同志社大学体育会航空部 活動日誌

同志社航空部の活動報告を公開中!

トレセン記録 後半編

2023年12月03日 | 合宿

こんにちは、同志社1回稲山です。

私は、11/27〜12/3開催のトレセンに、後半の日程11/30〜12/3で参加しました。

普段同志社は人数の関係で単独合宿が多く、外参しない限り他大と交流する機会は少ないので、東海関西や九州から各大学が集うトレセンをとても楽しみにしていました。

 

今回参加した感想や、得た学びをブログに綴りたいと思います。

 

11/30(木)

 

妻沼のRW↓

 

初日は朝新幹線に乗り込み、妻沼滑空場に昼入りしました。埼玉までの距離は想像以上に遠く、移動だけで少し疲れました笑

 

この日は午後から訓練に参加。

初の関東の訓練所、且つ広々としたRWで練習出来る事に胸を躍らせながら、トレセンが始まりました。

普段訓練していた木曽川や福井とは異なる無線の入れ方、翼出し時に「機体名・オールアラウンドクリア・策名・準備よし」という声出しなどがあり、最初の方は戸惑いました。内野さんに妻沼でのRWワークを教えて頂き、午後の2時間ほどの訓練を有意義に使うことができました。

全国大会が行われる滑空場で、機体の取り回しや策付け翼出しなどの要領を掴めたことは、自分にとって大きな成果であったと思います。

この日は、予定していたフライトがキャンセルになったので発数を伸ばすことはできませんでしたが、その分妻沼でのRWワークをマスター出来たので、良かったです。

また、午後は風が10m/s以上吹いており、強い正体風を受ける中で訓練を行えたことも、自分の経験値をひとつ上げる要素となりました。

 

総発数は40発でした。

 

12/1(金)

 

朝焼け↓

2日目。

妻沼では、宿舎からRWが近く、朝6時起床6時45分出発でとてもゆったり朝の準備を行えました笑

昨日とは打って変わって、風が弱く訓練日和となりました。単座複座合わせて機体が4機ありましたが、組む動作に無駄がなく一瞬で全ての作業が終わりました。この効率の良さやチームワークを自大の合宿にも取り入れたいと感じます。

フライトは午前と午後に1発ずつ飛ばして頂き、学びの多いものとなりました。自分は20発を超えているにも関わらず、今までトリムセットや滑り修正、速度チェックなどを確実に行えていなかった事が発覚し、松本教官に徹底的に指導していただきました。まだまだ完璧とは言い切れませんが、要領は掴みました。基礎動作はどんな条件下であっても正確且つ冷静に行う必要があるので、これからも練習を続けていきコツを掴めるようになりたいです。

また、RWワークでは翼出しを行う時に、進入機に気づかないまま、オールアラウンドクリアの声出しをしてしまいました。ミスは、訓練を止める事にも繋がるので、一つ一つの動作に責任を持って動くよう意識したいです。

 

この日は、総発数62発となり、今までの反省も生かしながら効率良く訓練を行えた1日になりました。

 

12/2(土)

 

皆防寒対策バッチリです↓

3日目。

朝は0℃でRWは白銀の世界、関東の寒さを痛感しました笑

機体についた霜をセイムで取るところから始まり、訓練開始です。

2日目同様訓練日和で、ピス交があったにも関わらず総発数64発と、かなり伸びました。

この日は、フライトで離陸操作や第3第4旋回などを中心に三田村教官に教えて頂きました。「舵をどう取るか」「操縦桿をどう動かすか」ばかり考えて、手の操作で飛んでいると指摘があり、「景色を見て飛ぶ」ことがグライダー上達の基本であると理解しました。

また、滞空は出来ませんでしたが、条件が良かったのでサーマルに入る感覚(プラス)を体感でき、とても良い機会となりました。

トレセン組は第一滑空場を使っていたのですが、この日から第二滑空場も他大が使用していたので、上空で最大8機が飛び交う状況でした。上空での他機警戒は、機体の数が多いのでかなり集中して行う必要がありました。

RWワークでは、いかに自分で危険や状況の変化に「気づく」ことが出来るかが重要だと思います。他人に指示される前に自分から動く事を意識出来れば、より安全に効率良い訓練が出来るはずです。

