10月13日(祝)
蛸薬師堂(たこやくしどう)さんで母親の御用を終えたのが11時30分頃。
そろそろお腹も空いて来たので昼食を食べることにしましょう。
目的のお店は蛸薬師堂がある新京極通の一つ西の寺町通沿いにあります。
これからその寺町通を京都市役所に向かい北へ上って行きます
しばらく歩くと南北に延びる寺町通と東西に延びる三条通が交差する場所に到着。
さあ、ここからお店まではあと少しです。
でもその前に、ちょっと気になるお寺があるので寄り道をして行きましょう
写真の中央に小さく見えているお寺さん。
代受苦地蔵(だいじゅくじぞう)として有名な矢田寺さんです。
代受苦地蔵というのは、人々の苦しみを代わって救って下さるお地蔵様のこと。
こちらがその矢田地蔵さんを安置する本堂です。
ご本尊の地蔵菩薩は地獄の火焔(かえん)の中に身を置いている姿で
立っておられます。
本堂の写真の真ん中の奥をよ~~く見ると、赤い火焔の一部が見えますよ
それではここで、矢田寺さんの御由緒(ごゆいしょ)を簡単に紹介しておきます。
こちらは金剛山矢田寺と号する西山浄土宗の寺で、通称、矢田寺の名で
知られています。
寺伝によれば、当寺は、平安時代の初め、大和国(奈良県)の矢田寺の
別院として五条坊門(下京区)に創建され、以後、寺地を転々とし、
天正7年(1579)に現在の地に移されたといわれています。
本堂に安置する本尊の地蔵菩薩(矢田地蔵)は高さ約2メートルの立像で、
小野篁(おののたかむら)が閻魔大王の要請により、奈良郡山(こおりやま)の
矢田寺の満慶(満米)(まんけい/まんまい)上人を冥土に招いた際、
そこで上人が出会った生身の地蔵尊の姿を彫らせたものといわれ、
俗に代受苦地蔵と呼ばれ、地獄で亡者(もうじゃ)を救う地蔵として
人々の信仰を集めています。
本堂には「矢田寺」の扁額(へんがく)と地蔵菩薩の種字(梵字)「カ」が書かれた
金色の灯籠(とうろう)が掛かっています。
そして、忘れてならないのがこの梵鐘(ぼんしょう)。
矢田寺さんの梵鐘は、六道珍皇寺の「迎え鐘」に対して「送り鐘」と呼ばれ、
死者の霊を迷わず冥土へ送るために撞(つ)く鐘として人々から信仰されており、
毎年お盆(8/16)の精霊送りには多くの参拝者で賑わいます。
ここで、鐘撞き堂(かねつきどう)ファンの私から情報を一つ。
こちらの梵鐘は一人一回だけ自由に撞(つ)くことが出来ますよーー
でも、くれぐれもご迷惑にならないように撞きましょうね。
さあ、寄り道はこれぐらいにして、そろそろ目的のお店に向かいましょう。
【今回の☆きらり☆なもの】
矢田寺(やたでら)
京都市中京区寺町通三条上ル523
TEL: 075-241-3608
拝観時間 8時~19時
料 金 無料/境内自由
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コメ、ご無沙汰している間に充実の京都を過ごされたんですね。
それに、とんぼ返りで一人京都、お友達との再会は楽しいひと時、ほんとよかったですね。
さすがに京都検定を受けられるだけあって、何でもお詳しいので感心しています。
もう少し紅葉も深まると、ヒヤッとして、京都らしい季節。
私は冬の京都がわりと好きです。
一日おきの濃い京都時間を楽しんだ後には、
日経平均の大暴落などのトンデモナイ状況が
待ち構えておりました
おかげで先週から仕事で大忙しの日々を送っております。
さて、今回の京都はほんと良かったですよ。
何が良かったって、やっぱ京都の空気に触れられたのが良かった。
それだけでも幸せを感じられた上に、
ブログで知り合った仲間と再会出来たのだから
言うことなしでした
いろんな意味で京都は私の心のオアシスです。
私が訪れた時、大原の三千院では紅葉が始まりかけていました。
これから京都は艶やかないい季節を迎えますよね。
冬の京都かあ。
私も冬の京都にはいい思い出があるので好きです。
寒いのは超苦手なんですけどね。
今年の冬は京都検定試験を受けに熱い思いで上洛予定です。
問題を前にヒヤヒヤしないことを願うばかりです(笑)