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農水省元事務次官の息子殺害事件に思う悲しさ

2019-12-25 05:03:01 | 今思うこと
農林水産省元事務次官の息子殺害事件の報道があり、懲役6年の実刑判決、事務次官の釈放とあっという間に、重い事件の決着がついた。超エリートの父親が、引きこもりの息子を何とかまともな社会人に導こうと努力したことが数々の報道から十分うかがえる。自分がそういう状況になったらと思い浮かべても大変難しい問題である。家庭内のことは、他人にはわからず、日々の生活の中で徐々に出来上がり蓄積されていく。社会的に立派な親であればあるほど、自己の成功事例をもとに一方的に色々指示、アドバイスしてしまう。それが、子供たちにとっては、消化できない時に煩わしくなり、体力的に勝る時期に暴力行動に出る。それが家庭内だけでなくエスカレートし、世間への犯罪を恐れ、息子を殺害となったのではないかと推測する。時計を逆にもとせば、子供が悩み、苦しんでいるときに、一方的に、非難し指示するだけで終わっていたのではないか。そういうときほど、一緒にその解決にむけて実行動し、一緒に解決するという親子の成功実体験が必要ではなかったのか。忙しいエリート官僚であれば、十分考えられるはずであるが、そのような時間や心の余裕が不足していたのが最大の問題でもある。このような悲惨な事件を起こすようならば、仕事時間を割いても子供と一緒に解決してやることが必要ではなかったのか。そういう時期が過ぎてしまった時の対応としては、信頼できる人物への相談協力支援である。エリートであればあるほど、自己のプライドがあり、実行できないのである。人は学問、仕事などで出世や名誉を獲得しても、一般社会や家庭ではまた別の知恵考え行動力が必要なのである。やはり、人は自分一人では生きられず、お互いに助け合ってこそ、生活ができるのである。


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