 

3日目は流れが把握出来た中で参加したので、ここ2日でインプットした事をアウトプットした1日でした。

 

12/3(日)

 

夕焼け↓

4日目。

午前宿当だったので、午後約1時間半の訓練のみでした。

昨日の反省を復習してから飛んだことで、ミスの少ないフライトになりました。一連の流れや旋回の操作法を掴むことが出来たので、この感覚を忘れず次の合宿に臨みたいです。

 

全体の総括

 

 

初のトレセンは、正直どんなものか想像がつかないまま参加しました。しかし、予想以上に得られたものは多く、他大の同期や先輩との交流も深まりました。同じ同期にも上には上の存在がいて、発数や知識量の違いを知り、自分はまだまだだと痛感させられました。

また今回、名大の先輩と同志社4回内野さんの初ソロがあり、とても刺激になりました。70発貯める事と必要な技量や知識を得ることは、そう簡単なことではありませんが、私も先輩の背中を負って来年冬ごろにはソロに出れると良いなと思います。

4日参加した中で、訓練したのは実質3日ほどでしたが、発数は7発と、とても濃い時間となりました。

また1年後成長した姿でトレセンに戻ってきて妻沼を飛行出来るよう今後も精進していきます!

 

長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました🙇‍♀️

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トレセン2023中間報告 初ソロに出ました!

2023年12月01日 | Weblog

こんにちは、4回の内野です。

本日はトレセンでの訓練も5日目に差し掛かり、天候に恵まれたこともあってソロや単座での飛行が多く行われました。同志社からは自分が国内初ソロに出ることができました!

私は1年程前に総発数20数発でアメリカに渡りライセンスを取得しましたが、その後日本でソロに出ることができず、焦りを感じながらこの1年間を過ごしてきました。そんな中で固めて飛べる最後のチャンスとしてこのトレセンに全参を決めたのでした。

合宿初日から4日目まで、恐怖心から引き起こしが足りず、同じことを何度も繰り返してしまうフライトが続きました。そんな中でも私の担当だった松本教官は、ここさえ直れば大丈夫だから諦めるなと言って根気強く指導を続けてくださりました。

そして迎えた合宿5日目、今日こそは決めるという気持ちで自身の1発目に臨みました。早く場周に入り、地上でイメージしていた引き起こしをしたいと思っていましたが、そういう時に限ってサーマルに恵まれてしまい、14分も滞空をする結果となりました笑。肝心の引き起こしは、タイミングは微妙でしたが、後輪から接地することができたため、ソロに出られるかは、次のフライトに委ねられることとなりました。

そして回ってきた2発目、ソロの飛行で注意するポイントを確認されながら飛び、適切な姿勢で着陸をしました。機体から降りると、「次の13で準備しなさい、乗りたいんだろ?」とのお言葉を頂きました。

初ソロは、出発を待つ間にどんどんと緊張が高まっていき、ガチガチの状態での出発でした。(前の発航機の「ヒューズブラック真円です」の掛け声に「了解!」と答えてしまいました笑)

460mで離脱し、何度か旋回、同高度を飛んでいた立命23との交信を行い、余裕を持って300mでエントリーをしました。、、、とその途端-2の沈下帯に入り、速度を増速するも、どんどんと高度が落ちていきました。焦りながらも頭をフル回転させてRW側に経路を寄せることで事なきを得ました。怖かったと思いつつもフライトは続いています。そのまま第四旋回を回り残すところは着陸のみとなりました。

「速度チェック、パス角チェック、軸線修正、、、」

「フレアー、フレアー」(タイミング早かった!失速する!)

一度機首を下げてからもう一度引き起こし、、、

なんとか2点接地の姿勢での着陸となりました。

結果としては、早すぎる引き起こし、軸線のずれなど、改善していかなければならない着陸となりました。ただ、初めて日本の空を1人で飛んだ経験は一生忘れません。

1回稲山と写真撮影

最後に、本日のフライトで総飛行時間が40時間を超え、全国大会に必要なタスクが全て埋まりました。今後は一刻も早く単座に移行できますよう精進して参りますので応援よろしくお願いいたします。

 

コメント (2)
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