの はなしを おききなさい。」(つづく)

御器所教会  ここをクリックすると、きよらかなパイプオルガンの音とともに、キレイなホームページが開きます。
ぜひご訪問ください

   
御来訪ありがとうございます。

童話と絵本の会 2017.10.02 しんぞうを かくした きょじん(ノルエー)(1~2) 

2017-10-02 16:23:37 | サ行の絵本
2017年 10月 2日(月)雨 20.5℃ 77%RH am7:10
童話と絵本の会の準備をしています。 お気に入りの童話や絵本がれば教えてください。

今日の絵本
_しんぞうを かくした きょじん(ノルエー) (1~2)
__北欧のむかし話 文 谷川慧子 絵 山中冬児 清水美智子 油野誠一 池田浩彰 
___1967 研秀出版株式会社 
____御器所教会蔵書

むかし、おうさまと、
七にんの おうじが
いました。
ある とき、うえの
六にんの おうじたちは、
およめさんを さがしに
いく ことに しました。
いちばん とししたの、
アシェラッドおうじだけ、
おうさまの そばに
のこりました。

六にんの おうじたちは、
おひめさまを さがして
たびを つづけました。
そして、とうとう、
六にんの うつくしい
おひめさまの いる、
おしろに つきました。
のぞみが かなって、
おうじたちは、おひめさまを
つれて かえる ことに なりました。
六にんの おうじと、六にんの
おひめさまのぎょうれつが、
ある おおきな いえの まえまで
きた ときです。
なかから、ひとくいの きょじんが
あらわれました。
「うるさい やつらだ。」
そう いって、きょじんは、
ぎょうれつを ひとにらみ しました。
すると、たちまち みんなは、
いしに なって しまいました。

おうさまが いくら まって いても、
六にんの おうじたちは、かえりません。
ある ひ、アシェラッドおうじが いいました。
「ぼくが、 にいさんたちを さがして きます。
たびに いかせて ください。」
「おまえまで、わたしを おいて いくのか。」
おうさまは かなしみましたが、
おうじが ねっしんに たのむので、
とうとう ゆるして やりました、

アシェラッドおうじは、たびに でました。
しばらく して、一わの からすに あいました。
「どうか、たべものを ください。
きっと、おやくに たちますから。」
「かわいそうに。これを おあがり。」
おうじは たべものを わけて あげました。
しばらく いって、かわを わたろうと すると、
一ぴきの さけが、いわの あいだで もがいて います。
「どうか、みずの なかに もどして ください。
きっと おやくに たちますから。」
おうじは さけを、 かわに もどして やりました。(つづく))

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御来訪ありがとうございます。

童話と絵本の会 2017.09.28 しんぞうを かくした きょじん(ノルエー)(1) 

2017-09-28 20:40:46 | サ行の絵本
2017年 9月 28日(木)雨のち曇り 18.5℃ 84%RH am6:50
童話と絵本の会の準備をしています。 お気に入りの童話や絵本があれば教えてください。

今日の絵本
_しんぞうを かくした きょじん(ノルエー)(1) 
__北欧のむかし話 文 谷川慧子 絵 山中冬児 清水美智子 油野誠一 池田浩彰 
___1967 研秀出版株式会社 
___御器所教会蔵書

むかし、おうさまと、
七にんの おうじが
いました。
ある とき、うえの
六にんの おうじたちは、
およめさんを さがしに
いく ことに しました。
いちばん とししたの、
アシェラッドおうじだけ、
おうさまの そばに
のこりました。

六にんの おうじたちは、
おひめさまを さがして
たびを つづけました。
そして、とうとう、
六にんの うつくしい
おひめさまの いる、
おしろに つきました。
のぞみが かなって、
おうじたちは、おひめさまを
つれて かえる ことに なりました。
六にんの おうじと、六にんの
おひめさまのぎょうれつが、
ある おおきな いえの まえまで
きた ときです。
なかから、ひとくいの きょじんが
あらわれました。
「うるさい やつらだ。」
そう いって、きょじんは、
ぎょうれつを ひとにらみ しました。
すると、たちまち みんなは、
いしに なって しまいました。
 
御器所教会  ここをクリックすると、きよらかなパイプオルガンの音とともに、キレイなホームページが開きます。
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御来訪ありがとうございます。

