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童話と絵本の会

楽しい童話や絵本を集めています。気にいった童話や絵本があればお知らせください。

童話と絵本の会 2018.10.31 ゴルゴーンたいじ(1)

2018-10-31 15:01:08 | カ行の絵本
2018年 10月 31日(水)曇り 13℃ 76%RH am7:30

童話と絵本の会の準備をしています。 お気に入りの童話や絵本があれば教えてください。

今日の絵本
_ゴルゴーンたいじ(1)
___ギリシアの神話物語 文 槙本ナナ子 絵 河野日出雄 和田義三 向井長政 清水耕蔵 
__1967 研秀出版株式会社 
__御器所教会蔵書

ある ところに、 アクリシス
と いう おうが ありました。
「ひめに はやく、 まごの
おうじが うまれますように。」
いのって いると、 かみさまが
あらわれました。
「ひめには、 おとこの 子が
うまれる。 けれど その 子に
おまえは ころされるだろう。」
その とおりに、 おとこの
子が うまれました。
おそろしく なった おうは、
あかんぼうを はこに のせて、
うみに ながしました。
はこは、 とおい しまに
つきました。
あかんぼうの ペルセウスは、
りょうしに ひろわれて、
だいじに そだてられました。
ペルセウスは、 かしこく
つよい わかものに
なりました。(つづく)

御器所教会 のホームペ-ジはhttp://www.gokiso-church.or.jp です。ステキなパイプオルガンの音とキレイな画面が出てきます。

   
御来訪ありがとうございます。

童話と絵本の会 2017.05.25 クーナンと あかい こうま(1~3完)

2017-05-25 22:47:21 | カ行の絵本
2017年 5月 25日(木)雨18℃ 78%RH am5:15
童話と絵本の会の準備をしています。 お気に入りの童話や絵本があれば教えてください。

今日の絵本
_クーナンと あかい こうま (1~3完)
__中国のむかし話  文 那須田稔 絵 井江春代 山本まつ 市川禎男 中尾彰 安泰 
__1967 研秀出版株式会社 
__御器所教会蔵書 

ある くにに、クーナンと いう
おとこのこが いました。
クーナンは、
かぜのように
はやく はしる
あかい こうまを
もって いました。

ある ひの こと。
クーナンは、のはらで おうさまに あいました。
「おい、クーナン。おまえの うまを よこせ。」
「いやです。この こうまは、ぼくの なかよしだもの。」
「おうさまの めいれいだ。うまを よこせ。」
けらいたちは、こうまを つれて いこうと しました。
「おねがいです。ぼくの うまを つれて いかないで ください。
その かわり、どんな けものでも、つかまえて きますから。」
ほほう。では、くさはらに すむ ばけものを つかまえて こい。」

クーナンは、おどろきました。
その ばけものと いうのは、どんな ゆうしにも
たいじ できない、おそろしい りゅうだったのです。
「さあ、あかい こうまを よこすか、
あすの あさまでに、
ばけものを たいじするか。どっちだ。」
と、おうさまは どなりました。
「ばけものを たいじして きます。」
クーナンは、おうさまに やくそくしました。

でも、クーナンには、
びょうきの おとうさんが います。
もしも、クーナンが、ばけものに
くわれて しまったら、
どんなに かなしむでしょう。
クーナンは、こまって しまいました。
すると、あかい こうまが いいました。
「ぼくに まかして おけよ。」

「たけの さきに、なわで わを つくりなさい。
じゅんびが できたら、しゅっぱつだ。」
クーナンは、こうまの いう とおりに しました。
そして、さおを かついで、こうまに のりました。
こうまは、すごい はやさで はしりました。
やがて おおきな かわに つきました。
かわを わたろうと すると、さかなや かえるが
ほねだけに なって、ながれて きます。
クーナンは、くさを みずに つけて みました。
くさは、たちまち とけて しまいました。
この かわは、さわった だけで しんで しまう、
おそろしい かわだったのです。
どう すれば、この かわを わたれるでしょう。
その とき、あかい こうまが いななきました。
「ひひーん。」

