東林院の夜間特別拝観「梵燈のあかりに親しむ会」
【期間:10/10~10/19 18:00~20:30(受付終了) 拝観料:500円】
本堂の奥へと向かう途中、ふと、ある部屋で足が止まりました。
そこは和紙に墨で円相(えんそう)が書かれた燈籠(とうろう)のあかりが美しい空間。
壁には禅語の「日々是好日(にちにちこれこうじつ)」の文字が照らし出されていました。
実はこの言葉がこれから眺めるお庭のキーワードになるので覚えておいて下さいね。
さあ、このお部屋から少し進むと目の前が急に開けて来ました。
暗くてよく分からないけど、どうやら目的のお庭に着いたようです。
前方に目を向けると、そこには思わず息をのむほどの美しい空間が広がっていました。
本堂前庭に灯(とも)された多数の梵燈(ぼんとう)のあかり。
想像以上の美しさに思わず感動してしまいました。
梵燈のあかりに照らされ、闇に浮かぶ石仏たち。
「いらっしゃい。よく来たね」って言ってくれてるようです。
お茶席に向かって並ぶ梵燈のともしび。
お抹茶を頂きながら眺めるお庭はさぞかし格別でしょうね。
本堂前庭の中央に目を向けると、
そこには今回のキーワードである「好日(こうじつ)」の文字が輝いていました。
「好日」の両脇には、燈籠(とうろう)に灯された「日々(にちにち)」と「是(これ)」の文字。
【日々是好日(にちにちこれこうじつ)】
人生は、生・老・病・死、喜怒哀楽(きどあいらく)の繰り返しである。
晴れも好(よ)し、雨の日もまたよしで、笑う時には笑い、泣くときは泣く。
ありのままを素直に受け止めて徹底する。
そこに感動があり、生きる喜びも湧(わ)いて来る。
朝、目がさめた・・・。息をしている・・・。生かされている・・・。
有り難いことである。
先程通った部屋の壁に浮かび上がっていたこの言葉が、
庭に灯(とも)された梵燈のあかりで心に深く染み渡るようです。
日々是好日(にちにちこれこうじつ)。
今日の上洛で過ごした一日が、私にとってのまさに好日だったんですよね
この夜間特別拝観「梵燈のあかりに親しむ会」に参加して、
ちょっぴり自分の心と向き合うことが出来たような気がしました。
さすがは禅寺、妙心寺さんです!(笑)
さて、そろそろ時間も遅くなって来たので本堂を出ることにしましょう。
tamさんとチビ小ちゃんと本堂の玄関を出た時には、
東林院の境内はすっかり真っ暗になっていました。
その闇(やみ)の中で白く輝く一輪(いちりん)の蓮(はす)の花。
玄関前の手水鉢(ちょうずばち)の水面に浮かんでいました。
暗闇に浮かぶ白い蓮の花はすごく幻想的でした。
東林院の門に向かって歩いて行くと、再び燈籠の優しい灯(あか)りが私たちを迎えてくれました。
よく見るとその灯(あか)りの先に何かが見えます。
ともしびに照らされたカワイイ石の仏様です。
「気をつけてお帰りなさい。またおこしやす」という言葉が聞こえてきそうです。
カワイイ石の仏様に見送られながら東林院を後にした私たちでした。
【今回の☆きらり☆なもの】
東林院(とうりんいん)
京都市右京区花園妙心寺町59
TEL: 075-463-1334
拝観時間 9:30~16:00 ※普段は非公開です。
特別公開 年に3回行われます。
●小豆粥で初春を祝う会: 1月12日~1月31日
●沙羅の花を愛でる会: 6月12日~6月30日
●梵燈のあかりに親しむ会: 10月10日~10月19日
※データは平成20年(2008)のものです。
↑
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【期間:10/10~10/19 18:00~20:30(受付終了) 拝観料:500円】
本堂の奥へと向かう途中、ふと、ある部屋で足が止まりました。
そこは和紙に墨で円相(えんそう)が書かれた燈籠(とうろう)のあかりが美しい空間。
壁には禅語の「日々是好日(にちにちこれこうじつ)」の文字が照らし出されていました。
実はこの言葉がこれから眺めるお庭のキーワードになるので覚えておいて下さいね。
