AIが人間の知性を超える『シンギュラリティ』が、2045年に到来すると、米国の未来学者が発信して、AIの話題はますます高まり、日常茶飯事登場する。ムーアの法則(半導体の集積回路は2年で倍増)のおかげで、即時で世界の情報が得られる時代になったのは、事実である。定型的な単純作業は、ロボットが役を演じ成果が出る。さらに、複雑さを増す仕事も、解決に役立つビッグデータやディープラーニングで可能になる。しかし、まったく新しい問題が発生し、解決策を提示できるだろうかといえば、その場・タイミングでは不可となる。時間がたてば世界のノウハウ集により可能となろうが、究極的に、不可能なのが、人間の心・精神の問題である。現代は、科学技術の進歩で便利さと余暇はもたらされたが、心がそれに伴わずに、人間の幸福感は、満足されていない。最後まで残る課題は、人間の人間としてのあるべき姿を求める心である。だからこそ、心・精神をもっと鍛えなければと思う。