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同志社大学体育会航空部 活動日誌

同志社航空部の活動報告を公開中!

木曽川便り 訓練再開

2007年08月08日 | Weblog
3回重田です。

7月28日東北大学で発生したグライダー死亡事故。ウインチ曳航中70メートルで離脱し墜落した機体は、僕達が普段使っているのと同じASK23でした。あまりに身近な状況での事故だけに僕らも今回の出来事を重く受けとめています。

学連の安全対策会議で話し合われた結果、今回の事故の原因として搭乗者が急激なサブGに対応できず正確な判断・緊急操作が行えなかった可能性が考えられるそうです。(詳しい説明は省きますが…)
そのため今後は搭乗者のサブGに対する耐性の確認を兼ねて、単独飛行前の緊急対処訓練同様、サブGコンデョションでの訓練を全てのグライダー搭乗者に課すこととなりました。


事故から1週間が経過し、訓練が再開された木曽川滑空場。3回重田・岩井は昨年全国制覇を果たした名古屋大学の合宿に8/6~8/7と2日間だけではありますが外人参加して来ました。早速サブG訓練も受け、10月の自家用操縦士実地試験受験を目指し順調にソロ数を増やしています。

今回、外人参加するにあたって日本一の航空部がどのように合宿を行っているのか気になっていたのですが、実際に参加してみると彼らも僕らと同じ普通の大学生、普通の航空部員。訓練風景も同志社のそれと同じ、いたって普通の合宿でした。どこがウチと違うのだろうか…?しばらく訓練を共にしている間に何となくそれが分かってきました。

まず部員全員の意識が高いこと。選手候補であろうと無かろうと皆が名大航空部の一員であるという自覚を持って活躍しているように思いました。とにかくみんなスキルが高い!そして何より名大の航空部員には競技会云々以前に個人としてはっきりした目標を持っているよう思います。監督がミーティングで1回生にこう言っていました。「早くディスカスに乗れるようになってください。」
ディスカスは昨年の全国大会で団体優勝を果たした名大のエース機体。1回生にとってディスカスに乗って飛んでいる4回生はまさにヒーローです。ディスカスはライセンサーでなければ乗れない。ディスカスで試合に出るには5時間の飛行経歴を貯めなければいけない。(訓練課程で使用するASK23であればすぐに試合に出られる)ライセンス取得がゴールでは無く、ディスカスに乗ること、ディスカスで試合に出ること、試合で勝つこと、それが名大航空部員の目標です。

ライセンサーもおらず、それ以上の目標も見えなかった数年前の同志社航空部のことを考えれば名大の環境は本当に羨ましいです。同志社の新機体がライセンス取得のさらに先の目標となれば、早い時期にライセンサーとなって試合で活躍する後輩が出て来てくれることでしょう。

はぁ・・・5年後の新入部員が羨ましい・・・
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1 コメント

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粋狂でござる。 (速見直喜)
2007-08-09 23:56:58
「・・・ライセンサーもおらず、それ以上の目標も見えなかった数年前の同志社航空部・・・」何故そのようなことに成ってしまったのかな、と今でもふと思うことがある。その当時の現役部員達は辛かっただろうな、と思うことがある。また、その当時の部に対する自分の姿を思うと、とても内心忸怩たる思いがある。

昨日、政 会長より75周年記念事業募金活動の件に対する計画案が届いた。いよいよ来たか、と言う心境です。
50周年、60周年も参加させて頂きました。同志社航空部
周年に対する最後のご奉公と思い、全力を尽くす所存であります。
現役部員の皆さんも、安全運航第一を柱にして、自分自身のため、航空部のため、そして、あとからやって来る者たちのため、精一杯部活に励んで下さい。

「同志社航空部ルネッサンス」!!我々は同志社です。


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