すると、つよい かぜが ふいてきて、
クーナンと こうまを、むこうぎしまで、
しゅっと はこんで くれました。
「ああ、たすかった。」
また、しばらく いく うちに、とつぜん、
まっかに やけた、おおきな いわが、
ころがりおちて きました、
こうまは、クーナンを のせたまま、
ひらりと よけました。
やまは ぼうぼう もえて いて、
ちかづく ことも できません。
その とき、こうまが なきました。
すると、しろい くもが
あつまって きて、
クーナンと こうまを
のせると、ふわふわと
ひの やまの むこうに
はこんで くれました。

くさはらを どんどん
かけて いくと、
きれいな あおい はなが
いっぱい さいて いる、
のはらに でました。
クーナンが みとれて いると、
かぜが ふいて きて、
ささやきました。
「この はなの みつを のむと、
どんな びょうきでも
なおって しまうよ。」
「そりゃ、すごい。
びょうきの おとうさんに
もって かえろう。」
クーナンは、はなを つみはじめました。
その とき、あかい こうまが
いななきました。
「ひひーん、ひひーん。」
みると、くろい たつまきが、
どど どど どどっ と
おしよせて きます。
クーナンは、こうまに
とびのりました。

くろい たつまきの なかから、
九つの くびを ふりながら、
りゅうが あらわれました。
そして、クーナンめがけて
おそいかかりました。
「がんばれ こうま。」
あかい こうまは、ひらり
ひらにと ちゅうがえり。
りゅうの まわりを
ぐるぐる まわります。
それに つられて、りゅうも、
くびを みぎへ ひだりへ
ぐるぐる ぐるぐる。
とうとう、九つの
くびが からまって
のびて しまいました。

「しめた。いまだ。」
クーナンは、さっと、
たけざおの さきの わを
りゅうの くびに かけました。
そして、ずるずる ひきずって、
むらへ かえって きました。
おうさまは、びっくり。
「ゆうかんな こだ。
ほうびを やろう。」
「いいえ。ほうびなんか いりません。」
クーナンは、びょうきの
おとうさんと いっしょに
あかい こうまに のって、
むらを でて いきました。
そして あおい はなの さく
のはらで、いつまでも
しあわせに くらしました。
 
御器所教会  ここをクリックすると、きよらかなパイプオルガンの音とともに、キレイなホームページが開きます。
ぜひご訪問ください。

   
御来訪ありがとうございます。

童話と絵本の会 2017.04.28 クーナンと あかい こうま(1~2)

2017-04-28 20:11:52 | カ行の絵本
2017年 4月 28日(金)晴れ 9.5℃ 68%RH am5:35
童話と絵本の会の準備をしています。 お気に入りの童話や絵本があれば教えてください。

今日の絵本
_クーナンと あかい こうま (1~2)
__中国のむかし話  文 那須田稔 絵 井江春代 山本まつ 市川禎男 中尾彰 安泰 
__1967 研秀出版株式会社 
__御器所教会蔵書 

ある くにに、クーナンと いう
おとこのこが いました。
クーナンは、
かぜのように
はやく はしる
あかい こうまを
もって いました。

ある ひの こと。
クーナンは、のはらで おうさまに あいました。
「おい、クーナン。おまえの うまを よこせ。」
「いやです。この こうまは、ぼくの なかよしだもの。」
「おうさまの めいれいだ。うまを よこせ。」
けらいたちは、こうまを つれて いこうと しました。
「おねがいです。ぼくの うまを つれて いかないで ください。
その かわり、どんな けものでも、つかまえて きますから。」
ほほう。では、くさはらに すむ ばけものを つかまえて こい。」

クーナンは、おどろきました。
その ばけものと いうのは、どんな ゆうしにも
たいじ できない、おそろしい りゅうだったのです。
「さあ、あかい こうまを よこすか、
あすの あさまでに、
ばけものを たいじするか。どっちだ。」
と、おうさまは どなりました。
「ばけものを たいじして きます。」
クーナンは、おうさまに やくそくしました。

でも、クーナンには、
びょうきの おとうさんが います。
もしも、クーナンが、ばけものに
くわれて しまったら、
どんなに かなしむでしょう。
クーナンは、こまって しまいました。
すると、あかい こうまが いいました。
「ぼくに まかして おけよ。」

