土手猫の手

《Plala Broach からお引っ越し》

階上より

2008-06-24 22:05:49 | 歌日記

オフィス街高きより見て驚きぬ自転車の数短パンの数 (男性)

プリントと周り見較ぶ(みくらぶ)学生に「二軒隣」の声は届かず

六月(みなづき)に天振り返る恟恟(きょうきょう)と (天上より)



今日は、比較的スラスラで;楽だった。(出が。出来で無く)
「詩」では悩んだけど。

で…結局、やっぱ、予想予告通り;に、なりました。

「共振」
最後に「ふたつは」を足しました。
これで;完了だと思います。やれやれ;

なるたけ、後で直しを入れたくないのだけれど…と、ぼやく。

いかんなぁ;



追伸。みなづきを「水無月」から意味の近い「六月」へ変えました。
「もうっ!半年経ってしまうよ;今年も!」ですね。



講釈の要は無し

2008-06-23 23:05:52 | 制作日誌
見切り発車を又やってしまった…まぁいい;と思う。
かなり、いいかげんだが。ちょっと、直すも足すも思いつかなかった。
俳句・短歌は(見切り)しないのに、詩;となると最近様子が違う。って他人事の様;

まとめる(完成)よりも、いきおい先行。昔はこんなんじゃ無かったのだけれど、どうしたのか。(他人事;)



「人はみな名前の文字に縛られる・・・・・」
という短歌が先だった「二分の一」
(「・・・・・」に入れる七七が決まらなくて長いこと放置してあった)
その日(6/21)の夢見の悪さから、反意?を感じ取り(逆の立場なら…)居ても立っても居られず殆ど衝動、まんまシンプルに投下;
けれどこれは、これで(この方が)良かったと満足している。(;)


「雨の夜ってよく眠れるんだよね。音のデカイ;程いい。」から始まった「共振」
さすがに途中で…「これでは作れんっ!;」って事で、方向転換。
6/21 に下書き(文章)してあったものを、起きてから「詩」用に削ぎ落として。して、う~ん、と唸り「ええぃままよっ!」で、投下。(自爆)

「最後にもう一言入れたい。音の座りが悪いのが気になる。悪い方がいいのかとも思う。」で、悩んだ。
後日加筆…かもしれない;これは。(「まぁいい」↑ じゃないのか?;)

以上、頼まれてもいない経過報告終了。


ライナーノーツって、経過記録で言い訳で自己満足で、ほとほと作者(私;)の為のものって感じですが。(見せられて迷惑って奴;)すみません。

テーマや語句の説明は本来、
タイトルの通りで、特に「詩」は作者からの講釈は要らない。のだろうと思います。
書く立場でも読む立場でも。(記すと、それに限定されてしまう)

だから、ここまでにしておきます。



さてここから先は、注釈。
入り用であると思われる注釈を一つ。「風物・夏」の一句目、簾と唐紙の事。

日本家屋は襖で仕切られていますが、それを外すと地続きの部屋になります。
(スイートルーム;旅館で小部屋にしたり大宴会場に使ったり等、しますよね)

襖は風を通すよう、冬以外は二枚ずつ左右に開け放しにしたりしますが。
真夏はそれでも暑い。見た目暑苦しいので涼感の為に襖は外され、代わりに垂れ簾(すだれ)が掛けられました。(建具替)
縁側やベランダに日よけに掛ける「あれ;」じゃなくて、装飾用の涼やかで美しい物です。

「からかみ」とは襖の別称ですが、今は余り聞きませんよね;
昔は、こちらの方をよく使っていたと思うのですが、やっぱ解らないかな?;と思って書いておきます。

『知ってます!』という方には失礼ですが。でしたが。
「然らば御免。」という事で;
ご容赦をば。下さいませ;

以上、報告と注釈でした。



追伸。現物を知りたい方は、簾と洗い張りの板は、探せば;きっとネットのどこかで見つかる(?)と思いますので、そちらで;宜しくお願いします。



No.17「共振」

2008-06-22 18:55:48 | 詩歌(創作)

やがて「バラバラ」と響く 

闇の中にただじっとして 聞き入る 

激しく窓を打つ 雨 

向き合う毎に いっそう 

縮まってゆく 


路面は遠く タイヤを走らせ これ見よがしの 

かすかな喧噪を 木偶坊を 繰り返す 



   消えゆく記憶 

ガラス一枚の隔たりに増幅される 

振れるがままに留まる 

   ふたつは 

ものだけを掴んでいる 


   ふたつは  



?  2008.6.22(6/24 加筆修正)



残り二つ

2008-06-20 15:01:46 | 歌日記

枝豆のざる上げる湯気満つ夕べ 


さてとてや 蚊取り線香 そそくさと 行水 浴衣 月見 枝豆 

塩ばいと固さ完璧手の伸びる豆ひと山の殻たちまちに



触、視、聴、と昨日。
残り、嗅と味、の今日。

真ん中のは…まるでおやじ;別に;私のある日の行動では無い!断じて。
原風景(?)太古;日本人の記憶って奴。


農家の方から分けて頂く(貰う)枝豆(に限らず作物全般だが)は、とにかく量が違った!
スーパーで 500円前後で買える一袋の量の 20倍はあった。枝付き。
「キャーッ!」( ← これは嬉しい悲鳴)
アルマイトの大鍋の二杯分(つまり二回)茹でたっけ。好物なので、なんら苦にはならなかったけど。


この時期になると山ほど食いたい、否、食べたい;誘惑に駆られる。
あの(山ほどの)至福を知っているというのは、今となっては不幸;かも…

と、昨今、恨めし気に棚を眺めてしまう私である。



風物・夏

2008-06-19 22:06:14 | 歌日記

唐紙を簾にし風招き入れ

洗い張り板並び立ち夏は来ぬ

裂(きれ)を剥ぐ糊のつんざき夏の声



一般家庭から消えた?;風景。
祖母の思い出。家屋、共有の庭(中庭?)での。


下の二句は…知らないだろうな~;私も辛うじてだから。
バリバリバリッ!っと、剥がすのが楽しいんだよね。子供にとっては遊びだから。
我先に、と姉妹でひっぺがす…

…歳がバレるな;別にいいけど;