童話と絵本の会 2017.01.30 三びきのいぬ(1~3完)

2017-01-30 23:23:36 | サ行の絵本
2017年 1月 30日(月)曇り一時雨 6.5℃ 78%RH am8:00
童話と絵本の会の準備をしています。 お気に入りの童話や絵本がれば教えてください。

今日の絵本
_三びきのいぬ (1~3完)
__ドイツのむかし話 文 星野慎一 絵 田名網敬一 久保雅勇 小林与志 箕田源二郎 滝原章助
__1967 研秀出版株式会社
__御器所教会蔵書 

ふたりの こどもが おりました。
おとうさんが なくなる とき、
にいさんは 三びきのひつじを、
いもうとは、ちいさな いえを もらいました。

「ぼくは、よのなかに でて、しあわせを みつけよう。」
そう いって 、にいさんは、
三びきの ひつじを つれて いえを でました。
ある とき、ひつじかいは、まちで
三びきの いぬを つれた
おとこに あいました。
「きみ。いい ひつじを つれて いるね。
どうだい。ぼくの いぬと
とりかえないか。
この いぬは、きっと
きみを しあわせに するよ。
この ちいさいのが
『たべものを もって こい』
これが『かみころせ』
こいつが 『てつを やぶれ』
という なまえだ。」

三びきの ひつじを、三びきの いぬと、とりかえっこした
ひつじかいは、また、たびを つづけました。
ある ひの こと。二とうだての ばしゃに であいました。
なかで、うつくしい おひめさまが、ないて います。
「もしもし。 どう したのですか。」
と、ひつじかいは たずねました。
「この あたりに すむ
りゅうに、おひめさまを 
とられて しまうのです。
と、ぎょしゃが こたえました。

ひつじかいは、おひめさまを
きのどくに おもって、
ばしゃの あとから ついて いきました。
ばしゃは、やまに つきました。
すると おそろしい おおきな
りゅうが あらわれて、おひめさまに とびかかろうと しました。
ひつじかいは、いぬを よびました。
「かみころせ」は、
おどりかかって、りゅうを
かみころして しまいました。

おひめさまは、ひつじかいに いいました。
「ぜひ。わたしの おしろへ きて ください。」
「三ねん たったら、きっと まいりましょう。」
そう いって、ひつじかいは、
のこって いた りゅうの きばを
ポケットに いれると、
また、たびだって いきました。
おひめさまを のせた ばしゃが、
はしの うえまで きた ときです。
ぎょしゃが いいました。
「おうさまに、あなたを たすけたのは、
この わたしだと おっしゃい。
それが いやなら、かわの なかへ なげこみますよ。」

おしろに かえると、
おうさまは たいそう よろこんで、
ぎょしゃを よんで いいました。
「おまえは、くにじゅうを たすけて くれた。
おれいに、ひめを、およめに やろう。
こんれいは、らいねんだよ。」
一ねんは すぐに たちました。
「おねがいです。もう 一ねんだけ、まって ください。」
おひめさまは、そう いって、くるとしも くるとしも、
こんれいの ひを のばして もらいました。
こうして 三ねん。とうとう こんれいの ひが きました。

ちょうど その ひ、三びきの いぬを
つれた ひつじかいが、やって きました。
「おうさま。あの ぎょしゃは、おおうそつきです。」
けれども、ひつじかいは、あやしまれて、
ろうやに なげこまれて しまいました。
ひつじかいは いぬを よびました。
「てつを やぶれ。」
すると いちばん つよそうな いぬが、
たちまち、ろうやの てつの とびらを かみきりました。
ひつじかいは、また さけびました。「たべものを もって こい。」

すると、よばれた いぬは、
おうさまたちが ごちそうを たべて いる、
おおひろまへ はいって いきました。
おひめさまは、いぬを みると、ひつじかいが きたことに
きづきました。
そして、おうさまに ほんとうの ことを はなしました。
ひつじかいが もっていた
りゅうの きばが、たしかな しょうこ です。
ひつじかいと、おひめさまは、
めでたく けっこんしました。
やくめを はたした 三びきの いぬは、
三ばの うつくしい とりに なって、
そら たかく とんで いきました。

御器所教会  ここをクリックすると、きよらかなパイプオルガンの音とともに、キレイなホームページが開きます。
ぜひご訪問ください

   
御来訪ありがとうございます。