やっと行けました
なかなか行けなかった「風駝屋(ふうだや)」さん(西荻窪)
お店の中に入るとBGMは流れていなくて、一組だけカウンターにお客さんがいて、しーんと静まり返っていました。
2つあるテーブル席は、予約が入っていたようで、カウンターへ。
「お料理の写真を撮ってもいいですか?」
「あぁ、どうぞ」
ここでやっと、のりちゃんを急に思い出しました
みんなが、「ほら、あののりちゃんのお店よ」というのですが、「風神亭」にも「ささら亭」にも、スタンプが何度もいっぱいになるほど行っていながら、いつも飲み食べとおしゃべりに夢中で、元気で愛想のいい女性スタッフがいたのは知ってるけど、のりちゃんなんて名前までは知らんわと思っていました。
でも顔を見て声を聞いた途端、記憶が蘇ったのでした
お通し。
思ったより味付けしっかり目です。
ワカサギ洋風南蛮漬けとキャロットラペ 580円。
ワカサギが骨まで柔らかく揚がっていてしっとりサッパリ
キャロットラペはクミンシードのアクセントがきいていてシャキシャキ
筍とつくねのあっさり煮 680円。
汁ものみたいに大きなお椀でおつゆたっぷり
この、レンコンいりつくねが食感もよく絶品
タケノコも甘くて、だし汁はやさしい味でホッとします。
サッポロラガー赤星
ぬか鰯焼き 480円。
日本酒に合いそうな酒の肴。
味が濃いので、大根おろしどっさりなのがうれしい
これだけのフードメニューを一人でこなす、手際の良さにびっくり
西荻はオーナーシェフさんが一人でやっているお店が多いですが、のりちゃんの手際の良さは一等賞かも
飲み物のおかわりは、待たされることなくすぐに出てくるし、時間のかかるお料理は、「お時間を少しいただきます」とちゃんとあらかじめ言ってくれて、そのせいか、そんなに待たされた感はありません。
大粒浅利 にんにくワイン蒸し。
にんにくとバターがほどよくきいていました。
家では、昼に作ってあたためなおして食べるおかず中心なので、出来立ての熱々のアサリのワイン蒸しがありがたい
スープももったいなくてチビチビと最後まで飲み干しました。
バケットがほしくなります。
お皿にはに足跡付きにゃんこ
ここにもにゃんこがいました
最初に飲んだレモンサワーが甘めだったのでチューハイ 450円。
チューハイには生レモンが入ってます
最初っからこれにすれば良かった
カブときゅうりの浅漬 300円。
飲み屋さんに行った時は、なるべく家で食べられるようなもんは食べないのですが、箸休めにいただきました。
おかわりするたびにレモンが増えていくので何杯飲んだかバレちゃいます
やまと豚 直火焼き 800円。
この日のメニューに二回も書いてあったので、きっと超おススメなんだろうとオーダー
焼き加減がこんがりちょうどよくて、お肉が甘くて、美味でございました。
辛子つけて食べると止まらなくなります。
エスニックひき肉ごはん温玉のっけ 680円。
もう限界なぐらい、かなりお腹いっぱいだったんですが、最初っから気になっていたこのメニューをどうしても〆にしたくて我慢できず。
温玉崩してピリ辛なひき肉とごはんと一緒に食べたら、お腹いっぱいなこと、忘れてガッツキました
我が家では、高齢者向け食事も作っていて、わりと薄味に慣れてしまっていることもあり、物によっては味付けがしょっぱめに感じましたが、お酒のアテとしては、多分、これが世間一般ではちょうどいい味の濃さなのだと思います。
「風神亭」や「ささら亭」は、わりとワイルドな名物料理が多いですが、こちらは、ひと手間かけた家庭料理系。
「のりちゃん、おかわりちょうだい」「のりちゃん、おあいそ」と人気者なのりちゃんのお人柄が、店内中にあふれているようなあったかい雰囲気のお店です。
多分、私のことは覚えていなさそうだったので、今回は「のりちゃん」と呼べませんでしたが、今度行ったら勇気を出して呼んでみます
お刺身もとてもおいしそうでしたが、前日に家でお刺身をしこたま食べたばかりだったので、この日はパス。
次回は、お刺身と、この日、残念ながら完売だった梅酒をソーダ割りでいただきに行きたいです
「じんから」の店主さんも風神亭出身。
好きなお店の卒業生が西荻にお店を次々にオープンしてくれて、ありがたいことです
風駝屋(ふうだや)のりこさんTwitter