雪が降るような寒い時はN-2B、N-3Bのようなフライトジャケットが最も暖かいと思うのですが、
今、最も熱いのはやっぱりロフトジャケットでしょうか。
そんなわけで遂に買いましたので紹介したいと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/64/71b216ba743a2974dcdee8087fbc283b.jpg?random=b71e18c1dcdbb6a7f8fad226a76df5b4)
これこそがGen3のLevel7ジャケットです。
「レベル7って何よ?一方通行さんより強いの?」と思った方のためにGen3ECWCSについて解説。
旧来のECWCS(寒冷地拡張被服システム)に変わる新しいものでGen(generation)3の名が示すとおり、
第3世代に当たるもの。
これはレベル1から7までの各種被服を組み合わせる事で最大で-51.1℃の寒冷地でも使用できるシステムです。
Wikipediaから転載すると
・レベル1:薄手のポーラテック下着
・レベル2:やや厚手のポーラテック下着
・レベル3:上半身のみのポーラテックフリース
・レベル4:撥水性の軽量ウィンドブレーカー
・レベル5:ソフトシェル
・レベル6:透湿防水性パーカー
・レベル7:中綿入りソフトシェル
となります。
レベル3までの下着に対し、レベル4ウインドシャツ(ウインドブレーカーみたいな感じ)、
レベル5(撥水・防風のフードつきパーカー)、レベル6(防水・防風のフードつきパーカー。ゴアテックス)
とこのレベル7の組み合わせですね。(注:対になるトラウザースもあります)
似たようなものとして特殊部隊用のSOF-PCU(Special Operation Forces-Protective Combat Uniform)があり、
ちょっと紛らわしいです(笑)。
SOF-PCUのレベル7の場合、フードが取り外し式、ポケットの形状、ファスナーが止水ファスナー、色が濃いグレー、
両腕にベルクロがつく、などの違いがあるようです。
では、細部を見てみましょう。
先ずは背中側。
大して特徴は無いです。
中綿には「プリマロフト」と呼ばれる素材を使用。
これはダウンを超える保温性とダウンには無い速乾性と低アレルギー性を持つ素材で、
高級アウトドアウェアにも使われているようです。
というかアウトドア用からのスピンオンと言えるでしょうか。
また外側の素材にはレベル5と同様のEPICを採用。
これは撥水・防風機能を併せ持つ素材で、コーティングではなく繊維自体が性能を持っているため、
ゴワゴワ感がなく100回以上洗っても性能が落ちないと言われている。
「マシュマロスーツ」と特殊部隊員の間で呼ばれるように軽くて肌触りがよく、とても温かいです。
襟部のアップ。
前合わせは双方向性のファスナーを採用。
フードは襟裏に収納可能です。
ただ、旧来のECWCSパーカのように後ろから首の部分を絞る事はできません。
フードを出したところ。
左右のドローコードで絞る事が可能です。
コードロックはナイロンテープを通して固定されていますが、
ドローコードの先端も縫われているので扱い難いかも。
フードは大型になっており、ヘルメットの併用が可能(今やってみたので間違いない)。
また、フード内部にも中綿が入っているので温かいです。
画像では分かりませんが、襟部分の裏側にはベルクロがついているので
フードを出した状態でも襟を固定できるのが面白いです。
フードの内部は服の裏と同じく表生地よりやや濃い色のリップストップナイロン。
最後にフード外側。
ヘルメットを着用しない時などのためにベルクロで深さを調節できるようになっています。
画像が多いので後半へ続きます。
これ、上だけだとおいくらほどで買えるのかな。
ショップで新品だと上下セットで
結構なお値段みたいだけど。
実物の上だけはなかなか出てこないのですよ・・・。