さあ、このお部屋から少し進むと目の前が急に開けて来ました。
暗くてよく分からないけど、どうやら目的のお庭に着いたようです。
前方に目を向けると、そこには思わず息をのむほどの美しい空間が広がっていました。
本堂前庭に灯(とも)された多数の梵燈(ぼんとう)のあかり。
想像以上の美しさに思わず感動してしまいました。
梵燈のあかりに照らされ、闇に浮かぶ石仏たち。
「いらっしゃい。よく来たね」って言ってくれてるようです。
お茶席に向かって並ぶ梵燈のともしび。
お抹茶を頂きながら眺めるお庭はさぞかし格別でしょうね。
本堂前庭の中央に目を向けると、
そこには今回のキーワードである「好日(こうじつ)」の文字が輝いていました。
「好日」の両脇には、燈籠(とうろう)に灯された「日々(にちにち)」と「是(これ)」の文字。
【日々是好日(にちにちこれこうじつ)】
人生は、生・老・病・死、喜怒哀楽(きどあいらく)の繰り返しである。
晴れも好(よ)し、雨の日もまたよしで、笑う時には笑い、泣くときは泣く。
ありのままを素直に受け止めて徹底する。
そこに感動があり、生きる喜びも湧(わ)いて来る。
朝、目がさめた・・・。息をしている・・・。生かされている・・・。
有り難いことである。
先程通った部屋の壁に浮かび上がっていたこの言葉が、
庭に灯(とも)された梵燈のあかりで心に深く染み渡るようです。
日々是好日(にちにちこれこうじつ)。
今日の上洛で過ごした一日が、私にとってのまさに好日だったんですよね
この夜間特別拝観「梵燈のあかりに親しむ会」に参加して、
ちょっぴり自分の心と向き合うことが出来たような気がしました。
さすがは禅寺、妙心寺さんです!(笑)
さて、そろそろ時間も遅くなって来たので本堂を出ることにしましょう。
tamさんとチビ小ちゃんと本堂の玄関を出た時には、
東林院の境内はすっかり真っ暗になっていました。
その闇(やみ)の中で白く輝く一輪(いちりん)の蓮(はす)の花。
玄関前の手水鉢(ちょうずばち)の水面に浮かんでいました。
暗闇に浮かぶ白い蓮の花はすごく幻想的でした。
東林院の門に向かって歩いて行くと、再び燈籠の優しい灯(あか)りが私たちを迎えてくれました。
よく見るとその灯(あか)りの先に何かが見えます。
ともしびに照らされたカワイイ石の仏様です。
「気をつけてお帰りなさい。またおこしやす」という言葉が聞こえてきそうです。
カワイイ石の仏様に見送られながら東林院を後にした私たちでした。
【今回の☆きらり☆なもの】
東林院(とうりんいん)
京都市右京区花園妙心寺町59
TEL: 075-463-1334
拝観時間 9:30~16:00 ※普段は非公開です。
特別公開 年に3回行われます。
●小豆粥で初春を祝う会: 1月12日~1月31日
●沙羅の花を愛でる会: 6月12日~6月30日
●梵燈のあかりに親しむ会: 10月10日~10月19日
※データは平成20年(2008)のものです。
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実は私、夜間の特別拝観は未体験なのです。
幻想的でとても素敵ですね。
そして「日々是好日」という言葉。
一見当たり前のように感じますが、
とっても心にしみ入るありがたいお言葉だと思います。
一度はこんな雰囲気に包まれてみたいな
そのためにはやはりどんどん京都へ通わなくては
次回の京都のテーマが見えてきたような気がしました
夜間特別拝観は今回が初めてだったのですが、
「見に来て良かった」って心から思える催しでした。
私の京都の旅は基本が「日帰り弾丸ツアー」なので、
普段なかなか夜の京都を楽しむことが出来ません。
だから今回の体験は私にとって「京都の魅力、再発見」になりました。
kunkunさんも機会があったら是非、
夜間特別拝観を楽しんでみて下さいね。
DNAが揺さぶられること間違いナシですよ!(笑)
お互いどんどん京都に行って、もっと京都を好きになりましょうね