「たけの さきに、なわで わを つくりなさい。
じゅんびが できたら、しゅっぱつだ。」
クーナンは、こうまの いう とおりに しました。
そして、さおを かついで、こうまに のりました。
こうまは、すごい はやさで はしりました。
やがて おおきな かわに つきました。
かわを わたろうと すると、さかなや かえるが
ほねだけに なって、ながれて きます。
クーナンは、くさを みずに つけて みました。
くさは、たちまち とけて しまいました。
この かわは、さわった だけで しんで しまう、
おそろしい かわだったのです。
どう すれば、この かわを わたれるでしょう。
その とき、あかい こうまが いななきました。
「ひひーん。」

すると、つよい かぜが ふいてきtr、
クーナンと こうまを、むこうぎしまで、
しゅっと はこんで くれました。
「ああ、たすかった。」
また、しばらく いく うちに、とつぜん、
まっかに やけた、おおきな いわが、
ころがりおちて きました、
こうまは、クーナンを のせたまま、
ひらりと よけました。
やまは ぼうぼう もえて いて、
ちかづく ことも できません。
その とき、こうまが なきました。
すると、しろい くもが
あつまって きて、
クーナンと こうまを
のせると、ふわふわと
ひの やまの むこうに
はこんで くれました。(つづく)
 
御器所教会  ここをクリックすると、きよらかなパイプオルガンの音とともに、キレイなホームページが開きます。
ぜひご訪問ください。

   
御来訪ありがとうございます。

童話と絵本の会 2017.04.27 クーナンと あかい こうま(1)

2017-04-27 17:16:06 | カ行の絵本
2017年 4月 27日(木)曇りのち晴れ 13.5℃ 60%RH am7:40
童話と絵本の会の準備をしています。 お気に入りの童話や絵本があれば教えてください。

今日の絵本
_クーナンと あかい こうま 
__中国のむかし話  文 那須田稔 絵 井江春代 山本まつ 市川禎男 中尾彰 安泰 
__1967 研秀出版株式会社 
__御器所教会蔵書 

ある くにに、クーナンと いう
おとこのこが いました。
クーナンは、
かぜのように
はやく はしる
あかい こうまを
もって いました。

ある ひの こと。
クーナンは、のはらで おうさまに あいました。
「おい、クーナン。おまえの うまを よこせ。」
「いやです。この こうまは、ぼくの なかよしだもの。」
「おうさまの めいれいだ。うまを よこせ。」
けらいたちは、こうまを つれて いこうと しました。
「おねがいです。ぼくの うまを つれて いかないで ください。
その かわり、どんな けものでも、つかまえて きますから。」
ほほう。では、くさはらに すむ ばけものを つかまえて こい。」

クーナンは、おどろきました。
その ばけものと いうのは、どんな ゆうしにも
たいじ できない、おそろしい りゅうだったのです。
「さあ、あかい こうまを よこすか、
あすの あさまでに、
ばけものを たいじするか。どっちだ。」
と、おうさまは どなりました。
「ばけものを たいじして きます。」
クーナンは、おうさまに やくそくしました。(つづく)
 
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御来訪ありがとうございます。

童話と絵本の会 2017.04.26 くまと ばあさまと シャオホン(1~3完)

2017-04-26 17:17:47 | カ行の絵本
2017年 4月 26日(水)曇りのち雨 15℃ 75%RH am5:25
童話と絵本の会の準備をしています。 お気に入りの童話や絵本があれば教えてください。

今日の絵本
_くまと ばあさまと シャオホン(1~3完) 
__中国のむかし話  文 那須田稔 絵 井江春代 山本まつ 市川禎男 中尾彰 安泰 
__1967 研秀出版株式会社 
__御器所教会蔵書 

むかし、ある ところに、
シャオホンと いう かわいらしい むすめが、
ばあさまと すんで いました。
ある とし、ばあさまは、はたけに
だいこんの たねを たくさん まきました。
ところが、でてきた だいこんは、
たったの 三ぼんきり。
ばあさまは、がっかり してしまいました。

「しかたがない。この ほそいのは
わたしが たべて、ちゅうぐらいのは
となりの ばあさまに やって、
ふといのを シャオホンに あげようね。」
ばあさまは、そう いって、かわで
だいこんを あらいはじめました。
すると、やまの てっぺんから、
くまが、かけおりて きました。
「おい。その だいこんを よこせ。
よこさないと、シャオホンを
くって しまうぞ。」
ばあさまは びっくりして、
いちばん ほそいのを
なげて やりました。
くまは、それを たべて しまうと
また、どなりました。
「だいこんを よこせ。よこさないと、
シャオホンを くって しまうぞ。」

