土手猫の手

《Plala Broach からお引っ越し》

梅雨の走り

2018-06-26 09:51:39 | 日記
5/23だったか、用事のついでに寄った淡路町の「ワテラス」からの帰り道、前庭・広場の(地面から生えた)大きな白い羽の彫刻を通り過ぎた先の、一つ目の細い通りの前。
夕刻、七時近く、雨、赤信号。
向かいからやって来て止まったそれは、よく有るメタリックブルーでなく、キャンディー! ネオンカラー!

通常の倍くらいの明るさに見える、社名表示灯の真っ白煌々の光に、濡れたボディーが輝いて、鮮やかな抜けるような半透明の色を放って、見たことのない、タクシーとは思えない綺麗さ。雨の中の空色。
不思議な、色は、画は、音は「土曜日の恋人(山下達郎)♪」。

感嘆交じりの「変わってるね〜」の後に、「でも買いたくないね〜」の声。談笑は前に居た、三四十代の勤め帰りらしき男性二人(三人?)組。

個人タクシーか、ここらでは、というか、そもそもが珍しい車体が、また巡って来るか、また遭遇するか、可能性はかなり低いのだろうけど。
でも晴れた日の日中に見かけたら、それを考えると、雨の降る夕刻、宵にだけ在るタクシーであって欲しいな、等と考えたりして。
雨の中を。走ってみたら。

「ちょっと綺麗」と、思ってたでしょ本当は。きらきら眩い空色。