ばあさまは、こんどは
ちゅうぐらいの だいこんを
ほうりなげました。
くまは、それも ぺろりと
たいらげると、また、どなりました。
「だいこんを よこせ、よこさないと、
シャオホンを くって しまうぞ。」
「これは シャオホンのだから やれん。」
ばあさまは、おろおろと いいました。
そこへ、むこうから、ぞろぞろと
ひとが やってくるのが みえました。
「ようし。それでは こんや、
シャオホンを くいに いくぞ。」
くまは、あわてて そう どなると、
やまへ かけあがって いきました。
ばあさまは、おいおい
なきだしました。
かなしく なりました。
そこへ、はりうりと、えびうりと、
あぶらうりと、いしうすを
かついだ おとこが
ちかづいて きました。

「ばあさま。なにを ないて いる。」
ばあさまは、わけを はなしました。
すると、はりうりは はりを、
ばくちくうりは ばくちくを、
あぶらうりは あぶらを、
エビうりはえびを、
いしうすを かついだ おとこは
いしうすを、ばあさまの まえに
ならべて いいました。
「これで、くまを やっつけて しまえ。」
いえに かえって きた ばあさまは、
はりと、ばくちくと、あぶらと、
えびと、いしうすを ほうりだすと、
おいおい なきだしました。
「シャオホンや。 こんや、くまが
おまえを たべに くるんだよ。」
「だいじょうぶ。おばあさま。
わたしが くまを やつけるわ。」
シャオホンは、げんきよく いいました。

よるに なりました。
さんかくやまの てっぺんから、
くまが、がらがら おりて きました。
「おい。とを あけろ。あけろったら。」
くまは、どんと、とを たたきました。
その とたん。くまは、
「うわあ。いてててて。」
と わめいて、とびあがりました。
りこうな シャオホンが、
とぐちに さして おいたはりが、くまの てに
つきささったのです。
くまは、かんかんに おこって、
うちの なかに とびこみました。
「シャオホンは どこだ。」

くまは、だいどころに
はいって きて、
なべの ふたを あけました。
すると、なかから、えびが とびだして、
くまの はなさきを、はさみで ぱちん。
「うわあ。いたたた。
こいつめ。にて くって やる。」
くまは、はなさきに ぶらさがった えびを
とると、なべの なかに ほうりこんで、
かまどに ひを つけました。
すると、かまどの ばくちくが、
「ぱぱーん」と、
くまの めに
とびこみました。
「ひゃ-っ。」
くまは、めを
つぶされて しまいました。
「なんにも みえん。
めだまよ、めだま。
どこへ いった。」
くまは、あっちへ ふら。
こっちへ ふら。
あっちへ ごつん。
こっちへ ごつん。

くまの かっこうが
あまり おかしいので。シャオホンは、
おもわず、ふきだして しまいました。
「いま わらったのは シャオホンだな。」
くまは、シャオホンに むかって きます。
「くまさん こちら、ての なる ほうへ。」
と、シャオホンは、はやしたてます。
「こいつめ。おれを ばかに したな。」
くまは、うなりながら、
シャオホンに ちかづいて きました。
「ああ、シャオホン。あぶない。」
ばあさまは、おおごえで さけびました。
「ようし。ばあさまも いっしょに
くって やる。
もう、かんべん できん。」

くまが、シャオホンに とびかかろうと
した ときです。
つるりと あしが すべって、
すってん ころりん。
りこうな シャオホンが、ゆかに
あぶらを こぼして おいたのです。
くまは、おきあがろうと しましたが、
つるり どたん、つるり どたん。
とうとう、はしらに ぶつかりました。
その とたん、はしらの うえの いしうすが、
ごろり ごろり おちて きて、くまは、
おせんべいみたいに ぺちゃんこに
されて しまいました。
シャオホンと ばあさまは、
くまを いけに ほうりこんで、 
おおわらいしましたとさ。

御器所教会 のホームペ-ジはhttp://www.gokiso-church.or.jp です。ステキなパイプオルガンの音とキレイな画面が出てきます。

   
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